ルカス・クラーナハ

「クラーナハ展―500年後の誘惑」国立国際美術館 フォトレポート 33枚

ARTLOGUE 編集部2017/03/08(水) - 15:55 に投稿

ルカス・クラーナハ(父、1472-1553年)は、ヴィッテンベルクの宮廷画家として名を馳せた、ドイツ・ルネサンスを代表する芸術家です。大型の工房を開設して絵画の大量生産を行うなど、先駆的なビジネス感覚を備えていた彼は、一方でマルティン・ルターにはじまる宗教改革にも、きわめて深く関与しました。けれども、この画家の名を何よりも忘れがたいものにしているのは、ユディトやサロメ、ヴィーナスやルクレティアといった物語上のヒロインたちを、特異というほかないエロティシズムで描きだしたイメージの数々でしょう。艶っぽくも醒めた、蠱惑的でありながら軽妙なそれらの女性像は、当時の鑑賞者だけでなく、遠く後世の人々をも強く魅了してきました。
日本初のクラーナハ展となる本展では、そうした画家の芸術の全貌を明らかにすると同時に、彼の死後、近現代におけるその影響にも迫ります。1517年に開始された宗教改革から、ちょうど500年を数える2017年に開催されるこの展覧会は、クラーナハの絵画が時を超えて放つ「誘惑」を体感する、またとない場となるはずです。
サイトより

大エルミタージュ美術館展 オールドマスター  西洋絵画の巨匠たち

ARTLOGUE 編集部2017/11/10(金) - 00:15 に投稿
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ《羽飾りのある帽子をかぶった若い女性の肖像》1538 年  
©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18

 

開催趣旨

ロシア帝政時代の首都、サンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館は、絵画作品約1 万7 千点を含むコレクション310 万点を誇る世界有数の美術館です。本展は、この膨大なコレクションの中でも特に充実している16 世紀ルネサンス、17・18 世紀バロック、ロココの時代に活躍した、「オールドマスター」の絵画85 点をご紹介します。「昔日の巨匠」を意味する「オールドマスター」とは、西洋美術の歴史において揺るぎない評価を得た作家たちのことです。西洋美術史に燦然と輝く巨匠たちの優品を堪能できる、またとない機会となります。