レアンドロ・エルリッヒ

サマソニにて、音楽とアートが融合! 文化庁による「Music Loves Art in Summer Sonic 2022」

遠藤 友香2022/08/24(水) - 17:21 に投稿

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて3年ぶりの開催となった、日本を代表する都市型大規模音楽フェスティバル「SUMMER SONIC(サマーソニック)」。THE 1975やMÅNESKIN、King Gnu、RINA SAWAYAMAなど、国内外のアーティストが豪華に多数集結し、あらゆる音楽ファンを満足させてくれました。久々に戻ってきたサマソニには大勢の観客が参戦し、大変な盛り上がりをみせ、熱い夏となりました。

そんなサマソニ東京会場において、日本の現代アーティストを世界トップレベルに育てていくことを目的に、文化庁主導の音楽とアートを融合させた分野横断的な取り組み「Music Loves Art in Summer Sonic 2022」が初めて実施されました。国際的に影響力のある音楽イベントであるサマソニにおいて、金氏徹平やレアンドロ・エルリッヒなど国内外の現代アーティスト5名の大型作品を、「ZOZOマリンスタジアム」および「幕張メッセ」に展示。日本の現代アート作品を世界的なトップアーティストの作品と一緒に発信することを通して、日本のアーティストの国際的な評価を高めるとともに、グローバルに活躍の場を広げるための原動力となることを狙いました。あわせて、今回の展示を通じて、日本が現代アートの国際拠点となるための一端を担うことを目指したそう。

瀬戸内国際芸術祭 2019

ARTLOGUE 編集部2019/03/03(日) - 22:41 に投稿

テーマ:海の復権 

「島のおじいさんおばあさんの笑顔を見たい。」-そのためには、人が訪れる“観光”が島の人々の“感幸“でなければならず、この芸術祭が島の将来の展望につながって欲しい。このことが、当初から掲げてきた目的=『海の復権』です。 

有史以来、日本列島のコブクロであった瀬戸内海。この海を舞台に灘波津からの近畿中央文化ができたこと、源平、室町、戦国時代へとつながる資源の争奪の場であったこと、北前船の母港として列島全体を活性化したこと、朝鮮通信使による大切な大陸文化の継続した蓄積の通路であったことは、その豊かさを物語るものでした。しかしこの静かで豊かな交流の海は近代以降、政治的には隔離され、分断され、工業開発や海砂利採取等による海のやせ細りなど地球環境上の衰退をも余儀なくされました。そして世界のグローバル化・効率化・均質化の流れが島の固有性を少しずつなくしていく中で、島々の人口は減少し、高齢化が進み、地域の活力を低下させてきたのです。 

私たちは、美しい自然と人間が交錯し交響してきた瀬戸内の島々に活力を取り戻し、瀬戸内海が地球上のすべての地域の『希望の海』となることを目指し、瀬戸内国際芸術祭を開催しています。 

大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2018

ARTLOGUE 編集部2018/07/09(月) - 16:30 に投稿

地球環境時代の美術、大地の芸術祭

大地の芸術祭では、ここに暮らす人々が自然の中で生きていくために培ってきた創意工夫、技術、労苦の結晶である棚田や瀬替え、土木工事こそが人間と自然の関係を表していると考え、その礎の元にアート作品を配置・展開してきました。その軌跡をたどりながら2018年の芸術祭を堪能する、ランチ&ガイド付き日帰りツアーの決定版「オフィシャルツアー(2コース)」は、大地の芸術祭が考える、人間が自然・文明と関わる術を追体験する旅。里山とアートを巡る旅は、まさに地球環境時代の美術の起点となります。

 

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」とは

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、過疎高齢化の進む日本有数の豪雪地・越後妻有(新潟県十日町市、津南町)を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。農業を通して大地とかかわってきた「里山」の暮らしが今も豊かに残っている地域で、「人間は自然に内包される」を基本理念としたアートを道しるべに里山を巡る新しい旅は、アートによる地域づくりの先進事例として、国内外から注目を集めています。前回2015年は約51万人の来場者数を記録し、約51億の経済効果や雇用・交流人口の拡大をもたらしています。

 

レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル

ARTLOGUE 編集部2017/11/09(木) - 23:33 に投稿

森美術館(東京都港区 六本木ヒルズ森タワー53階)は、 2017年11月18日(土)から2018年4月1日(日)まで 「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」を開催します。
レアンドロ・エルリッヒは、国際的に活躍するアルゼンチン出身の現代 アーティストで、日本では金沢21世紀美術館の《スイミング・プール》の作家として知られています。本展は、エルリッヒの四半世紀にわたる活動の全容を紹介する、世界でも過去最大規模の個展です。新作を含む40点を超える作品を展示し、その8割が日本初公開となります。

本展は、エルリッヒの四半世紀にわたる活動の全容を紹介する、世界でも過去最大規模の個展です。初期の作品から新作まで40 点を超える作品を紹介し、その8 割は日本初公開となります。

大型のインスタレーションから映像まで、エルリッヒの作品は視覚的な仕掛けを用いて、わたしたちの常識に揺さぶりをかけます。

作品を通してわたしたちは、見るという行為の曖昧さを自覚し、惰性や習慣、既成概念や常識などを取り払い、曇りのない目で物事を「見る」ことで、新しい世界が立ち現われてくることを、身をもって体験することになるでしょう。