ギャラリー

ティエリー・ノワール Elephant Key

ARTLOGUE 編集部2017/11/13(月) - 09:37 に投稿

ティエリー・ノアールは、1958年フランス・リヨンに生まれ、1982年ベルリンに移住。1984年、4月に東西冷戦下のベルリンの壁にペイントした最初の人物と認識されています。

彼のペイントは、ネガティブな印象の壁をユーモラスなものに一変させる為のアクションでした。 結果的に、これが1989年の壁の崩壊のさきがけになったとも言われています。壁に3メートル以上もの明るくてビビットなカラーを使ったのは、単なる装飾ではなく、 ネガティブなベールを剥がす事を目的としたからです。見るからにシンプルなペイントですが、自由と平和への飽くなき戦いを象徴するものです。

現在の混沌とした世の中においても、ティエリーの明るい作品が、時代と国境を越えて様々なネガティブなベールを剥がしてくれることを期待してやみません。
また、ペインティングに加えシルクスクリーン作品等、日本では初めての個展となります。ぜひご高覧下さいませ。

 

ティエリー・ノワール Elephant Key フォトギャラリー

アンドレアス・スロミンスキー「GOOOD LUCK」

ARTLOGUE 編集部2017/11/10(金) - 03:08 に投稿
《The Horse Shoe》
2017, plastic, rivets, 215 x 138 x 26 cm
© Andreas Slominski
Courtesy of WAKO WORKS OF ART
Installation view at Museum Jorn, Silkeborg
Photo: Robert Schlossnickel

 

 

ワコウ・ワークス・オブ・アートではこの度2017年11月1日(水)から、ドイツのアーティスト、アンドレアス・スロミンスキーの個展を開催いたします。当画廊で4度目となる本個展は「GOOOD LUCK」展と題し、アジア初公開となる全11点の作品を展示いたします。スロミンスキーは1959年に西ドイツのメッペンに生まれ、ベルリンとハンブルクを拠点に1980年代から彫刻作品やパフォーマンスの制作を続けています。ドイツ、フランス、イタリアなど、ヨーロッパを中心にこれまで数多くの主要な現代美術館で個展が開催されてきました。

ソピアップ・ピッチ「desire line」

ARTLOGUE 編集部2017/11/03(金) - 05:18 に投稿
left: "Miroiise" 2017 / wood, marble, rattan, bamboo, metal wire / h.260.0 × w.36.0 × d.6.5 cm
right: "Moonstone" 2017 / wood, bamboo, steel wire / h.155.0 × w.38.0 × d.16.0 cm ©Sopheap Pich Studio

 

【作品、作家に関して】

ソピアップ・ピッチの作品は、木々や花などの植物、人間の解剖学や、都市構造などからインスピレーションを得た、有機的かつ幾何学的な立体作品です。竹やラタン、ワイヤー、蜜蝋など、地域に根ざした素材を用いて目の粗い織り方で制作されているのが特徴で、透明性があり軽く見えながらも、機能的な構造による圧倒的なボリュームにより、空間全体にエネルギーが溢れ出ているように感じます。

アーツ前橋連携企画 特別展示 鈴木ヒラク

ARTLOGUE 編集部2017/11/02(木) - 05:06 に投稿

この度、rinartassociationではアーツ前橋「ヒツクリコガツクリコーことばの生まれる場所」展連携企画として鈴木ヒラク特別展示を開催いたします。

本展は、反射板・ステンレス・アスファルトやLEDライトといった都市の断片を素材とした複数の作品が、空間内で互いに光の現象を引き起こすインスタレーションとして構成されております。

アーツ前橋では自身初となる11メートルのキャンバス作品も展示しておりますので、合わせてご高覧ください。

http://www.artsmaebashi.jp/?page_id=147
2017.10.18(wed)-2018.1.14(sun)
Open 11:00-19:00 Closed on Monday and Tuseday
rin art association 1F
*その他の休廊日
2017.11.13(月)-11.17(金) 2017.12.25(月)-2018.1.5(金)

 

鈴木ヒラク

村上三郎展

ARTLOGUE 編集部2017/11/02(木) - 05:07 に投稿
村上三郎《作品》1957 27 x 22.5 cm 合成樹脂塗料、カンヴァス 提供:アートコートギャラリー

 

この度、アートコートギャラリーでは村上三郎展を開催いたします。本展では、村上の代表作、木枠に張ったクラフト紙を突き破る〈紙破り〉について、国内に唯一現存する痕跡 としての《入口》(1955/2003)、ʼ80~ʼ90年代に行われたパフォーマンスの映像、そして、1956年の第2回具体美術展で写真家の大辻清司によって捉えられた《通過》の連続写真による多角的な展示を通し、その諸相を映し出すことを試みます。
さらに、それらの〈紙破り〉を、立体作品《空気》(1956/1994)、ʼ50~ʼ60年代の絵画作品とともに通観することで、村上が実践した身体的行為と描くこと、そしてコンセプチュアルな表現の関係性について改めて考え、そこに通底する問題意識を探ります。

 

村上三郎展 フォトギャラリー

※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為は法律で禁止されています。

 

 

 

シャガール 三次元の世界

ARTLOGUE 編集部2017/11/01(水) - 08:23 に投稿

画家、版画家として著名なマルク・シャガールは、晩年に多くの彫刻を制作していました。シャガールの彫刻作品を、日本で初めて本格的に紹介する本展では、平面作品と深い関わりをもつシャガール彫刻の特徴を踏まえ、関連のある素描や絵画、同主題の絵画などとともに展示し、シャガールの三次元世界を巡ります。日本初公開作品を多数含む、彫刻・陶器60点、油彩・水彩70点、素描・版画等40点で構成される本展は、新しいシャガール像に触れる貴重な機会となることでしょう。

THE ドザえもん展 TOKYO 2017

ARTLOGUE 編集部2017/10/28(土) - 09:56 に投稿

「ドザえもん」は言葉遊びの作品。私の オリジナル 作品として、ある漫画から引用し、タイトルはカタカナと平仮名で表記しているが、元になっている言葉は「土左衛門」と漢字で表記する。江戸時代の大相撲の力士の名前であり、水で溺れて亡くなった死体が、その力士に似ていたのだという。江戸時代の言葉が現代にも生き続けているように、引用した漫画もまた、昭和から現在に至るまで、世代を超えて支持され続けている。

岡本 光博

 

■開催期間 2017 年 12 月2 日(土)~2017 年 12 月23 日(土・祝) 開廊 12 :00 ~ 19:00 会期中日月休廊

参加アーティスト
岡本 光博
1968 年京都府生まれ。滋賀大学大学院修了。主な個展に平成 26 年「マックロポップ」、平成 28 年「69」
以上 eitoeiko、平成 29 年の参加展覧会に「ラブラブショー 2」青森県立美術館、「ARTZUID」アムステルダム、
水族館劇場「廃墟のるなぱあく」(横浜寿町・横浜トリエンナーレ関連プログラム)など。

THE EUGENE Studio 1/2 Century later.

ARTLOGUE 編集部2017/11/14(火) - 13:17 に投稿
Agricultural Revolution 3.0,Installation view, mixed media, 2016

 

資生堂ギャラリーでは、2017年11月21日(火)から12月24日(日)まで、THE EUGENE Studioの個展『1/2 Century later.』を開催します。THE EUGENE Studio(ザ・ユージーン・スタジオ)は、現代美術を中心に、従来の境界線を押し広げて次の社会を創造していく全く新しいアーティストです。現在、チームラボなどとともに世界が注目する日本のアーティストチームとして脚光を浴びており※1、その活動は、21世紀のアーティスト像を確立するものといって良いでしょう。

組版造形 白井敬尚

ARTLOGUE 編集部2017/10/17(火) - 01:19 に投稿

タイポグラフィというデザイン要素の中でも、「紙面に文字組版を配置・構成した空間を含む造形」である「組版造形」。ブックデザインやエディトリアルデザインを中心に活動を続ける白井敬尚による、待望のggg個展に付けられたタイトルでもあります。美しい装丁の数々をお見せするのと同時に、基本的には墨文字1色の見開きページがずらりと並ぶちょっと異色の展覧会となります。
  白井敬尚といえば、世界中で高く評価されているデザイン誌「アイデア」のアートディレクションが代表的な仕事の一つで、振り幅の大きい多様なテーマを取り扱う同誌のデザインを10年間に亘り手がけました。隔月刊行というスケジュールにも関わらず、その1号1号が1冊の作品集のような充実ぶりで、非常に魅力的なコレクションとなっています。
  他にもこれまでに関わってきた数多くの書籍たち。その対象となるモノ・コト・ヒトについて注意深く読み解き、丁寧に、1ページ1ページ組版を整えていきます。白井の手により形を与えられた様々なテキスト=声が、ときに軽やかに、ときに厳粛に、ときにスタイリッシュに、本の中から鳴り響いてきます。魅惑的な組版との出会いにより、忘れられない読書体験となることもあるのかもしれません。