コラム

山アートの楽しみ。六甲山でアート散策 「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2017」はじまりました。

松宮 宏2017/09/27(水) - 13:40 に投稿

まだまだ暑いこの頃ですが、ケーブルカーで10分登れば、そこは残暑マイナス5℃の六甲山。高山植物が秋の涼やかさをまとって迎えてくれます。
アートを楽しみながら、山上を回ってみましょう。

JR六甲道駅からバスに乗りました。森に囲まれる神戸大学の横を通過し、六甲ケーブル下駅へ。

画像を削除しました。

駅の階段はアート色です。ケーブルカーに乗って山頂へ。

 

ロバート・フランク: ブックス アンド フィルムス, 1947-2017 神戸 報告 Part2

松宮 宏2017/09/13(水) - 14:11 に投稿

束の間の美しさを切り取る。ストリートフォトの原点。

 

ジャズの街、神戸らしく、写真展会場にジャズメンたちが登場。素敵な午後を上質の音色で演出しました。Robert Frankとジャズの午後in Kobe。

 

Webコンテンツを解き放つIIIF(トリプルアイエフ、International Image Interoperability Framework)の可能性。

永崎研宣2017/09/10(日) - 10:08 に投稿

デジタル画像は、公開している美術館や組織・機関のWebサイトに行って見るもの。サイトごとに掲載方法が違うから、見たいサイトの使い方をちゃんと知っているのが現代人のネットリテラシー。このような状況を私たちは当然のものとして受け入れて、使い方をいちいち覚えたり、あるいは、面倒だからあまりネットには近寄らないようにしてきたと思います。

しかし、よく考えてみると、ちょっと変な話です。デジタル画像はどこでも大体同じフォーマットですし、付与されている情報もそれぞれに特徴はあるにせよ、デジタルデータなのだから、もうちょっと簡単に使えてもいいような気がします。

近年、この状況をかなりの程度解決してしまう規格が欧米を中心に急速に広まりつつあります。はじまりは、西洋中世写本だったようです。西洋中世写本は、ミニアチュールと呼ばれるその美しい挿絵だけが切り取られて別に保管されることがあり、それぞれ別々の機関に所蔵されていることがあるようです。それを、それぞれの機関が自前で公開しつつ、それを閲覧者のところでうまく統合してみられるようにする。それが、IIIFの最初の目標であり、ようやく2017年6月、誰もが使えるフリーソフトで実現できるようになりました。

 

ロバート・フランク: ブックス アンド フィルムス, 1947-2017 神戸 報告 Part1

松宮 宏2017/09/10(日) - 08:20 に投稿
Robert Frank ,Funeral-St Helena,South Carolina, from the book .The Americans(1959) ロバート・フランク(葬式-サウスカロライナ州セント・ヘレナ) 「The Americans」(1959年)より ©Robert Frank

 

束の間の美しさを切り取る。ストリートフォトの原点。

画像を削除しました。

 

新聞用紙に印刷されたモノクロームの世界。
ロバート・フランクの写真世界は、人が触れ合うことで生まれる体温に満ちています。

 

奈良美智が国内5年ぶりの個展『for better or worse』に込めた想いとは!?

羽田沙織2017/08/11(金) - 22:50 に投稿
左:《TwinsⅠ》2005 サムソン美術館リウム蔵、中央:《TwinsⅡ》2005 サムソン美術館リウム蔵、右:《ハートに火をつけて》2001 個人蔵

 

 

昔を振り返った時、誓い合った夫婦のように、良き時も悪しき時も(for better or worse)ちゃんとやってきたな。制作はいつも傍にあったな。まだ別れてないな。

奈良美智(メディアインタビューにて

 

コーヒー文化と中東 コーヒーハウス・ペインティングからイスラム革命へ

現王園セヴィン2017/08/12(土) - 13:33 に投稿

一日をスタートする一杯のコーヒー
夕方、ホッと一息する時に飲むコーヒー

私たちの身近にあるコーヒーの起源はあまり知られていません。


禁断の実


私たちが今飲んでいるコーヒーは、コーヒーノキの果実の中にある種子を使って作られた飲み物です。最初はコーヒーノキの種子ではなく、葉の部分や実の殻を煎じたりさまざな方法で飲まれていました。現在私たちが飲んでいる方法を一般化したのはなんとイスラム神秘主義者スーフィー教団の人たちだったのです。

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人工生命体「ストランドビースト」の生みの親テオ・ヤンセン氏インタビュー

羽田沙織2017/07/31(月) - 00:21 に投稿

動物なのか、昆虫なのか。
ボディーはプラスティックチューブ。ペットボトルを装着し、風を食べて動く巨大な生物。
それがオランダのアーティスト テオ・ヤンセン(Theo Jansen)氏が生み出した「ストランドビースト」です。オランダ語で砂浜という意味のストランドに生物という意味のビースト。
彼らは通常、浜辺で生息しています。
その動く姿は一度見たら忘れられません。何となく、風の谷のナウシカに出てくるオウムのようにも見えます。足音も似ています(笑)
彼らは、実際目の当たりにすると画像や映像で見る以上に「生物」です。閉館後の人が誰もいなくなった真っ暗な美術館内では、ビーストたちが伸び伸びと自由にうごめいているのではないか、なんてふと想像してしまうほど。

 

行く人必見! 欧州芸術祭特化型、旅のお役立ち情報。ヴェネチア・ビエンナーレ、ドクメンタ(カッセル・ドイツ)、ミュンスター彫刻プロジェクト(ミュンスター・ドイツ)編

ARTLOGUE 編集部2017/07/29(土) - 01:22 に投稿

2017年7月10日~7月20日の期間、8泊11日でミュンスター彫刻プロジェクト2017(Skulptur Projekte Münster 2017 ミュンスター・ドイツ)、ドクメンタ14(documenta 14 カッセル・ドイツ)、ヴェネチア・ビエンナーレ2017(Biennale di Venezia 2017 ヴェネチア・イタリア)、アテネ、アムステルダムを巡って来ました。

今年はミュンスター彫刻プロジェクト(10年に一度)、ドクメンタ(5年に一度)、ヴェネチア・ビエンナーレ(2年に一度)の開催が重なるアートのビッグイヤーなので、渡航を考えている人も多いのではないでしょうか。

そこで、僕が経験した上でのお役立ち情報を紹介したいと思います。尚、普通の旅行にも使えるトピックは多いですが、基本的に芸術祭に特化した内容になっているので、一般的な情報についてはガイドブックや旅行サイトなどをご参照ください。

 

明治期以降の「写実」が一堂に会した「ニッポンの写実 そっくりの魔力」展

鈴木拓也2017/07/06(木) - 20:35 に投稿

明治期以降の「写実」が一堂に会した「ニッポンの写実 そっくりの魔力」展 

明治時代から現代までの邦人アーティストらによる、高精細な写実的絵画・造形作品の約80点を展示した、「ニッポンの写実 そっくりの魔力」展が、2017年6月10日(土)から8月20日(日)まで北海道立函館美術館で開かれています。

西洋文化の本格的な流入が始まった明治維新。美術の世界でも西洋美術の影響を受け、現実を記録し、再現するような写実的技巧が積極的に取り入れられました。そうしたターニングポイントを経ながら、独自に発展を遂げた我が国の精密描写ですが、どのような変遷をたどってきたのでしょうか?その一端を紹介しましょう。 

 

アートダイエットin佐久島

羽田沙織2017/07/02(日) - 17:41 に投稿

愛知県にアートの島があることをご存じですか?
三河湾のほぼ真ん中に位置し、人口は252人、信号もコンビニもない小さな島です。
佐久島がアートの島になったのはおよそ20年前。現在では島に21個の作品が点在していて、四季折々自然豊かな景観と共に楽しむことができます。

名古屋から電車でおよそ1時間。西尾駅からバスに揺られて30分で一色港に到着。
一色港からは船に乗っておよそ20分で佐久島に到着です。

アートの島 佐久島でのアートダイエットコースは、何歩になるでしょうか。今回は佐久島の東港からスタートです♪


作品は島の豊かな自然を感じるための装置!


まず、最初のアート作品まではおよそ10分で到着。