ひろしま 石内都

ARTLOGUE 編集部2018/06/19(火) - 10:48 に投稿
展覧会フライヤー いわさきちひろ 死んだ女の子『わたしがちいさかったときに』(童心社)より 1967年、©Ishiuchi Miyako「ひろしま#13」Donor:Yazu, I. 2007

 

いわさきちひろの生誕100年にあたる2018年、ちひろ美術館(東京・安曇野)では、「Life」をテーマに、さまざまな分野で活躍する作家たちとコラボレートし、新しい展覧会のあり方を模索します。今、まさに「Life」をテーマに取り組んでいる作家。いわさきちひろをインスピレーションのもととして新たな作品を生み出す作家。いわさきちひろと響き合う感性を持つ作家。7組の作家たちとのコラボレーションを通して、いわさきちひろの新たな世界が開かれます。

 

◆コラボレーション作家 石内都

桐生市生まれ、横須賀市育ち。写真家。2005年母の遺品シリーズ「Mother’s 2000-2005 未来の刻印」でヴェネチア・ビエンナーレ日本代表。2008年個展「ひろしま-Strings of Time」では原爆で亡くなった人の遺品シリーズを発表。いまそこに衣服をまとった人がいるかのような作品は大きな注目を集めた。2014年、日本人3人目となるハッセルブラッド国際写真賞を受賞。2017年から2018年にかけて開催した個展「肌理と写真」では、未発表作品や最新の「ひろしま」シリーズを展示した。

作家からのメッセージ

ちひろとひろしま

想いえがくイメージというものがある。その大半は与えられた情報にいくらでも左右され、一方的なイメージにかたまってしまう。それは違うかもしれないと気付くことが最近多い。そのひとつがいわさきちひろである。彼女の絵本はかわいらしく、やさしく、美しい線と色彩で描かれていて、私とは接点がないと思っていた。

しかし現実はそうではなく、生誕100年記念の年に「ひろしま」が呼ばれたことで、いわさきちひろを何も知らなかったことがはっきりする。

知らない世界を知る喜び、新しい発見の驚き、無知を知る楽しさ。ちひろ美術館での「ひろしま」の展示は今までのどこの美術館とも違う空気の中で、未来へ向けた希望の場として大きな広がりを予感する。そしていわさきちひろは母と2歳違いであることもわかる。

 

開催概要

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会 期:2018年5月12日(土)~7月16日(月)
会 場: 安曇野ちひろ美術館
時 間:9:00~17:00(お盆は9:00〜18:00)
休 館:第2水曜日、第4水曜日(祝休日は開館、翌平日休館 ※8月は無休)

 

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