青木野枝

青木野枝 ふりそそぐものたち

ARTLOGUE 編集部2018/12/19(水) - 02:32 に投稿
青木野枝は、大学在学中より一貫して鉄を素材に作品を制作してきた彫刻家です。 その作品の佇まいは「鉄彫刻」という言葉が呼び起こすイメージとは対極にあるものです。 工業用の鉄板を溶断し切り抜いた持ち運び可能なピースの一つ一つを、まるで空間に置いて行くように溶接し、つなぎ合わせることで生み出される作品。 それは、まるで空中に描かれたドローイングのように展開し、見る者と空間を共有しつつ、その空間そのものの質と意味を鮮やかに変容させるのです。 空気中に漂う水蒸気や微粒子など我々を取り巻く目に見えないものたちの存在、日常のうちに何気なく目にした物事から得た心の揺らぎ、自らの実感に根差した世界観。 それらをモチーフに、それに見合う美しい風景を呼び覚ますこと。 青木の作品は、そのための媒体として存在するもののようにも思えます。 この展覧会は、九州の公立美術館においては初となる青木の個展です。 近作および新作のインスタレーションによって構成される本展では、石鹸や石膏など近年青木が鉄とともに用いてきた素材に加え、色ガラスという新たな素材を使用した作品も公開されます。 長崎市に深い関わりを持つ家系に生まれた青木。 長崎という土地と作家としての青木とがはじめて出会う機会となるこの展覧会で新たに生まれる風景を、ぜひご覧ください。

コレクションの<現在(いま)> ― 絵画・彫刻・版画

ARTLOGUE 編集部2018/12/19(水) - 02:31 に投稿
企画展の開催や作品展示をきっかけに目黒区美術館がコレクションに加えてきた作品の中から、1980年代以降の現代美術を取り上げます。 現代彫刻の青木野枝、多和圭三。鉛筆による細密絵画の篠田教夫(しのだ のりお)、寺崎百合子。版画の井田照一。写真の山中信夫の作品ほかを紹介します。 また、「色」をテーマにしたシリーズ展覧会『色の博物誌』の「緑―豊潤な影」(2001年)、「黄―地の力&空(くう)の光」(2004年)の出品作家・鈴木省三の絵画を特集展示します。

アートダイエットin佐久島

羽田沙織2017/07/02(日) - 17:41 に投稿

愛知県にアートの島があることをご存じですか?
三河湾のほぼ真ん中に位置し、人口は252人、信号もコンビニもない小さな島です。
佐久島がアートの島になったのはおよそ20年前。現在では島に21個の作品が点在していて、四季折々自然豊かな景観と共に楽しむことができます。

名古屋から電車でおよそ1時間。西尾駅からバスに揺られて30分で一色港に到着。
一色港からは船に乗っておよそ20分で佐久島に到着です。

アートの島 佐久島でのアートダイエットコースは、何歩になるでしょうか。今回は佐久島の東港からスタートです♪


作品は島の豊かな自然を感じるための装置!


まず、最初のアート作品まではおよそ10分で到着。