日本 ― フィンランドの外交樹立100周年にあたる2019年、フィンランドを代表するセラミック・アーティスト、ルート・ブリュック(1916-1999、没後20年)の展覧会を開催します。 ルート・ブリュックは、フィンランドの名窯「アラビア」の美術部門専属アーティストとして約40年にわたって活躍し、独自の釉薬技法による色彩豊かな陶板や、膨大なピースを組み合わせてつくるモニュメント作品を数多く手がけました。 昆虫学者で画家だった父親の影響で、幼い頃から美術や建築、フィンランドの自然に親しんだブリュックは、イマジネーションの豊かさと色や光に対する感受性の高さが持ち味です。また世界的プロダクトデザイナーのタピオ・ヴィルカラの妻として、欧米のデザイン界と交流が深く、テーブルウェアやテキスタイルのデザインも手がけました。 本展では、約200点の作品を通して、アート、デザイン、建築の境界を超えるような仕事の全貌を紹介します。日本の方々がきっと初めて目にする「もうひとつのフィンランド」、少しメランコリックでスピリチュアルな世界観を新たに楽しむ機会となるでしょう。
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展覧会ジャンル
展覧会
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