コラム

今日はどこいく?子どもとのびのびアート鑑賞 ~子どもだましならぬ、子どもに寄り添うオペラが「感性」を刺激する!~

fujisakiwith2018/03/23(金) - 17:11 に投稿

ライターのfujisakiwithです。現在、2歳9か月の娘がいます。日々伸びやかに変化するその成長をみて、彼女の中の「感性」も柔軟に育ってほしいと思うようになりました。最近では、意識して、さまざまなアートな環境に出かけています。今回はなんと、0歳の赤ちゃんでもオペラの感動を体感できる催しに行ってまいりました!


成長に合わせた「アートな刺激」。感性の広がりを見守りたい

1歳を過ぎた頃から好奇心が芽生え、自分を取り巻く「外の世界」を意識するようになってきた娘。これから大人になるにつれて、生まれ持った個性とは別に「環境」から感性を紡いでいくのだと感じました。その頃からアートの力を借りて、娘の感性を刺激してはどうだろう?と思うようになりました。

そして現在。耳の発達が著しい時期のようです。日常の「生活音」に加え、川のせせらぎなど「自然音」を感じに出かけたり、「コンサート」を中心にお出かけ場所を選んで音楽からも感性にアプローチするようにしています。

今回お出かけした「クラシック・ミーツ・キッズ どうぶつ達のカーニバル」は、実は1歳のときにも行ったことのあるコンサート。コンサートのライブ感が与えてくれる「去年とは違う感動」はもちろん、娘の「成長に伴う新しい反応」にも目が離せない時間でした。

アート×猫 ~江戸時代の國芳の浮世絵作品に見るアートと猫の心いやされる関係~

園城寺 希2018/03/22(木) - 20:13 に投稿

巷では「猫ブーム」。テレビのコマーシャルや雑誌でも猫をモチーフにしたものが多くなっています。最近は「散歩の必要がなく飼うのが楽」ということで人気が急上昇しているようです。アートと猫との関係で言うと、昔から猫は絵画のモデル・主役や脇役として作品に描かれてきました。

猫って…

猫の好きな人なら猫の歩き方やしぐさなど、いくら見ていても飽きないのではないでしょうか。

初めて猫を飼った時、人のように言葉が通じる訳でもなく意思疎通に戸惑いましたが、日々一緒に暮らしていると、世間でよくいわれる「猫は薄情・冷たい」に当てはまらない、表情や表現力の豊かさに気付かされます。むしろ情に厚く、不思議と人間の心を察知し、シンプルに無邪気に人間と接してくれます。特に最近のように人間関係が複雑な世の中では、そのシンプルさがかえってありがたい気がします。

今日はその中でも猫好きの画家として有名な江戸時代の代表絵師である、歌川國芳(うたがわくによし)(1797~1861)の作品から心いやされる関係を考えてみましょう。

いつもそばにいてくれるわたしのねこ、アートになる

アカギマキコ2018/03/31(土) - 21:39 に投稿

10数年前に比べると、猫好きを公言する人がとても増えたような気がします。
猫の動画や写真に人気が集まったり、街のいたるところに猫と触れ合えるカフェが見られるようになったり、猫グッズに至っては犬グッズを席巻する勢いです。
TVCMでも猫がキャラクターとして目立つものが明らかに増えています。

ネズミ捕りの能力を買われて人間と共存するようになった猫ですが、今や近すぎず遠すぎず、いてほしいときに側にいてくれる癒しの存在としての価値を感じる人が多くなっているようです。猫好きが増えたというよりも、猫が好きであることを堂々と言えるようになった、ということなのかもしれませんね。

今回は猫好きにおすすめの展覧会とともに、日常の中の猫を表現した熊谷守一(くまがいもりかず)(1880~1977)の絵をご紹介したいと思います。 


猫の国の猫アートで猫にまみれる至福のひとときを

3月29日(木)から、ホテル雅叙園東京では猫好き必見の「猫都(ニャンと)の国宝展at百段階段~猫の都の国宝アート~」が開催されます。

「アートフェア東京2018」を訪ねて─美のカオスの中に浮上した〈工芸化〉の流れ

石川翠2018/03/23(金) - 22:15 に投稿

「アートフェア東京2018」?国際的なアートフェア……なんて聞くと、ちょっとコワくなっちゃいません?自分なんか入場していいのな。おカドちがいじゃないかなぁ、なんて……。そんな気おくれも感じてしまう方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、そのアタリはお祭りの縁日みたいなもんだと思えば、全然だいじょうぶ!ほら、岡本太郎さんも言ってたじゃない。芸術はまつり!(…爆発??)だとかなんだとか……。さあ、一緒に会場を訪ねてみましょう。
先日、都内千代田区の東京国際フォーラムで、「アートフェア東京2018」が開催されました。会期は3月8日から11日までの4日間。日本最大級のこの美術見本市は、今年で13回目になります。
今回参加した画廊は全部で164、後援についた大使館は93ヶ国。前回の入場者は5万8千人ほどでしたが、年々観客数が増えていて、いまや「アートフェア東京」が文字通り、文化都市・東京のひとつの顔に成長しつつあるのはまちがいありません。

アートとこころ ~1.こころをアートで表現する!絵を描くことを通じて見えてくるものとは~

佐藤セイ2018/03/17(土) - 23:30 に投稿

私は臨床心理士の資格を取得するために多くの心理療法について学び、体験してきました。
その中でも特に自分の気持ちを表現できると感じたのが芸術療法と呼ばれる分野です。これはシンプルに言えば「こころをアートで表現する」というものです。

今回は「描く」という側面からこころとアートの密な関係をお話したいと思います。

そもそも芸術療法とは?

日本芸術療法学会によると芸術療法とは「絵画、詩歌、音楽、ダンス、心理劇等々の芸術活動を介して心身の治療を行う」方法として定義されています。 
人は必ずしも自分のこころの状態を言葉で表現することはできません。言葉に出来ないけれど、もやもやと悩んでいることって誰しもありますよね。
また、幼い子どもも自分のこころを適切に言葉にする力がないことがあります。

そのこころを芸術という非言語的なアプローチで表現することで、治療者をはじめとした他者に伝えることができて「受け止めてもらえた」と実感すること、また自分でも「こんな気持ちを抱えていたのか」と振り返ることができることで、こころの治療につながると考えられているのです。

食は “五感” で楽しむ時代へ 〜 アジアのベストレストラン50のTOPに輝く、Gaggan(inバンコク)の世界~

岡田 奈穂子2018/03/19(月) - 10:12 に投稿

こんにちは!
「おいしい旅」をデザインする、株式会社 Table a Cloth トラベルデザイナーの岡田奈穂子と申します。

旅の楽しみに欠かせない食。世界の食シーンは日々変化しています。
中でも近年注目されてきているのが、スペイン・バスク地方より拡がってきた、五感すべてを使って味わう料理のスタイル。
味覚のみならず、視覚、嗅覚、聴覚、触覚… そのすべてを取り入れ提供されるコース料理は、さながら一連のショーを鑑賞しているような感覚に。

今回は、Asia’s 50 Best RestaurantsでNo.1に輝き続けるバンコクのインド料理レストラン「Gaggan(ガガン)」から、その最新の食事体験をお伝えします。
世界の食シーンを変えたスペインの名店中の名店、エルブジ出身のシェフが繰り出すインディアンフュージョン料理の世界。

創造力で作られた、アーティスティックな食体験へご案内いたします。
私自身が世界を旅して見つけた「アートと食のおいしい関係」をご紹介できたらと思います。

 

ドーナツの穴だけ残して食べる。

長谷川新2018/01/19(金) - 15:27 に投稿
「やんばるアートフェスティバル2017-2018」で出品された、キュンチョメ《完璧なドーナツをつくる(仮)》

 

沖縄。12月。高尾くんとふたり、那覇空港から運営事務局に手配してもらったジープに乗って、「やんばるアートフェスティバル2017-2018」の会場へと向かう。

ジープには本芸術祭の出品作家・BAKIBAKIの柄がラッピングされていて、ふたりして得意げになりながらひた走る。無免許な筆者は高尾くんに頼りっきりだ。BAKIBAKI柄を初めて見たのは2015年の京都の木屋町にあるタバコ屋さんの2階だったんじゃないかと思う。当時近くのARTZONEで展覧会を企画していた筆者はBAKIBAKI柄を見上げながら何十本とタバコを吸い続けていた。

イギリスの注目演劇現地レポート! 『トゥー・マン・ショー』劇評ージェンダーを超えて、ありのままに、生きやすく。

Fuki Miyamoto2017/12/23(土) - 00:57 に投稿

 

『トゥー・マン・ショー』ってなに?

 

「女性らしくあること」や「男性らしくあること」に、一度ぐらい生きづらさや居心地の悪さを感じた経験はないでしょうか。日本でも女性の社会進出が少しずつ進む中で、ジェンダーについて論じられる場面が増えてきました。ジェンダーとは一般に生物学的な性別の違いに応じて社会的・文化的に男女にそれぞれあてはめられてきた役割やイメージのことを指します。

『トゥー・マン・ショー』は2016年の初演後、2016年エジンバラフリンジ演劇祭大賞など様々な賞を受賞し、イギリスツアーではチケットの完売が相次いでいる注目の現代演劇作品です。作品を制作、上演したのは、イギリスの演劇ユニット、ラッシュダッシュ(Rash Dash)。2009年、当時大学でフェミニズムを勉強していたアビー・グリーンランド(Abbi Greenland)とヘレン・ゴーレン(Helen Goalen)2009年が立ち上げたユニットです。現在では作曲と演奏なども手がけるベッキー・ウィルキー(Becky Wilkie)も加わって、演劇、コンテンポラリーダンス、歌、音楽などを組み込んだ作品を、3人で制作し、3人でパフォーマンスしています。

海と山が横たわる都市・神戸が舞台の芸術祭「港都KOBE芸術祭」

松宮 宏2017/10/11(水) - 08:01 に投稿

海と山が横たわる都市・神戸が舞台の芸術祭「港都KOBE芸術祭」。秋めいて来ました。旅行気分で散策してみましょう。
神戸開港150年を記念して、市内各地でアートイベントが開催されています。船で徒歩で自転車で、散策してみました。

ARTS WALL あなたのデスクトップにアートのインスピレーションを。

ARTLOGUE 編集部2018/04/16(月) - 21:05 に投稿

 

 

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ARTS WALLは、常にアートからの知的な刺激を受けたい方や、最新のアートに接したい方に、ARTLOGUEのコラムや、美術館やギャラリーで今まさに開催中の展覧会から厳選したアート作品を毎日、壁紙として届けます。 壁紙は、アプリ経由で自動で更新。

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芸術とは、自然が人間に映ったものである。大事なことは鏡をみがくことだ。
―― ロダン (グセル「ロダンのことば」より)