融人が愛した冬

ARTLOGUE 編集部2019/02/20(水) - 02:49 に投稿
晩秋から早春にかけての肌寒い頃は、中路融人が最も愛した季節です。厳しい寒さのなか何時間も写生をし、臨場感あふれる作品を多数残しました。 本展では「月山」や「雪残る寂光院」など初出品作5作品を含む、滋賀県をはじめ全国各地を描いた作品全16点を展示します。 日本の冬がみせる、厳しくもうるおいあふれる情景の数々をご覧ください。

商家に伝わるひな人形めぐり

ARTLOGUE 編集部2019/02/20(水) - 02:48 に投稿
今年も東近江市五個荘地区の9つの施設で商家に伝わるひな人形めぐりが開催されます。 近江商人博物館では、江戸時代から明治・大正・昭和初期の各時代の近江商人の家に伝わるひな人形を一堂に展示。また全国各地の素朴な郷土玩具のお雛さまやままごとセットもあわせて紹介します。

新たなる木彫表現を求めて

ARTLOGUE 編集部2019/02/20(水) - 02:48 に投稿
国土の7割を森林が占める日本では、豊富な木材資源を利用して、古くから様々な生活用具や建築物が作られてきました。そして6世紀半ばに仏教が伝来すると、信仰の対象としての仏像が盛んに作られるようになり、平安末期から鎌倉時代を頂点に、数々の傑作が生みだされました。その後木彫表現は緩やかに衰微しつつ明治期を迎えますが、急激な西洋化への反動として起こった伝統美術復興の流れの中で、再び命を吹き返します。 この木彫復活の中心にいた作家の一人が平櫛田中(ひらくし・でんちゅう)で、107年の長寿を生きた田中は、明治、大正、昭和の三代にわたって数々の優れた作品を残しました。この田中の像大な業績を顕彰して存命中の1972年に設けられたのが「平櫛田中賞」です。以来今日まで29人の作家がこの賞の栄誉を受けていますが、今回の展示ではその中から5人の彫刻家と田中自身の作品をあわせてご紹介します。 長い伝統を持つ木彫表現の神髄と、そこに新たな息吹を与えようとする作家たちの様々な試みをこ堪能ください。

豊蔵が愛した鎌倉・室町期のやきもの 

ARTLOGUE 編集部2019/02/20(水) - 02:46 に投稿
当館では、荒川豊蔵の自作品とともに、収集した品々を収蔵しています。古代から現代までの国内外のやきものが基軸となり、その他では、書画、金工、漆器、彫刻など、多岐にわたる収集となっています。なかでも群として存在する古瀬戸、信楽壺は、彼自身の好みが如実に表れた、豊蔵を語る上で重要な作品群です。古瀬戸は、平安から鎌倉期の唐物写しを行った窯業地「瀬戸」での生産品であり、信楽壺は、室町期の信楽で隆盛を誇ったもので、豊蔵は、武家文化がもたらした力強い造形や装飾にある種の美しさを感じたことでしょう。 今回は、造形美、装飾美あふれる鎌倉から室町期のやきものを展示するとともに、それらが豊蔵に及ぼした影響についても追及します。

山茶碗

ARTLOGUE 編集部2019/02/20(水) - 02:46 に投稿
美濃焼とは、岐阜県の東濃地方で生産されてきた多種多様な焼き物のことをいい、その歴史は1300年あまりに及びます。東濃地方は国内有数の大規模窯業地として“美濃窯”(または東濃窯)と呼称され、時代ごとに特色のある焼き物が生産されて今日へと至っています。 本展の主題である【山茶碗】とは、平安時代後期(11世紀後半)に始まり、戦国時代初め頃(15世紀後半)まで約400年間に渡って生産された無釉の素朴な焼き物です。平安時代前期(9世紀後半)に東濃地方を大規模窯業地へと飛躍させた【灰釉陶器】の系譜に連なる焼き物であり、灰釉陶器の量産が進み高級品から日用品へと変貌していく流れの末に誕生した焼き物でした。東海地方の各地で生産されているため産地や時期によって多様な様相が見られますが、碗と小皿が生産の主体であり、簡略化と小型化の方向で変遷していく様子は各産地で概ね共通しています。灰釉陶器のように日本全国へと広く流通したわけではなく、産地である東海地方で主に使用されていた焼き物ですが、身分の貴賤を問わず誰もが気軽に使うことのできた焼き物だったといえます。 本展では、美濃窯の山茶碗を主軸にしつつ、美濃窯周辺地域の他の生産地の山茶碗も合わせて展示することで、山茶碗という焼き物の歴史とその素朴な魅力についてご紹介します。

ShinPA in 諏訪

ARTLOGUE 編集部2019/02/20(水) - 02:45 に投稿
「ShinPA」は、東京藝術大学デザイン科描画・装飾研究室において、中島千波氏に教えを受けた若手作家たちによるグループ展です。「新しい波」を築いていこうという意図のもと、2007年から毎年、おぶせミュージアム・中島千波館や佐藤美術館で開催され注目を集めています。諏訪展では16名の作家が参加します。従来の絵画ジャンルの枠をこえ、独自の表現方法を探求する気鋭作家たちの意欲作をご覧ください。 [作家によるギャラリートーク] 2019年3月10日(日)10:00~11:00 聴講自由(要入館料) [出品作家]田宮話子・押元一敏・森田洋美・田﨑冬樹・金木正子・川本淑子・唐澤絵里・加藤ゆわ・小林英且・小松冴果・髙橋浩規・濱岡朝子・長谷川彩子・山本陽光・横尾奈美・渡邊史(順不同)

北欧の小さな宝石箱・エストニア―エストニアの古伝を紡ぐ カルヨ・ポル作品を中心に―

ARTLOGUE 編集部2019/02/20(水) - 02:45 に投稿
エストニア共和国独立100周年と、佐久市とエストニア共和国サク市との友好交流10周年を記念し、エストニアの代表的な美術家であるカルヨ・ポル(Kaljo Põllu,1934-2010)の作品を中心に、エストニアの芸術・文化を紹介します。