オラファー・エリアソン

第11回大林賞に、美術家のオラファー・エリアソンが決定!

遠藤 友香2020/08/03(月) - 22:24 に投稿

都市に関する学術研究に対する助成を主に行う公益財団法人大林財団(大林剛郎理事長〔大林組 代表取締役会長〕)は、第11回大林賞の受賞者を、美術家のオラファー・エリアソン氏に決定しました。

大林賞は、都市が抱える諸問題の解決に多大な功績があった研究者をはじめ、都市のあり方や将来像に指標を与え、あるいはそれらを実践することによって社会に大きく貢献をした者を顕彰するもので、2年ごとに実施されています。受賞者には、賞金500万円が授与され、これまで、建築家のアレハンドロ・エチェベリ氏や、ランドスケープ アーキテクトのキャサリン・グスタフソン氏、彫刻家のアントニ-・ゴ-ムリ-氏、フランス文化財主任学芸員、ケ・ブランリー美術館ミュゼオロジープロジェクト・ディレクター(受賞時)のジェルマン・ヴィアット氏らが選ばれました。

今回受賞したエリアソン氏は、1967年生まれで、現在コペンハーゲンとベルリンを拠点に活動中。彫刻、絵画、写真、映像、インスタレーションなど作品の形態は多岐に渡り、美術館やギャラリー内にとどまらず、建築プロジェクト、市民空間への介入、芸術教育、施策の提案、持続可能性や気候変動の問題など、より広い公共圏と関わりを持ちながら行われています。2020年には東京都現代美術館にて、エリアソン氏の最新の個展「ときに川は橋となる」が開催されています。

シンクロニシティ -宮津大輔コレクション × 笠間日動美術館 響き合う近・現代美術-

ARTLOGUE 編集部2019/01/29(火) - 02:30 に投稿
現代アートコレクターとして名を馳せる宮津大輔氏は、幼いころからの美術好きが講じ30歳から給料で買える範囲内で現代アート作品の蒐集をはじめられました。氏の400点にのぼるコレクションには、今や世界的に評価が確立されたアーティストがそのキャリアをスタートした時期に描いた重要な作品も少なくありません。 一方、笠間日動美術館は1972年の開館以来、今日に至るまで、洋画作品の蒐集を続け公開をしております。なかでも印象派からエコール・ド・パリのコレクションは、国内はもとより海外の美術館の出品要請を受け、各国の人々の眼を楽しませてまいりました。この度の「シンクロニシティ‐宮津大輔コレクション×笠間日動美術館響き合う近・現代美術‐」は、近・現代美術の作品間に時代や国・地域を超えて見出せる共通点を切り口とし、両コレクションを組み合わせる新たな視点からの試みです。 向かい合う岸田劉生の《村娘図》(1919年)と奈良美智の《無題》(1998年)は、一見無邪気であるがゆえに時に現れる少女の残酷性を見事に表しています。このほか草間弥生の《南瓜》(1981年)とルネ・マグリットの《ビュー・ニューヨーク》(1946年)、アンリ・マティスの《窓辺にすわる女》(1919-20年頃)とオラファー・エリアソンの光を使ったインスタレーション《大輔のためのウィンドウ・プロジェクション》(2011年)など、35組の様々なペアリングをご紹介いたします。これら19世紀から21世紀に創作された多種多様な作品を見比べ、美術の持つ大いなる可能性とコレクションに込められた豊かな思いをご堪能いただければ幸いです。

Seeing Is Believing 見ることは信じること

ARTLOGUE 編集部2018/09/05(水) - 02:30 に投稿
ポーラ ミュージアム アネックス | 東京都  SHIMURAbrosはユカ氏とケンタロウ氏からなる姉弟ユニットで、映画をベースとした制作活動を行い、映像や彫刻、インスタレーション作品など、その表現方法は多岐にわたります。また、2014年よりオラファー・エリアソンのスタジオにて研究員をしています。本展では「見る」という行為の本質を問いかける、映像と噴水を中心にした新作インスタレーションを発表します。「見る」ことの不思議を通じて、「見る」ことついて再考を試みる作品をご体感ください。