西沢立衛

美術館と建築における3DVR:五十嵐太郎

鈴木 大輔2021/04/12(月) - 11:00 に投稿

2020年、アートローグでは、いくつかの美術展の3DVRを制作し、今度はそのオンライン美術鑑賞のプラットフォームを立ち上げた。2021年1月、十和田市現代美術館の3DVRによる常設展の公開を体験してみて、気づいたのは、筆者もすでに同じシステムの恩恵を受けていたことである。すなわち、コロナ禍は美術館に大きな影響を与え、筆者が監修した世界各地のジャパンハウスを巡回する「WINDOWOLOGY(窓学)」展も直撃を受け、ロンドン会場は一年以上の延期、そしてロサンゼルス会場は一度もオープンせず、観客を入れないまま会期を終えたが、ホームページでは3DVRによって展覧会を公開したからだ(https://www.japanhousela.com/exhibitions/windowology/)。

ジャパンハウスロサンゼルス会場「WINDOWOLOGY(窓学)」展 3DVR

 

十和田市現代美術館を設計した建築家・西沢立衛氏 Q&A:3DVR美術館 ARTLOGUE VR

鈴木 大輔2021/02/06(土) - 13:41 に投稿

ただ今ARTLOGUE VRで館内の常設作品を3DVRで公開中の十和田市現代美術館。美術館の室内だけで完結するのではなく、屋内展示室と屋外の空間とが交互に混ざり合いながら拡がる開放的な建築デザインがとても印象的です。

建築設計を手掛けた建築家・西沢立衛(にしざわりゅうえ)氏に3DVR「オンライン鑑賞コンテンツ」をご覧いただき、ご感想をQ&A形式でいただきました。

 

日本の家 1945年以降の建築と暮らし

ARTLOGUE 編集部2017/10/16(月) - 23:21 に投稿
藤本壮介 House NA(2011) Ⓒ Iwan Baan

 

■本展のポイント

 

…… テーマに分類して様々な視点から検証          

日本の建築家56組による75件の日本の住宅建築を、400点を超す模型や手書きの図面、写真、映像などで紹介。時系列ではなく13のテーマに分類して展示することで、誰にとっても身近である家を時代性や社会性、立地環境や人と人とのつながりなど様々な視点から検証します。

 

…… 戦後に建築家が手がけた住宅に焦点

日本の住宅建築を成立させる条件が大きく変わった戦後に焦点をあて、建築家が手がけた住宅をこれまでにない規模で展示。現在に至るまでの、建築家による日本の家の数々をご覧いただけます。