美術館

芥川龍之介が王様!?大正時代の文士村 田端に集まる理由(ワケ)がある

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:22 に投稿
芥川龍之介、室生犀星などの文士たちが暮らした大正期の田端。2人が『羅生門』『愛の詩集』など日本文学史上に光彩を放つ代表作を発表し文壇に地位を確立すると、友人・萩原朔太郎や、堀辰雄、中野重治などの若手作家が集い始めた。若手作家たちは詩の雑誌『驢馬』を発行し、田端から中央文壇へ一石を投じた。室生犀星はその頃の田端を「賑やか

芳年―激動の時代を生きた鬼才浮世絵師

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:22 に投稿
月岡芳年(天保10年~明治25年・1839~92)は江戸に生まれ、12歳で武者絵の名手、歌川国芳に入門。 幕末は武者絵を中心に、美人画、戯画など師の風に倣った作品を発表してきましたが、明治維新のきな臭い時代背景を通して、武者絵からリアルな戦闘画へと変化を見せます。この頃の作品をして“血みどろ絵”、“無惨絵”の芳年とした

[企画展]水を描く ―広重の雨、玉堂の清流、土牛のうずしお―

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:22 に投稿
本展では、山種美術館が所蔵する江戸時代の浮世絵から近代・現代の日本画まで、水が描かれた作品を厳選し、ご紹介いたします。奥入瀬渓流に取材した奥田元宋(おくだげんそう)《奥入瀬(秋)》、鳴門海峡の渦潮を描いた川端龍子(かわばたりゅうし)《鳴門》や奥村土牛(おくむらとぎゅう)《鳴門》は、川や海の流動する姿を生き生きと捉えてい

フィンランド陶芸―芸術家たちのユートピア

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:22 に投稿
フィンランドにおいて、ファイン・アートとしての陶芸が最も開花した1950~60年代。「黄金期」と呼ばれるこの時代に、北欧のモダンデザインとは一線を画す、フィンランド独自の陶磁器による表現が次々と生み出されました。 本展では、フィンランドを代表する製陶所アラビアの所属作家の作品を中心に、フィンランド陶芸を日本で初めて系

リトグラフ 石のまわりで

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:22 に投稿
このたび、武蔵野美術大学 美術館・図書館では、展覧会「リトグラフ 石のまわりで」を開催いたします。 リトグラフは版面を彫ることなく描画を転写します。18世紀末リトグラフの発明によりそれまでの凹版や凸版に新しい版種、平版が加わりました。石版石を素材とするこの新しい印刷方法は、19世紀から20世紀にかけて瞬く間に普及し、

金剛宗家の能面と能装束

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:21 に投稿
京都の金剛流宗家が所蔵される能面と能装束の展覧会です。幽玄の美を象徴する優品の数々を公開します。なかでも豊臣秀吉が愛蔵した小面三面「雪・月・花」のうち「雪」が同家に伝わっており、今回この「雪の小面」と、当館が所蔵する旧金剛宗家伝来の「花の小面」(重要文化財)が久方ぶりに再会します。 【ナイトミュージアム】 会期中毎週

巨匠たちのクレパス画展 ―日本近代から現代まで― 岡本太郎、梅原龍三郎、小磯良平、熊谷守一、猪熊弦一郎・・・

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:21 に投稿
子供のころ誰もが手にしたことのあるクレパス。クレヨンとパステルの良さを兼ね備えた画材として、1925(大正14)年に日本で発明されました。画面によく定着し、伸びやかで発色がよく、混色や塗り重ね、ひっかくなどの幅広い表現が可能です。クレパスが学校教材として普及したため、もっぱら子ども向けのものと思われがちですが、その優れ

国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:21 に投稿
白樺や樫の木の深い森、雪に覆われた大平原、木々の葉が金色に色づく黄金の秋、長い冬が終わって樹木や草花が芽吹く春。こうしたロシアの大自然に、画家たちは大いなるロマンを見出し、絵画の題材としてきました。 このような作品が多く描かれるようになった19世紀後半は、ロシア帝国が崩壊し、やがてロシア革命を迎える激動の時代でした。

琉球 美の宝庫

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:21 に投稿
多くの島々からなる沖縄は、かつては琉球と称され、東アジアを舞台に繁栄した海上王国でした。琉球王国では豊かな風土を背景に、華やかな染織やきらびやかな漆芸、中国・日本といった周辺各国から刺激を受けた絵画など、独自の美が生み出されます。 同展は、東アジアの文化を結び、新たな美としてひらいた琉球王国の輝きを展覧する機会として、

荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:21 に投稿
漫画家・荒木飛呂彦氏が1987年より連載を開始した『ジョジョの奇妙な冒険』は、2017年に誕生30周年を迎えました。 荒木氏の圧倒的かつ精緻な筆致によってジョースター家の血縁と因縁を描いた本作品は、力強く生きる主人公たちを中心とした数々の魅力的なキャラクター、印象的なポージングや斬新な擬音など、他では見られない革新的な