コラム

揺らめく光、移ろう自然の色彩をカンヴァスに留めるには? ー 光と色彩の科学で自然の美を描いたポール・シニャック

はこしろ2018/08/14(火) - 17:45 に投稿
8月15日が、何の日か知っていますか?今から約80年前、ポール・シニャック(Paul Victor Jules Signac, 1863~1935)という画家がフランスにおりました。8月15日は彼の命日。シニャックが残した作品、その足跡を辿ります。

スプツニ子!が新作に込めた想いとは<br> シリア難民キャンプに建てられた映画館を「アート×寄付」で救う

スプツニ子!2018/08/10(金) - 18:47 に投稿

アーティストのスプツニ子!が、8月1日に新たなアートプロジェクトを立ち上げた。それは、ヨルダンのシリア難民キャンプに建設されたものの、まだ一度も使われていない映画館に息吹をもたらそうという支援活動でもある。自身も映画から多くのことを学んだという彼女が、このプロジェクトに賭ける想いとは──。

今回のプロジェクトのきっかけとなったのは、ある友人との会話でした。その友人は半年くらいのあいだ、ヨルダンの難民キャンプ「ザータリ」のNGOで活動していたので、現地の様子についての話を聞いていたんです。

日仏友好160周年記念「ジャポニスム2018:響き合う魂」オープニングセレモニーをリポート!

黒木杏紀2018/08/09(木) - 19:26 に投稿
今世紀最大の日本文化博ともいえる「ジャポニスム2018:響き合う魂」(以下「ジャポニスム2018」)が7月12日パリで開幕しました。日仏友好記念160周年を記念し、約8か月間にわたりパリ市内各地で日本の美術や演劇、映画、伝統芸能など様々な分野でイベントが展開される日仏合同のプロジェクトです。そのオープニングセレモニーの様子をフォトレポート形式でお伝えします。

新たな時代のジャポニスム旋風が巻き起こる、フランス・パリで日本の美を再発見~大規模な祭典「ジャポニスム2018」展覧会リポート!

黒木杏紀2018/08/10(金) - 11:56 に投稿
19世紀後半にフランスの芸術家たちによって見出された日本美術が、ヨーロッパに多大な影響を与えることになったジャポニスム旋風。それから約1世紀半、現代の日本が誇る文化芸術を発信する祭典「ジャポニスム2018」が開催されています。パリ内外の 100 近くの会場を舞台に、2018年7月から約8か月間にわたり、美術展、舞台公演、映画、その他食や工芸など日本人の日常生活に深く根ざした文化まで多岐にわたる日本の芸術と文化が古典から現代まで幅広く紹介するこの催しの、オープニング当初の模様をフォトレポート形式でお伝えします! 

嗅覚で感じる戦争 ー 「あの場所」にあった匂いを再現する《戦争の果汁~広島と長崎》

ARTLOGUE 編集部2018/08/08(水) - 11:32 に投稿
時に、嗅覚は私たちに強く働きかけ、感情や記憶を揺り動かします。そんな嗅覚とアートの融合を試みる嗅覚のアーティスト・上田麻希さんと、上田さんが2015年ベルギーで開催された「戦争の匂い」展に出品した《戦争の果汁~広島と長崎(The Juice of War - Hiroshima & Nagasaki -) 》をご紹介します。

ビールと女性のイイ関係 ー 絵画の中のビールと女性

井澤佐知子2018/08/12(日) - 12:39 に投稿
暑い夏にはとりわけおいしいビール。連日の暑さに思わず手が伸びてしまいます。古代エジプトから愛されてきたビール。意外なことに古代ギリシアでは女性と縁が深く、男性はあまり飲むものではないとされていたのだとか。今回は絵画でビールのエピソードを辿りながら、その中に描かれた女性たちもご紹介します。

人類史上初の原爆投下の日に、平和について考えてみませんか。「ヒロシマ・アピールズ展」

ARTLOGUE 編集部2018/08/06(月) - 17:24 に投稿
「ヒロシマ・アピールズ展」は、日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)とヒロシマ平和創造基金、広島国際文化財団が「原爆の記憶を絶やすことなく、平和を希求する想いを広く伝える」ためにポスターを制作、頒布した「ヒロシマ・アピールズ」の作品を一望する展覧会です。 「ヒロシマ・アピールズ」は毎年一人のグラフィックデザイナーが中立な立場から「ヒロシマの心」を国内外にアピールするポスターをデザインしています。 1983年、第1回目は当時JAGDA会長でもあった亀倉雄策氏(1915年~1997年)による《燃え落ちる蝶》でした。