ペロタン東京

ダニエル・アーシャム 「カラー・シャドウ」展

ARTLOGUE 編集部2018/05/31(木) - 23:38 に投稿

DANIEL ARSHAM  「COLOR SHADOWS」

 

 

ダニエル・アーシャムは2013年より、現代におけるあらゆる文化的オブジェ ―そのいずれも廃れる宿命にあるもの― を、滅びゆく“遺産” 化させてきました。アーシャムは作品シリーズ「Fictional Archeology」(フィクションとしての考古学)を発展させていく過程で、火山灰、黒曜石、炭粉、紅水晶など天然の物質からオブジェを制作するユニークな鋳造技術を用いた特徴的な彫刻スタイルを確立しました。

本展「カラー・シャドウ」(Color Shadows)では、地質物質、石膏、金属、アーシャム初となるブロンズを用いた鋳造作品が一堂に展示されます。アーシャムは常に一貫して幅広い実践をするとともに、作品と建築との関わりを重視しており、今回展示される作品の一端である子どもらしいぬいぐるみの形をした鋳造作品は、展示スペースでの作品同士の関係性に留意しながら戦略的に配置されます。さらに、ギャラリーの内壁を床から天井まで覆うことで腐食と劣化の様相をまとわせ、建物を含めた空間が一体となった雰囲気を創り出します。

KAWS

ARTLOGUE 編集部2018/04/19(木) - 13:11 に投稿
Untitled, 2017 Acrylic on canvas 183 x 305 cm / 72 x 120 in. Photo: Farzad_Owrang / Courtesy Perrotin

 

ヘルナン・バス展 Hernan Bas Insects from Abroad

ARTLOGUE 編集部2018/01/31(水) - 02:48 に投稿
Hernan Bas - Unlike other members of his species, camouflage is not in his favour, 2017  
Acrylic on linen 127 x 101.6 cm

 

ペロタン東京は、アメリカのアーティスト、ヘルナン·バスの個展『異郷の昆虫たち』を開催いたします。本展は、近年国際的に注目を集めるバスの作品を日本で紹介する最初の展覧会であり、ギャラリー·ペロタンでの展示は6回目となります。
ヘルナン·バスは、1978年にアメリカ南部のフロリダ州マイアミで生まれ、同地で絵画を描き始めました。現在はカナダにほど近いデトロイトとマイアミを拠点として活動しています。

TOILET PAPER: COLLABORATION MAURIZIO CATTELAN / PIERPAOLO FERRARI

ARTLOGUE 編集部2017/11/14(火) - 12:30 に投稿
©️PERROTIN

 

現代アーティストのマウリツィオ・カテランと写真家のピエールパオロ・フェラーリは、ファッション写真のモチーフと固定観念を崩す大胆なハイパーリアル写真で知られている『トイレットペーパー』の仕掛け人だ。

遡ること約十年、フェラーリがカテランを撮影した際に二人は出逢った。すると魔法のように事が運び、2010年には実験的アート・マガジンである『トイレットペーパー』を共同発刊した。他に類を見ないこのマガジンは写真作品のみから成り、注意深く構成された写真は独特の時間と精神的空間を醸し出す。『トイレットペ ーパー』の写真の構図は一見風変わりで、どことなくレトロさを彷彿とさせる ― しかしこれは見る者を油断させ、被写体を認識させる前に作品に引き込む巧妙な手法だ。魅惑的、コミカル、驚異的 ―『 トイレットペーパー』の写真は間違いなく見る者の脳裏に焼き付くだろう。

《我々のインスピレーションは画像の再利用です。『トイレットペーパー』はメディアとクリエイティブなエコ・サステナビリティの最先端にあります。カオスな手法で生み出される、無秩序なビジュアルが、新しいアイデンティティを生み出すのです。》