谷川俊太郎展 TANIKAWA Shuntaro

ARTLOGUE 編集部2018/01/28(日) - 00:47 に投稿
photo 深堀瑞穂

 

谷川俊太郎は1952年に詩集『二十億光年の孤独』で鮮烈なデビューを果たしました。感傷や情念とは距離をおく軽やかな作風は、戦後の詩壇に新風をもたらします。

「鉄腕アトム」の主題歌、『マザー・グースのうた』や、『ピーナッツ』の翻訳、市川崑監督による映画「東京オリンピック」の脚本、武満徹ら日本を代表する音楽家との協働などでも知られるように、幅広い仕事によって詩と言葉の可能性を拡げてきました。
86歳を迎えた現在も、わかりやすく、読み手一人一人の心に届くみずみずしい言葉によって、子どもからお年寄りまで、多くの人々を魅了し続けています。

ドーナツの穴だけ残して食べる。

長谷川新2018/01/19(金) - 15:27 に投稿
「やんばるアートフェスティバル2017-2018」で出品された、キュンチョメ《完璧なドーナツをつくる(仮)》

 

沖縄。12月。高尾くんとふたり、那覇空港から運営事務局に手配してもらったジープに乗って、「やんばるアートフェスティバル2017-2018」の会場へと向かう。

ジープには本芸術祭の出品作家・BAKIBAKIの柄がラッピングされていて、ふたりして得意げになりながらひた走る。無免許な筆者は高尾くんに頼りっきりだ。BAKIBAKI柄を初めて見たのは2015年の京都の木屋町にあるタバコ屋さんの2階だったんじゃないかと思う。当時近くのARTZONEで展覧会を企画していた筆者はBAKIBAKI柄を見上げながら何十本とタバコを吸い続けていた。

ARTISTS’ FAIR KYOTO

ARTLOGUE 編集部2018/01/10(水) - 14:27 に投稿

京都発!! アート・シンギュラリティー

既存の枠組みを超えたアートフェア

「ARTISTSʼ FAIR KYOTO」開催

 

京都府とARTISTS' FAIR KYOTO実行委員会は、京都を舞台に現代アートにフォーカスした「ARTISTS' FAIR KYOTO(アーティスツ フェア キョウト)」を初開催します。

Moving Plants 渡邊 耕一展

ARTLOGUE 編集部2017/12/28(木) - 13:02 に投稿
資生堂ギャラリーでは、2018年1月13日(土)から3月25日(日)まで、渡邊 耕一の個展「Moving Plants」を開催します。渡邊は、10年以上の歳月をかけ「イタドリ」という雑草の姿を写真に撮り続けています。「スカンポ」とも呼ばれるこの植物は、日本各地に生息し、古来より薬草あるいは食材としても知られています。しかし、約200年前に、当時長崎に滞在したシーボルトによって園芸用のアイテムとして日本からヨーロッパに持ち出されたことをきっかけに、その強い生命力から世界各地に広まり、今日ではその土地の生態系を変えてしまうほど繁殖していることはあまり知られていません。
渡邊は、北海道の風景を撮影する中で「イタドリ」に偶然に出会って以来、この雑草の生態のあり様を具にリサーチし、自身の眼で確かめる旅を続けています。古今東西の植物の文献に当たりながら、現地の植物学者とも連絡を取り合い、これまでイギリス、オランダ、ポーランド、アメリカ合衆国などの藪の中へと分け入ってきました。

現代美術に魅せられて―原俊夫による原美術館コレクション展

ARTLOGUE 編集部2017/12/28(木) - 03:22 に投稿

■概      要

原美術館は、1979 年日本における現代美術館の先がけとして開館しました。創立者・現館長の原俊 夫は、現代美術の発展と国際交流に情熱を傾け、様々な展覧会を開催する一方、コレクション活動に も力を注いできました。本展は、ひとつひとつ丹念に収集した 1950 年代以降の絵画、立体、写真、 映像、インスタレーションなど所蔵作品約 1000 点の中から、原が初めて自ら選びキュレーションす るコレクション展示です。1970 年代後半より 80 年代前半までの初期収蔵作品を主とする前期、企 画展の開催などをきっかけに収蔵された作品を主とする後期の 2 期に分け、約 40 年に渡る原美術館 の活動の一端を紹介します。

 

写真展 オードリー・ヘプバーン

ARTLOGUE 編集部2017/12/27(水) - 17:53 に投稿

スクリーンの中をいきいきと駆け回る
妖精のような彼女の若き日の可憐な姿を捉えた
貴重な写真作品で綴る写真展です。

 

20世紀を代表する女優オードリー・ヘプバーン。可憐な姿が“永遠の妖精„と謳われたオードリーが最も輝いていた50,60年代の姿をファッション、映画、プライベートの3編で構成。米国カリフォルニアmptv社より、写真家マーク・ショウ、ボブ・ウィロビーなど一流のハリウッドフォトグラファーによる写真作品約200点を展示致します。

ラファエル・ローゼンダール:ジェネロシティ 寛容さの美学

ARTLOGUE 編集部2017/12/26(火) - 21:38 に投稿
Much Better Than This, Times Square Midnight Moment, New York,
2015 Photography by Michael Wells(参考画像)

 

インターネット・アートの代表的存在
ラファエル・ローゼンダールの世界初となる美術館での個展

 

ラファエル・ローゼンダールは、インターネット空間を発想と表現の場とする、時代の最前線を走るアーティストの一人です。カラフルで美しく、かつ思索的でもあるプログラム映像作品を掲載した彼のウェブサイトは、年間5000万のアクセス数を誇っています。また、インターネット空間以外にも、インスタレーション、テキスタイル、レンチキュラーによる絵画作品、そして俳句という言葉の芸術など、さまざまな方法でその世界観を表現してきました。

ルー・ヤン展「電磁脳神教 - Electromagnetic Brainology」

ARTLOGUE 編集部2017/12/26(火) - 16:10 に投稿

現代美術に初詣!気鋭の作家、ルー・ヤンが日本のサブカルチャー要素を詰め込んだ渾身の新作映像を発表!

 

ルー・ヤンは、科学と精神世界のつながりを主題に、映像、インスタレーショ ン、アニメーション、ゲーム、3DCGなど、デジタルメディアで表現するミレニアル世代を象徴するアーティストです。2015年に「ヴェネツィア・ビエンナーレ」中国館の出展作家に抜擢され、本年夏には「アジア回廊 現代美術展」(京都芸術センター)に参加し、一度目にしたら忘れられない強烈なインパクトの映像作品で、その存在感を示しています。

浅野竹二 展 ー名所版画 郷愁の京・大阪/自由版画 童心と詩情ー

ARTLOGUE 編集部2017/12/26(火) - 14:04 に投稿

「名所絵」と自由版画、2 つの魅力をあわせ持った浅野竹二の作品展

 

この度、大阪府立江之子島文化芸術創造センター [enoco] では、大阪府が所蔵する大阪府 20 世紀美術コレクション より戦後京都を中心に関西で活躍した木版画家 浅野竹二 ( あさのたけじ ) の展覧会「浅野竹二展ー名所版画 郷愁の京・ 大阪 / 自由版画 童心と詩情ー」を開催します。

浅野竹二(1900 年生まれ・1999 年没)は京都に生まれ、京都市立絵画専門学校で日画を学びます。卒業後は日本画家の土田麦僊 ( つちだばくせん ) に入門し国画創作協会に出品。30 歳頃から木版画を手がけるようになり、1950 年頃からは自由版画の制作を始めます。

坂本龍一 with 高谷史郎|設置音楽2 IS YOUR TIME

ARTLOGUE 編集部2017/12/26(火) - 13:36 に投稿
デザイン:南琢也

 

坂本龍一は、近年、美術展や芸術祭への参加など、展示作品としてのインスタレーションの制作を行ない、これまでの自身の音楽の発表の場と異なる状況で発表を行なうことが増えています。また、音楽活動のみならず社会活動にも重点を置いた活動を精力的に行なっており、その活動は、音楽や社会、あるいは自然や根源的な生の思索へと向かっています。

坂本が2017年に発表した8年ぶりのアルバム『async』は、坂本にとっての新境地であるだけではなく、その音楽自体これまでにない新たな聴取体験をもたらすものでした。また、『async』はCDやレコードといったフォーマットで発表された後に、5.1チャンネルオーディオと3組のアーティストによる映像とのコラボレーションによって展示空間に設置され、「設置音楽」というフォーマットによって提示されました。