漫画会館は、日本近代風刺漫画の祖である北沢楽天(きたざわ らくてん)の晩年の邸宅跡地に、漫画を文化として育てていくことを目的として昭和41(1966)年にできた日本初の漫画に関する美術館です。 北沢楽天は、明治から昭和初期にかけて活躍した日本で最初の職業漫画家で、当時「ポンチ絵」として評価の低かった風刺画を洗練された芸術性と社会性のある近代漫画として確立させました。また、日本初のカラー漫画雑誌『東京パック』を創刊し、民衆の立場の代弁者として当時の世相や生活、文化を存分に諷刺しました。 漫画会館では、北沢楽天の作品や現代漫画家の作品を展示し、漫画に関する様々なイベントを開催しています。楽天が当時の世相や庶民の生活などについて、遊びと諷