「創造」の灯火を絶やすことなく明日へ<br>多様な表現が広がるオンライン・アートプロジェクト「AICHI⇆ONLINE」

ARTLOGUE 編集部2020/12/12(土) - 18:32 に投稿

明日はみんなをまっている。
泉のようにわいている。
らんぷのように点ってる。


こちらは『ごんぎつね』で知られる、愛知県半田市生まれの児童文学作家である新美南吉が、1932年の19歳に発表した詩「明日」に記された一節です。新美は人間の哀しみの中にある愛や美しさといった普遍性を描き続けましたが、中でもこの詩は、作品を通して「創造」への希望を託しています。

新型コロナウィルスの感染拡大により文化芸術の灯火がついえそうな危機的状況を迎えて現在(いま)、映画、現代美術、文学、漫画、音楽、といった幅広いジャンルで展開されるオンライン・アートプロジェクト「AICHI⇆ONLINE」が始動します。

本プロジェクトでは、文化芸術の表現者やその制作を支えるさまざまな職能を持つ人々と共に、表現活動を続けていくための後押しとなる9プロジェクトを新たに制作し、ウェブサイトを通じオンライン上で発表します。

絶えず流動的なこの禍中で「創造」の灯火を絶やすことなく明日へつないでいくために。
多様な表現が広がるプラットフォーム「AICHI⇆ONLINE」にぜひご期待ください。

 

今尾拓真の「work with」最新作!<br>work with #9 (CLUB METRO 空調設備 ) が遂に公開!

安福里沙2020/12/12(土) - 13:43 に投稿

2020年12月15日より京都CLUB METROにて、今尾拓真の京都初となる個展「work with #9 (CLUB METRO 空調設備 ) 」が開催されます。

今尾拓真は京都生まれ京都育ちの、音を使ったインスタレーションを中心に全国各地で活動を広げている新進気鋭の若手作家です。
彼の大学の卒業制作である「work with #1」では、大学ホールの空調設備にリコーダーなどの楽器を取り付け、その場にある空気を音へと変換する作品を発表しました。それ以降も「work with」として各地でサウンドインスタレーション作品を展開しており、音を1つのきっかけとして、普段は見過ごされていた建築空間の構造やその場所の持つ物語が可視化されるのが特徴です。
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1300平米の広大な空間に拡がる大山エンリコイサムの世界<br>個展「夜光雲(やこううん)」開催!

ARTLOGUE 編集部2020/12/12(土) - 10:25 に投稿

2020年12月14日より神奈川県民ホールギャラリーで、ニューヨークを拠点に新作や著作の発表でますます注目を集める気鋭の作家、大山エンリコイサムの個展「夜光雲(やこううん)」が開催されます。

エアロゾル・ライティングのヴィジュアルを再解釈したモティーフ「クイックターン・ストラクチャー」を起点にメディアを横断する表現で知られる大山氏の、平面、立体、サウンド、インスタレーションなど多様な作品が、県内最大規模5室1300平米の広大な空間の拡がり、特徴を活かして展開します。
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また会期中には神奈川芸術文化財団芸術総監督である一柳慧芸術総監督の就任20周年記念事業として、一柳氏、大山氏がコラボレートするイベント「チェンバロと笙による音幻」も上演されます。

大山氏の過去最大級の作品が堪能できる同展に是非足をお運びください。

京都発の国際的なアートフェア「artKYOTO 2020 ~History in Action Festival~」が開幕! 美術市(アートフェア)に加えて、舞踊劇や美術史体験ツアーも

遠藤 友香2020/12/03(木) - 16:27 に投稿

日本のアート産業の復興を通じて、アートのあるライフスタイルの発信を目的に、2019年に世界遺産・二条城を舞台に初開催された、京都発の国際的なアートフェア「artKYOTO」。2回目となる今年は、先人たちが守り育んできた文化芸術の歴史を現代の知恵として刻むべく、美術市(アートフェア)に加えて、舞踊劇や美術史体験ツアーなどの複数の文化芸術プログラムを、前回同様に二条城のほか、重要文化財の京都国立博物館の2会場で、2020年12月4日(金)から12月6(日)まで開催します。