梅沢和木とTAKU OBATAは二人とも2000年以降に活動を始めた同世代のアーテイストです。
梅沢和木の作品は、パソコンの中から素材となる画像を探し、それらをコラージュによって一つの平面に凝縮させ、それを印刷し、上からアクリル絵の具などで加筆して作られます。つまり画像と現実を行き来しながら作り出す「絵画」なのです。本展は、会期スタート後の梅沢和木の新作も展示に加えてゆきます。
TAKU OBATAは、デフォルメされているがギリギリ身体の構造を保った人間の動きと、コンピューターがフリーズした水平垂直だけのバグのようにもみえる激しくデフォルメされた衣服、この二つの関係を追求し不思議な空間を作りだす。さらにOBATAは、それをあえて木彫というクラッシックな手法で彫り上げます。
つまり二人の作品は、現実空間とデーターの中の世界を自由に行き来できる私たちの時代精神が作り出したもの。今回の展覧会では、重力や伝統から解放された二人の作品から、「超えてゆく風景」をのぞいて見たい。
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開催概要
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会 場:ワタリウム美術館
会 期:2018年9月1日(土)~12月2日(日)
時 間:11:00~19:00
*毎週水曜日は21:00まで延長
休 館:月曜日
料 金:大人 1,000 円/学生(25 歳以下)800 円/小・中学生 500 円/70 歳以上の方 700 円
*ペア割引 大人2 人 1,600 円/学生2 人 1,200 円
*パスポート・チケット 1,500 円 (ご本人は会期中何度でも入場可。再入場の際は、ご本人であることを証明するものをご提示ください)
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