19世紀末から20世紀初頭にかけて、ウィーンでは絵画や建築、デザインなど、それぞれの領域を超えて新しい芸術を求めた、ウィーン独自の装飾的で煌(きら)びやかな文化が開花しました。今日では「世紀末芸術」と呼ばれるこの時代に、画家グスタ フ・クリムト(1862-1918)やエゴン・シーレ(1890-1918)、建築家オットー・ヴァーグナー(1841-1918)、アドルフ・ロース(1870-1933)など各界を代表する芸術家たちが登場し、ウィーンの文化は黄金時代を迎えます。
本展はウィーンの世紀末文化を「近代化(モダニズム)への過程」という視点から紐解く、新しい試みの展覧会です。18世紀の女帝マリア・テレジアの時代の啓蒙思想がビーダーマイアー時代に発展し、ウィーンのモダニズム文化の萌芽となって19世紀末の豪華絢爛な芸術運動へとつながっていった軌跡をたどる本展は、ウィーンの豊穣な文化を知る展覧会の決定版といえます。
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開催概要
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会 期:2019年8月27日(火)~12月8日(日)
会 場:国立国際美術館
時 間:10:00〜17:00
*8、9月中の金曜・土曜日は21:00まで開館、10~12月中の金曜・土曜日は20:00まで開館
*入場は閉館の30分前まで
休 館:月曜日
*ただし、9月16日、23日、10月14日、11月4日は開館し、翌日休館
料 金:一般1,600(1,400)円、大学生1,200(1,000)円、高校生800(600)円
*前売券は6月24日から8月26日まで販売(一部の企画チケットは5月10日から順次販売)
*( )内は前売と20名以上の団体料金
*9月中の日曜・祝日に限り、高校生無料(要証明)
*中学生以下無料(要証明)
*心身に障がいのある方とその付添者1名無料(要証明)
*本料金で同時開催の「コレクション特集展示 ジャコメッティと Ⅱ」も観覧可
*国立国際美術館では前売券の取り扱いなし
※料金詳細含む最新情報はこちらをご確認ください。