ル・コルビュジエ 絵画から建築へ――ピュリスムの時代

ARTLOGUE 編集部2018/10/17(水) - 02:30 に投稿

20世紀建築の巨匠ル・コルビュジエ(1887-1965)が設計した国立西洋美術館本館は、2016年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。開館60周年を記念して開催される本展は、若きシャルル=エドゥアール・ジャンヌレ(ル・コルビュジエの本名)が故郷のスイスを離れ、芸術の中心地パリで「ピュリスム(純粋主義)」の運動を推進した時代に焦点をあて、絵画、建築、都市計画、出版、インテリア・デザインなど多方面にわたった約10年間の活動を振り返ります。

第一次大戦の終結直後の1918年末、ジャンヌレと画家アメデ・オザンファンは、機械文明の進歩に対応した「構築と総合」の芸術を唱えるピュリスムの運動を始めました。そして、絵画制作に取り組みながら新しい建築の創造をめざしたジャンヌレは、1920年代パリの美術界の先端を行く芸術家たちとの交流から大きな糧を得て、近代建築の旗手「ル・コルビュジエ」へと生まれ変わります。

本展はル・コルビュジエと同時代の画家たちの美術作品約100点に、建築模型、出版物、映像など多数の資料を加えて構成されます。ル・コルビュジエが世に出た時代の精神を、彼自身が作り出した世界遺産建築の中で体感できる、またとない機会となるでしょう。

【出品作家】シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ(ル・コルビュジエ)/アメデ・オザンファン/パブロ・ピカソ/ジョルジュ・ブラック/フェルナン・レジェ/フアン・グリス/アンリ・ローランス/ジャック・リプシッツ

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開催概要
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会    期:2019年2月19日(火)~2019年5月19日(日)
会    場:国立西洋美術館
時 間:9:30~17:30
*9:30~20:00(毎週金・土曜日)
*入館は閉館の30分前まで
休 館:月曜日、5月7日(火)
*3月25日(月)、4月29日(月)、5月6日(月)は開館
料 金:一般1,600(1,400)円、大学生1,200(1,000)円、高校生800(600)円
*( )内は前売及び20名以上の団体料金
*上記前売券は2019年2月18日(月)まで販売。ただし、国立西洋美術館では開館日のみ、2019年1月20日(日)まで販売。
*中学生以下は無料。
*心身に障害のある方および付添者1名は無料(入館の際に障害者手帳を要ご提示)

※料金他詳細についてはこちらをご確認ください。

開催期間
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「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ――ピュリスムの時代」国立西洋美術館
展覧会ジャンル
展覧会
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