美術館と建築における3DVR:五十嵐太郎
2020年、アートローグでは、いくつかの美術展の3DVRを制作し、今度はそのオンライン美術鑑賞のプラットフォームを立ち上げた。2021年1月、十和田市現代美術館の3DVRによる常設展の公開を体験してみて、気づいたのは、筆者もすでに同じシステムの恩恵を受けていたことである。すなわち、コロナ禍は美術館に大きな影響を与え、筆者が監修した世界各地のジャパンハウスを巡回する「WINDOWOLOGY(窓学)」展も直撃を受け、ロンドン会場は一年以上の延期、そしてロサンゼルス会場は一度もオープンせず、観客を入れないまま会期を終えたが、ホームページでは3DVRによって展覧会を公開したからだ(https://www.japanhousela.com/exhibitions/windowology/)。
ジャパンハウスロサンゼルス会場「WINDOWOLOGY(窓学)」展 3DVR
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