スパイラルガーデン

日本人の美意識を再認識させてくれる「matohu 日本の眼」展

遠藤 友香2020/01/15(水) - 00:13 に投稿

日本人が歴史の中で洗練させてきた「美意識」。それは日常を切り取り、新鮮な目線で見つめることで、生活に発見と喜びを生み出すことでした。しかし急激な近代化とグローバル化の中で、長く育まれてきた感性は忘れ去られようとしています。そんな時代にこそ深い価値を持つのは、時代を経てもなお新鮮さを失わない「眼」、すなわちオリジナルな美意識ではないでしょうか。

東京発の服飾ブランド「matohu(まとふ)」では、「日本の眼」というタイトルのもと、服飾デザインを通して8年間で17章のコレクションを発表してきました。その最新のデザインと古来の美意識との融合は、ファッション界にとどまらず国内外で多くの評価を得てきました。

そんなmatohuが展開する「matohu 日本の眼」展は、「かさね」「無地の美」「映り」「やつし」など16テーマにわけた日本の美意識をインスタレーション形式で表現し、matohuの最も代表的なアイテム「長着」を通して展示。空間構成は、ランドスケープデザイナーの団塚栄喜氏と語らいながら、「日本庭園」のイメージで作り上げています。
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例えば、青竹をスパッと割って表裏のストライプにし、ストライプの長着を展示したインスタレーションは、「いき」を表現しています。

VRはダンス体験をどう変える?世界的振付家、ジル・ジョバンによる話題の最新作『VR_I』、日本初公開!

ARTLOGUE 編集部2019/03/26(火) - 09:46 に投稿

東京・青山の複合文化施設スパイラルにて、 2019年5月1日(水・祝)~3日(金・祝)の三日間、スイス人振付家、ダンサーのジル・ジョバンによる、最新作『VR_I』が日本初公開されます。

身体への深い考察や高度なコンテンポラリーダンスの技術と身体への深い考察を併せ持つジル・ジョバンは世界的に高く評価され、2008年に、スパイラルと山口情報芸術センターで日本初上演を果たしたダンス作品『Text to Speech』でも、音声読み上げソフトウェアとパフォーマーの対話を通じて、人と情報との関係性を斬新なアプローチで描き出し、好評を博しました。

若手女性作家グループ展シリーズ Ascending Art Annual Vol.2

ARTLOGUE 編集部2018/07/04(水) - 18:47 に投稿

ミレニアル世代4作家が捉える、

スマート社会における「まつり」

スパイラルは、若手女性アーティストを中心に紹介する展覧会シリーズ「Ascending Art Annual」を2018年7月19日(木)̶8月5日(日)までスパイラルガーデン(スパイラル1F)にて開催いたします。

第2回目のテーマは「まつり、まつる」。「祭り」、「奉り」、「祀り」、「政り」、「纏り」など、さまざまに表される「まつり」は、神を祀る(まつらう)から派生し、祈祷・祝祭はもとより、政治や衣服、そして関係性を尊ぶなど多様な意味を持ちます。
産業を取り巻く構造が変化し、土地や慣習に暮らしが縛られない現在。アーティストたちは、祭礼や偶像崇拝、文様などに向き合い、場と時と人々を独自の手法でつなぎ直そうと試みています。AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)など便利さが優先される時代に、あえて不合理な営みを取り入れ、共感や興奮、畏怖、時に反発などの感情を生み出す「まつり」は、新たな共同体の維持装置になりえるのでしょうか。

SICF19 Spiral Independent Creators Festival 19

ARTLOGUE 編集部2018/04/27(金) - 14:09 に投稿

イベント開催決定!ゴールデンウィーク恒例、

ジャンルの垣根を超えた気鋭のクリエーターによるアートフェスティバル

Spiral Independent Creators Festival 19

S I C F 19

スパイラルは、若手クリエーターの発掘・育成・支援を目的としたゴールデンウィーク恒例のアートフェスティバル 「SICF19」(第 19 回スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル)を 2018 年 4月29日(日・祝)̶5月6日(日)に開催します。

ルー・ヤン展「電磁脳神教 - Electromagnetic Brainology」

ARTLOGUE 編集部2017/12/26(火) - 16:10 に投稿

現代美術に初詣!気鋭の作家、ルー・ヤンが日本のサブカルチャー要素を詰め込んだ渾身の新作映像を発表!

 

ルー・ヤンは、科学と精神世界のつながりを主題に、映像、インスタレーショ ン、アニメーション、ゲーム、3DCGなど、デジタルメディアで表現するミレニアル世代を象徴するアーティストです。2015年に「ヴェネツィア・ビエンナーレ」中国館の出展作家に抜擢され、本年夏には「アジア回廊 現代美術展」(京都芸術センター)に参加し、一度目にしたら忘れられない強烈なインパクトの映像作品で、その存在感を示しています。