生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。

ARTLOGUE 編集部2018/06/08(金) - 22:42 に投稿

2018 年、いわさきちひろ(1918-74)は生誕 100 年を迎えます。にじむ色彩で描かれた子どもたち、花々、そして大きく空けられた余白。絵本、挿絵、カレンダーなど、さまざまなメディアを通じてその絵は生活の隅々にまで浸透し、没後 40 年を超えてなお膨らみ続ける人気は今や世界に広がりつつあります。一方で、その作品に関しては、「子ども、花、平和」などのモティーフ、あるいは「かわいい、やさしい、やわらかい」といった印象ばかりが注目されやすいようです。

「いわさきちひろ、絵描きです。」――のちの伴侶と出会った際に自己紹介したちひろの言葉をタイトルに掲げる本展は、「絵描き」としてのちひろの技術や作品の背景を振り返る展覧会です。ちひろはどのような文化的座標に位置し、どのような技術を作品に凝らしたのか。新出の資料も交えた約 200 点の展示品を通じて作品の細部に迫り、童画家としてのちひろイメージの刷新を試みます。

 

開催概要

----------------------------------------------------------------

花も実もあるイタリア野菜:ズッキーネとカボチャ

井澤佐知子2018/06/07(木) - 17:02 に投稿
ジョヴァンナ・ガルツォーニ《Still life with pumpkin flowers and vine leaves》制作年不明、羊皮紙にグアッシュ画法、25× 33.5 cm、プライベート・コレクション
[Public domain], via Wikimedia Commons


アメリカ大陸の発見とともにヨーロッパにもたらされたウリ科の果菜ズッキーニ。イタリアは、ヨーロッパでも特にズッキーニを愛する国として知られています。ローマ以南では主に〈ズッキーネ〉で親しまれており、私も馴染みのある呼称〈ズッキーネ〉を使いたいと思います。

庶民の食生活に密着しているズッキーネ、実の部分だけではなく花も食用としてよく調理されます。ヨーロッパにもたらされて早くも20年後には、ラファエロの弟子によって絵画に描かれたウリ科の野菜たち。その楽しい逸話をご紹介いたしましょう。


6月4日は「虫の日」。タイのアクセサリーのような小さな生き物

nanchatic2018/06/04(月) - 12:55 に投稿

6月4日は「虫の日」。漫画界の巨匠・手塚治虫(1928〜1989)らによって設立された「日本昆虫クラブ」が、虫が住める街づくりを願って提唱しました。昆虫を含む生き物たちは、時に自然界のアートといった美しい色彩や形をわたしたちに見せてくれます。タイの田舎暮らしで出会った、小さな生き物たちの写真を掲載します。

モダンアート再訪―ダリ、ウォーホルから草間彌生まで 福岡市美術館コレクション展

ARTLOGUE 編集部2018/06/01(金) - 15:35 に投稿
三岸好太郎 《海と射光》 1934

 

国内屈指のモダンアート・コレクションが来広

様々な運動で彩られる20 世紀美術を巡る旅へ誘います

 

20 世紀の美術は、次々に現れる前衛的な美術運動によって彩られています。シュルレアリスムから戦後の抽象表現主義、ポップ・アートまで、欧米を中心に展開した美術の流れは「モダンアート」とも呼ばれています。

1979 年に開館した福岡市美術館は、近現代美術と古美術を二つの柱とした16,000 点に及ぶ幅広いコレクションをもつ美術館として知られています。2019 年のリニューアルオープンに向けた大規模な改修工事の期間にあることを貴重な機会として、この展覧会では同館が所蔵するヨーロッパとアメリカ、そして日本の優れた作品約70 点を一堂に紹介し、モダンアートの歴史を改めてたどります。

 

京都精華大学50周年記念展「アスピレーションズ-8つの扉」

ARTLOGUE 編集部2018/06/01(金) - 00:42 に投稿
《地球へ…》ソルジャー・ブルー©竹宮惠子

 

塩田千春、タナカカツキ、竹宮惠子、黒崎彰ら

時代を切り拓いた京都精華大学卒業生

教員による展覧会を6/8から開催

 

開学50周年にあたり、京都精華大学は建学の精神を振り返りつつ、教育・研究・社会貢献を通じて、今、そして未来のために何をなすべきか、そして学生たちにどんな問いやヒントを投げかけ、ともに歩んでいくべきかを考えていきます。京都精華大学50周年記念展「アスピレーションズ―8つの扉」では、卒業生あるいは教員として本学で時を過ごした多数のセイカ人の中から、今、若い世代に紹介したい8組の作家や研究者の活動を厳選して紹介します。

ダニエル・アーシャム 「カラー・シャドウ」展

ARTLOGUE 編集部2018/05/31(木) - 23:38 に投稿

DANIEL ARSHAM  「COLOR SHADOWS」

 

 

ダニエル・アーシャムは2013年より、現代におけるあらゆる文化的オブジェ ―そのいずれも廃れる宿命にあるもの― を、滅びゆく“遺産” 化させてきました。アーシャムは作品シリーズ「Fictional Archeology」(フィクションとしての考古学)を発展させていく過程で、火山灰、黒曜石、炭粉、紅水晶など天然の物質からオブジェを制作するユニークな鋳造技術を用いた特徴的な彫刻スタイルを確立しました。

本展「カラー・シャドウ」(Color Shadows)では、地質物質、石膏、金属、アーシャム初となるブロンズを用いた鋳造作品が一堂に展示されます。アーシャムは常に一貫して幅広い実践をするとともに、作品と建築との関わりを重視しており、今回展示される作品の一端である子どもらしいぬいぐるみの形をした鋳造作品は、展示スペースでの作品同士の関係性に留意しながら戦略的に配置されます。さらに、ギャラリーの内壁を床から天井まで覆うことで腐食と劣化の様相をまとわせ、建物を含めた空間が一体となった雰囲気を創り出します。