吉本直子 Naoko Yoshimoto   - 転生 Reincarnation -

ARTLOGUE 編集部2017/12/14(木) - 01:37 に投稿
「賽の河原のたまご積み」(2017) 

 

賽の河原では子供たちが石を積むという。
「一つ積んでは父のため、二つ積んでは母のため、三つ積んでは・・・」。
生と無生のへだたりを埋める行為が石積なのかもしれない。着る人のいなくなった衣服を漂白し丸く固めた。漂白によって過去の痕跡を消しつつもかすかなぬくもりを内包した原初の形、たまごにする。賽の河原の石積み気分で、たまごをどんどん積み広げる。
「一つ積んではいつか目を覚ます者のため、二つ積んではこれから来る季節のため、三つ積んでは・・・」。
横たわるたまご、転がるたまご、伸びるたまご。いつか孵化するときまで、鬼が来ませんように。

 

前回の個展では白い古着のシャツを用いて記憶を掬い上げ、在と不在の間に思いを馳せる発表をした吉本が、今回は「転生」をテーマに作品展開いたします。命の円環を綴った「洗う女考」を含む新作三点をはじめ、遺服を用いて再生の祈りを形にした「翅」(2015年制作)など、新たな想いのもと、衣服を素材・媒介として浮かび上がらせた生と再生の風景を二つのスペースを使ってご覧いただきます。

 

 

世界最高級、350時間かけ7%まで精米した日本酒「NIIZAWA」「NIIZAWA KIZASHI」12月12日発売開始 ! 2017年のラベルアーティストは名和晃平と町田久美。各1000本限定。

ARTLOGUE 編集部2017/12/12(火) - 14:50 に投稿
左:NIIZAWA 純米大吟醸 2017 名和晃平  右:NIIZAWA KIZASHI 純米大吟醸 2017 町田久美

 

世界最高峰、7%まで精米した世界最高級の日本酒 「NIIZAWA」と「NIIZAWA KIZASHI」の2017年版の発売を開始しました。

 

【演劇公演】粘土の味『オフリミット』

ARTLOGUE 編集部2017/12/10(日) - 18:16 に投稿

努力クラブを主宰する作家・演出家の合田団地と、したためを主宰する演出家の和田ながら。京都を拠点とし、奇しくも同じ2011 年に自身のユニットの活動を始め、またさらに1987 年生まれの同い年――作風のギャップとは裏腹に共通点の多いこのふたりが、このたび、新たなユニット「粘土の味」を結成しました。多彩なバックグラウンドをもつ出演者を迎え、合田が書き下ろす新作戯曲を和田が演出する、一対一の真剣勝負に臨みます。
さまざまな手が重なりながらこねあげられる粘土のかたちは、そして、その味は?

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【KAC TRIAL PROJECT / Co-program 2017 カテゴリーD(KACセレクション)】

粘土の味『オフリミット』


作|合田団地(努力クラブ)
演出|和田ながら(したため)

岡本太郎とメディアアート 山口勝弘-受け継がれるもの

ARTLOGUE 編集部2017/12/08(金) - 13:30 に投稿

アヴァンギャルドの一匹狼として、戦後日本の美術界にノンを突きつけた岡本太郎ですが、同時に分野を超えた新しい 芸術の展開を求める活動の中では、そこに集う若い芸術家達に惜しみのない支援を欠かしませんでした。その精神を受け 継ぎ、時代に先駆け独自の表現を確立していったアーティストに山口勝弘がいます。インターメディアの先駆けとなる「実 験工房」の時代からインタラクティブな関係をめざした「ビデオアート」や「環境芸術」など、アートとテクノロジー、 そして社会との関わりを掘り下げ、新たな表現に挑んだ山口。山口が次世代を継ぐ多くのアーティストを世に送り出した ことによって現代のメディアアートという分野が確立されたのです。 本展は、岡本太郎から山口勝弘、そして彼らの活動の先に開花したメディアアートを担う現代アーティスト 10 人の作品 を紹介するものです。会場では山口が岡本に捧げたオマージュ作品をはじめとし、現代アーティストの作品が岡本太郎の 展示空間でコラボレーションします。戦後日本の現代美術の原点から始まり、アートとテクノロジーの融合をめざした新 しい芸術分野の成立に至るメディアアートの歴史的な連続性を概観していただければと思います。