京都国立近代美術館

臨時休館プレゼント企画:「チェコ・デザイン 100年の旅」<br>おもちゃたちの「声」大募集!

ARTLOGUE 編集部2020/03/24(火) - 19:26 に投稿

新型コロナウィルス感染拡大予防のため、全国の様々な施設の休館が続いていますが、京都国立近代美術館で臨時休館プレゼント企画が実施中です。

次回開催予定の「チェコ・デザイン 100年の旅」では、たくさんのおもちゃが展示されます。
突然のおやすみで開催が延期となり、おもちゃたちもなんだかさみしそう…。

そっとおもちゃたちに耳を近づけてみると、お話しする声が聞こえてくるかもしれません。
そんなおもちゃたちの会話を考えて応募フォームから送ってみませんか?

人気のあった作品を送ってくださった10名の方にマスキングテープかクリアファイルをプレゼント!

募集期間は臨時休館中のみ、次のNo.1~No.6の吹き出しに入る会話を考えて、応募フォームからお送りください。

※応募作品は京都国立近代美術館のFacebookで公開させていただくことがあります。

 

あらゆるものに美を見出し、<br>いのちの喜びを表現した<br>陶工・河井寬次郎の世界

赤坂志乃2019/05/27(月) - 00:09 に投稿

暮らしのあらゆるものに美を見出し、いのちの喜びを表現し続けた陶芸家、河井寬次郎(1890~1966)。「暮しが仕事 仕事が暮し」だった河井寬次郎の作品と素顔について、河井寬次郎記念館の学芸員で寬次郎の孫にあたる鷺珠江(さぎたまえ)さんにインタビューしました。

京都国立近代美術館の「川勝コレクション 鐘溪窯 陶工・河井寬次郎展」が、同館に続いて、8月24日(土)から愛知県陶磁美術館に巡回します。
 

現代美術の祖 マルセル・デュシャン 《泉》 100周年 キックオフ・イベント「#Fountain 100 リチャード・マット事件」

ARTLOGUE 編集部2017/04/08(土) - 10:57 に投稿
アルフレッド・スティーグリッツ撮影《泉》(マルセル・デュシャンによるレディメイド)1917/『ザ・ブラインド・マン』第2号(1917年5月)所収

2日間限定、トイレに何かが!
合言葉を言うと・・・。

 

1917年4月9日、いまからちょうど100年前のこの日、アメリカ、ニューヨークでは第一回の独立美術家協会展(いわゆるアンデパンダン展)の際、いわゆる「リチャード・マット事件」が起こります。29歳の若き芸術家、マルセル・デュシャン(1887-1968)がR. Mutt (リチャード・マット)という偽名を使って男性用小便器を「作品」として出品し、展示を拒否されたのです。当時の便器自体は失われたものの、《泉》はレディメイドの代表作として20世紀美術に最も影響を与えた作品として名を残しています。

PAUL SMITH デザインという編集 —“ひねりの効いたクラシック” そのルーツはどこにあるのか

北原一輝2016/08/07(日) - 23:49 に投稿
「PAUL SMITH」と私の出会いは10年以上も昔の話になります。 私の育った長野県松本市は、全国のどこにでもあるような地方都市の一つです。城下町や民芸で少しは名の通った街ですが、市街地を離れるとファスト風土化とも言える、画一化されたロードサイド風景が広がります。服を買うならイオンやしまむら、またはユニクロのような量販店が当たり前でした。当時はインターネットで洋服を買うことも一般的ではなく、洋服を買う環境は限られていました。しかし、そんな街にも「PAUL SMITH」の店舗はありました。 当時は洋服のことを何も知らない私でしたが、「PAUL SMITH」の名前くらいは聞いたことがありました。カラフルなストライプ柄のシャツに憧れ、初めて買いに行った時の緊張と、袖を通した時のワクワクは一生忘れないでしょう。 「PAUL SMITH」の服は「ひねりの効いたクラシック」と評されます。フォーマルにも、カジュアルに合わせることも出来る彼の服に、まさにぴったりな表現であると今になって思います。 今回、「ポール・スミス展 HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH」を観に行くにあたり、久々に当時の記憶を思い返してしまいました。 それでは、展示の内容をご紹介させていただきます。

生誕110年 東山魁夷展

ARTLOGUE 編集部2018/06/18(月) - 18:00 に投稿

東山魁夷(1908-1999)の生誕110年を記念した展覧会を開催します。
東山魁夷は、清澄で深い情感をたたえた風景画により、戦後の日本画の世界に大きな足跡を残しました。自然と真摯に向き合い、思索を重ねながらつくりあげたその芸術世界は、日本人の自然観や心情までも反映した普遍性を有するものとして評価されています。

明治41年(1908)、横浜に生まれた東山魁夷は、東京美術学校を卒業し、ドイツ留学の後、太平洋戦争への応召、肉親の相次ぐ死といった試練に見舞われますが、そうした苦難のなか風景の美しさに開眼し、戦後はおもに日展を舞台に名作を数多く発表しました。

本展では、代表作《残照》《道》《緑響く》のほか、ヨーロッパや京都の古都の面影を描いた風景画など本画約70点と習作により、戦後の日本を代表する国民的画家と謳われた東山魁夷の画業の全貌をたどります。また構想から完成までに10年を要した東山芸術の記念碑的大作奈良・唐招提寺御影堂の障壁画(襖絵と床の壁面全68面)を再現展示します。御影堂の修理に伴い、障壁画も今後数年間は現地でも見ることができないため、御影堂内部をほぼそのままに間近に見ることができる大変貴重な機会となります。京都での開催は30年ぶり、東京では10年ぶりの本格的な大回顧展です。

 

生誕150年 横山大観展

ARTLOGUE 編集部2018/05/22(火) - 06:50 に投稿
「白衣観音」   1908年、横山大観、個人蔵

 

オール大観

代表作を網羅した10年ぶりの生誕記念大回顧展です。

 

横山大観(1868-1958)の生誕150年、没後60年を記念し、展覧会を開催します。
東京美術学校に学んだ大観は、師の岡倉天心とともに同校を去り、日本美術院を設立。新たな時代における新たな絵画の創出を目指しました。西洋からさまざまなものや情報が押し寄せる時代の中、日本の絵画の伝統的な技法を継承しつつ、時に改変を試み、また主題についても従来の定型をかるがると脱してみせました。やがてこうした手法はさらに広がりを見せ、自在な画風と深い精神性をそなえた数々の大作を生み出しました。
本展では、40メートル超で日本一長い画巻《生々流転》(重要文化財)や《夜桜》《紅葉》をはじめとする代表作に、数々の新出作品や習作などの資料をあわせて展示し、制作の過程から彼の芸術の本質を改めて探ります。
総出品数約90点を展観する大回顧展です。

明治150年展 明治の日本画と工芸

ARTLOGUE 編集部2018/03/12(月) - 10:40 に投稿

1868年に明治時代に入ると、政府主導のもと殖産興業や輸出振興政策が推し進められ、海外での日本美術への関心が高まりました。政府は『温知図録』を制作するなど、国家戦略として工芸図案指導に力を注ぎました。
京都では、地場産業の振興を目的の一つとして京都府画学校が設立され、多くの日本画家が工芸図案制作に携わることで、時代に即した図案の研究が進められました。
本展では、明治の工芸図案とともに、美術工芸作品や工芸図案を描いた日本画家たちの作品を一堂に展示することで、近代化していく社会の中で生み出された明治の美術品を紹介します。

 

没後50年 藤田嗣治展

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:40 に投稿
明治19年(1886)に日本で生まれ、80年を超える人生の半分以上をフランスで暮らし、晩年にはフランス国籍を取得して欧州の土となったエコール・ド・パリを代表する画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ 1886-1968)。2018年は、藤田が世を去って50年の節目に当たることから、日本はもとよりフランスを中心とした欧米の美術館の協力を得て、画業の全貌を展観する大回顧展を開催します。