現代美術

レイザーラモン展(ギャラリートーク ビデオ有り)

ARTLOGUE 編集部2019/01/19(土) - 17:26 に投稿

2019年1月11日(金)に吉本興業大阪本社 本館1Fスペースにオープンした「LAUGH & PEACE ART GALLERY OSAKA」。芸術のジャンルを取り払う新しいアート空間をコンセプトにした同ギャラリーで、記念すべき第一回目の個展となる「レイザーラモン展」が開催中です。

かつて番組企画にて世界的な活躍で知られる現代美術家村上隆氏の指導を受けたこともあるHGの絵画作品や、スニーカーを中心に据えた構図がInstagramでも人気の、RGによる「キモ撮り」フォトパネル等、是非足を運んでご覧ください。

ポーラ ミュージアム アネックス展 2019

ARTLOGUE 編集部2019/01/19(土) - 02:32 に投稿
本展では過去に公益財団法人ポーラ美術振興財団での若手芸術家の在外研修に対する助成において、採択されたアーティストの作品を展示します。 ポーラ ミュージアム アネックスでの発表をきっかけに、今後の活動に活かしていただきたいという趣旨から開始致しました。 今回も昨年に引き続きポーラ美術館木島俊介館長監修のもと、前期は「捨象と共感」、後期を「創生と技巧」というテーマにて、合計8名の作家をご紹介します。 若手芸術家の在外研修に対する助成とは、公益財団法人ポーラ美術振興財団が毎年実施している活動のひとつで35歳以下のアーティストを対象に海外での研修を援助し、日本の芸術分野の専門性を高めていこうとするものです。

パリに生きた銅版画家 長谷川潔展 ―はるかなる精神の高みへ―

ARTLOGUE 編集部2019/01/19(土) - 02:31 に投稿
パリで創作活動して評価を得た銅版画家、長谷川潔(1891-1980)の作品122点を展示し、その精神的表現世界を再考します。 併せて長谷川が敬愛したルドンや、さらにフランスで交流のあった画家らの作品45点も展示することで、長谷川の創作活動の背景を探りつつ作品の特徴や内容を浮き上がらせたいと思います。

大山エンリコイサム「Kairosphere」

ARTLOGUE 編集部2019/01/18(金) - 02:33 に投稿
ニューヨークを拠点に活動する大山エンリコイサムは、「クイックターン・ストラクチャー」と呼ぶ表現を用い、制作を続けるアーティストです。 「クイックターン・ストラクチャー」とは、地下鉄や都市の壁などにかかれたライティング(グラフィティ)の文字や色彩を取り除くことで見えてくる描線の型「クイックターン」を使用して画面を構築する、大山独自のスタイルです。彼は過去15年間にわたり、カンヴァスや壁、ファウンド・オブジェクト、さらにコム・デ・ギャルソンとのコラボレーション(2011年春夏パリ・コレクション)では衣服など、多様なメディアに「クイックターン・ストラクチャー」を展開してきました。 国内初の美術館での個展となる本展では、初公開となる新作の絵画《FFIGURATI #207》(2018年)を展示いたします。縦244cm、横幅914cmという過去最大の絵画作品は、15年間の制作活動で積み重ねられてきた「クイックターン・ストラクチャー」の集大成とも言えるでしょう。また、彼にとって制作の節目となった、アクリルを用いた立体作品《FFIGURATI #9》(2009年)も併せて展示することで、これまでの探究の軌跡をご覧いただけます。 【作家プロフィール】 大山エンリコイサム(おおやま・えんりこいさむ) 1983年、東京生まれ。慶応義塾大学卒業後、東京芸術大学大学院修了(2009年)。 エアロゾル・ライティングのヴィジュアルを翻案したモティーフ「クイックターン・ストラクチャー」をベースに壁画やペインティングを制作する。ポーラ美術振興財団在外研修員としてニューヨークにて研修(2013年)。 主な個展に「Improvised Mural」 ロンドン芸術大学チェルシー校(ロンドン、2015年)、「Windowsill」 ルミネゼロ(東京、2017年)、「Ubiquitous: Enrico Isamu ?yama」 マリアンナ・キストラー・ビーチ美術館(カンザス、2017年)、「Black」 タクロウソメヤコンテンポラリーアート(東京、2018年)など。著書に『アゲインスト・リテラシー―グラフィティ文化論』(2015年、LIXIL出版)。現在ニューヨーク在住。 【会場】 ポーラ美術館 アトリウム ギャラリー

驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ

ARTLOGUE 編集部2019/01/17(木) - 02:35 に投稿
本物と見まがう野菜や果物、自在に動く動物や昆虫、精緻な装飾や細かなパーツで表現された器やオブジェ…。近年注目の高まる明治工芸と、そのDNAを受け継ぐ現代の作家たちによる超絶技巧の競演をご覧いただきます。人間の手が生み出す奇跡のような技術に加え、洗練された造形センスと機知に富んだ、驚異の美の世界をお楽しみください。

ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展

ARTLOGUE 編集部2019/01/17(木) - 02:33 に投稿
1950年代からニューヨークで第一線のファッション・カメラマンとして活躍しつつ、80年代に商業写真から退き、世間から姿を消したソール・ライター(1923-2013)。2006年にドイツで出版された作品集により、83歳で大きく脚光を浴びることになりました。その後、展覧会開催や出版が相次ぎ、彼の生き様を取材した映画も2012年に公開されました(日本公開2015年)。 本展は、ニューヨークのソール・ライター財団所蔵の写真・絵画作品、その他貴重資料を一堂に集めます。「カラー写真のパイオニア」と称された創造の秘密に迫ります。

第22回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)

ARTLOGUE 編集部2019/01/15(火) - 10:46 に投稿
時代に先駆けて、たえず新たな挑戦を続けてきた岡本太郎。 岡本太郎現代芸術賞は、岡本の精神を継承し、自由な視点と発想で、現代社会に鋭いメッセージを突きつける作家を顕彰するべく設立されました。 今年で22回目をむかえる本賞では、416点の応募があり、創造性あふれる25名(組)の作家が入選をはたしました。21世紀における芸術の新しい可能性を探る、意欲的な作品をご覧ください。

鈴木敏夫とジブリ展

ARTLOGUE 編集部2019/01/15(火) - 10:46 に投稿
「鈴木敏夫とジブリ展」は、国内外問わず多くのファンを持ち愛され続けるジブリ作品を手掛けてきた、スタジオジブリの敏腕プロデューサー鈴木敏夫氏の“言葉”に注目した展覧会です。 一昨年の広島(筆の里工房)を皮切りに、昨年、名古屋(松坂屋美術館)と、金沢(金沢21世紀美術館)で開催され、好評を博した「スタジオジブリ鈴木敏夫言葉の魔法展」を元に、さらにジブリの魅力を詰め込みバージョンアップ。会場には、鈴木敏夫氏が書き下ろした書やイラストをはじめ、新たな時代へのメッセージを来場者に投げかける特別企画や、本企画展の会場となる神田明神とジブリのコラボレーショングッズの販売も予定しています。 作品の世界観をより多くの人に伝えるため、監督の意図を汲み作品と真摯に向き合うことで、その本質を「言葉」にして伝えてきた鈴木敏夫氏。その力強い“言葉”を見ただけで、きっと誰しも心に残る名場面を鮮明に思い出すとともに、ジブリの世界観に強く引き込まれるでしょう。 高畑勲、宮崎駿両氏と出会って40年、「風の谷のナウシカ」や「千と千尋の神隠し」、そして「風立ちぬ」、「かぐや姫の物語」まで、ジブリはどこから始まりどこへ向かうのか。展示では、鈴木氏による書やジブリ作品の資料を用いて、鈴木敏夫氏の「原点」から「今」を紹介することで、スタジオジブリの秘密に迫ります。

福沢一郎展 このどうしようもない世界を笑いとばせ

ARTLOGUE 編集部2019/01/15(火) - 10:46 に投稿

2018年に生誕120年を迎えた福沢一郎(1898-1992)。 1930年代の日本にシュルレアリスムを紹介し、前衛美術運動のリーダーとして活躍しました。戦時中は弾圧を受けますが、戦後は再び社会批評的な視点から人間群像の大作に取り組み、晩年は文化勲章を受章するなど波乱の人生を歩みました。 福沢は「謎めいたイメージ」の中に込めた知的なユーモアによって、社会の矛盾や人びとの愚かな行いを諷刺的に笑いとばしました。本展では油彩・素描・写真など約100点の作品から、福沢が時代の中でどのように社会と向き合い表現したのかを今日的視点から見直し、彼の作品を再評価していきます。 いかなる社会状況にあっても、エスプリの効いた社会批評をしたたかに続けた福沢の表現は、普遍的な人間批評の実践として、私たちが現在直面している表現や言論をめぐる様々な状況を考えるヒントを与えてくれるでしょう。 会場では担当学芸員による鑑賞ワークシートをご用意。福沢のシュールでユーモアにあふれたイメージを、いつもとちょっと違った角度から、謎解き気分でご覧いただけます。

平瀬ミキ《Translucent Objects(半透明な物体)》

ARTLOGUE 編集部2019/01/15(火) - 10:45 に投稿
ディスプレイには、重なり合った複数の積み木のような物体が映し出されています。 それは画面の中に時折現われる手によって映像に映されている空間を移動させられながら、配置を変えていきます。 その映像は半透明で、ふたつのよく似た映像が重ね合わされており、映像内の物体が重なった部分が不透明な状態になって、空間の中で実体化しているように見えます。 この作品、《Translucent Objects(半透明な物体)》は、対面する2台のカメラの間の空間で起こる出来事を同時に撮影し、その一対の映像素材をそれぞれ不透明度50パーセントにした状態で重ね合わせることで、ひとつの映像を作り出しています。 それは、被写体の正面と背面をそれぞれとらえたカメラによって、その両方を同時にひとつのフレームの中に収めたものになります。 また、両面の映像が重なることによって、半透明などこか朦朧とした映像空間の中に、不透明度100パーセントになった、この撮影システムによるメディア空間の中だけに存在する虚像が現われます。 作家はこの作品を「映像表現による彫刻作品」と呼んでいます。 それは、虚像としての映像を可塑性のある素材として扱い、シンプルな手法でありながら、観客に複雑な視覚体験をもたらし、メディアを通して対象をとらえることの意味を問いかけています。