オールド・マスター

開催期間わずか3日間。ドリス・ヴァン・ノッテンが手がける珠玉の展覧会「INTERPRETATIONS, TOKYO 17世紀絵画が誘う現代の表現」を楽しむために。改めてみたい、映画『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』

芝田 江梨2019/03/27(水) - 18:30 に投稿

わずか3日間、原美術館で展覧会「INTERPRETATIONS, TOKYO 17世紀絵画が誘う現代の表現」が開催されます。

青山にある「ドリス ヴァン ノッテン」旗艦店のオープン10年目を記念して催されるこちらの展覧会では、ベルギー出身で17世紀のオランダで活躍したエラルート・デ・ライレッセの作品《アキレスとアガメムノンの口論》と《パリスとアポロがアキレスの踵に矢を向け命を狙う》、そしてそれらを現代の6名の作家が解釈、表現した作品が展示されます。

ライレッセの色鮮やかな2点の名画、6名の現代作家の内、堂本右美、蜷川実花、大庭大介が手がけるモノクロームの作品は「時間、国、色彩、表現方法を超えて対話する」というストーリーの下、青山の旗艦店オープン時の2009年から店舗を飾ってきました。

2019年、新たにドリス・ヴァン・ノッテンが選んだ3人のアーティスト安野谷昌穂、石井七歩、佐藤允によりアップデートされるそのストーリをどう読み解くか…展覧会に足を運ぶ前に、ストーリーを編むドリス・ヴァン・ノッテン自身について予習(既によくご存知の方は復習)していった方が、充実した体験になるかもしれません。

 

 

INTERPRETATIONS, TOKYO<br>17世紀絵画が誘う現代の表現

ARTLOGUE 編集部2019/03/27(水) - 16:06 に投稿

2019年3月、ドリス ヴァン ノッテンは東京の旗艦店、青山店のオープンから10年を迎えます。

この10年という節目を祝い、17世紀の画家、エラルート・デ・ライレッセ(1640-1711)による色鮮やかな巨大な2枚の絵画作品を、現代の日本人のアーティストたちがモノクロームで自由に解釈し、青山店の1階、2階それぞれに飾られた作品が、時間、国、色彩、表現方法を超えて対話する...というオープン時(2009年)のストーリーを改めてクローズアップ。10年を経た今、ドリス・ヴァン・ノッテンが最終選考した若手の日本人アーティストたちが新たにこの解釈をアップデートします。

元となる17世紀の2枚の絵画、10年前(オープン時)の解釈作品、そして10年後(今)の新たな解釈作品が新しいストーリーとなって繋がり、原美術館にて3日間限定で展示されます。

〈展示作品〉

2019 年春夏秋冬フレンチアート「FRANCE」

ARTLOGUE 編集部2019/03/06(水) - 02:36 に投稿
当館の展示作品中、最も作品数が多い国がフランスの268作品で、そのうちルーヴル美術館が118点、オルセー美術館が95点で続くなど、日本にいながらにしてフランスを旅した気分で美術鑑賞が楽しめます。アート、グルメ、歴史、ファッションなど、原寸大の絵画を通じてフランスが世界に誇る美の世界を体感できる、陶板名画美術館ならではの企画です。2019年は大塚国際美術館でフレンチアートを遊びつくそう!

「フェルメール展」大阪展、みどころ、公式グッズ、混雑状況、コラボメニュー…おすすめポイントまとめ!

高橋 亜美花2019/02/27(水) - 18:17 に投稿

誰もが一度は聞いたことがあるフェルメールという名前。《牛乳を注ぐ女》は彼の代表作として有名です。ところが、彼の生涯は謎に包まれ、残された作品もわずか35点ほど…。

今回の「フェルメール展」大阪展(2019年2月16日(土)~2019年5月12日(日))では、そのうちの6点が大阪市立美術館に集結します。

2018年10月5日〜2019年2月3日に上野の森美術館で開催されていた東京展への来場者数は68万人超え!

大人気の「フェルメール展」大阪展では、日本初公開の《取り持ち女》や大阪展限定公開の《恋文》など6点が展示されます。これは約60万人を集めた大阪市立美術館での「フェルメールとその時代」展(2000年)を上回って、西日本では過去最大になります。

そんな「フェルメール展」を
フェルメールが好きな方も、
ご家族でお出かけになる方も、
デートで訪れてみる方も、
より楽しんでいただけるようなみどころ・情報をまとめていきます!
 

カラヴァッジョ展

ARTLOGUE 編集部2019/02/07(木) - 02:37 に投稿
極めて写実的な表現と、光と影の強烈なコントラストを特徴とするカラヴァッジョの画風は17世紀のバロック絵画の形成に大きな影響を与えました。同展では、作品の素晴らしさ・希少さと破天荒な人生から神話化され、世界中で人気が高いカラヴァッジョの作品約10点と、後進作家たちの作品30点程度が展示されます。

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展

ARTLOGUE 編集部2019/01/15(火) - 10:46 に投稿
ロンドン・ナショナル・ギャラリーは、英国ロンドン中心部のトラファルガー広場に面した世界有数の美術館です。王室の収集を母体とした多くのヨーロッパの美術館とは違い、1824年に国家制定法により設立された美術館であることに最大の特徴があります。13世紀から20世紀初頭までのヨーロッパ絵画の様々な画派を網羅した約2,300点の作品を所蔵し、年間の来場者数は世界の美術館・博物館でもトップ5に入る500万人超を誇りながら、これまで館外で所蔵作品展が開催されることは一度もありませんでした。この度、日本初公開となるゴッホの傑作《ひまわり》をはじめ傑作約60点を一挙日本で公開することは、同館史上初の試みであり、歴史的な開催となります。

所蔵名品展 こころ - たのしい うれしい かなしい さびしい ・・・

ARTLOGUE 編集部2018/12/19(水) - 02:31 に投稿
当館のコレクションには、「人間」をテーマにしたものが数多くあります。 今回はその中から、たのしい うれしい かなしい さびしい…といった「こころ」の作品をご紹介いたします。 これらの作品からは、舞い上がるようなわくわくする気分、こころ踊るたのしさ、胸がしめつけられるような苦しみ、孤独のさびしさや不安などが伝わってきます。 本展では、暖かく包み込んでくれるような作品を描くシャガールやルノアール、明日の見えない不安を描いたピカソ、言い知れぬさびしさを覚える池口史子、明るい未来を彷彿させる河野里枝など、幅広く国内外の作家による作品を約40点展示いたします。 作品に込められたこころのさまをお楽しみください。

印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション

ARTLOGUE 編集部2018/12/11(火) - 13:10 に投稿
英国、スコットランド最大の都市グラスゴー。海運王ウィリアム・バレル(1861-1958)の豊富なコレクションから、コロー、マネ、ブーダンら19世紀フランス近代絵画、オランダのハーグ派、「グラスゴー・ボーイズ」や「スコティッシュ・カラリスト」などスコットランドの画家たちの作品を紹介する。 バレル・コレクションは、1944年にグラスゴー市へ寄贈、1983年から一般公開されてきたが、近年まで海外への貸出が制限されており、ドガの代表作《リハーサル》をはじめ、本展で公開されるバレル・コレクション全73点が日本初公開となる。 さらに、同市のケルヴィングローヴ美術博物館より、ルノワール、セザンヌ、ゴッホなど7点(うち3点日本初公開)を加え、総数80点を紹介する。

印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション

ARTLOGUE 編集部2018/12/11(火) - 12:47 に投稿
産業革命期に英国随一の海港都市として栄えたグラスゴー出身の海運王ウィリアム・バレル。彼は古今東西におよぶ様々なジャンルの芸術作品を集めてコレクションを築き、グラスゴー市に寄贈しました。その後、同市に美術館「バレル・コレクション」が設立し、一般公開されています。 本展では、9,000点以上にも及ぶバレル・コレクションの中から西洋近代絵画に焦点をあてた73点の作品と、同市のケルヴィングローヴ美術博物館が所蔵するゴッホやルノワールを含む7点の作品を展示いたします。日本初公開の知られざるドガの名作《リハーサル》をはじめ、バレルが独自の視点で収集した良質のフランス絵画のほか、クロホールら、スコットランド出身の画家や、オランダのハーグ派の作品を含む全80点を通じて、写実主義から印象派への流れをたどります。