工芸・デザイン

The 備前 ― 土と炎から生まれる造形美 ―

ARTLOGUE 編集部2019/01/15(火) - 10:46 に投稿
備前焼は、釉薬を施さず土と炎の造形から生まれるシンプルで原始的なやきものとして、古くから日本人に愛されてきました。「窯変(ようへん)」「緋襷(ひだすき)」「牡丹餅(ぼたもち)」「胡麻(ごま)」「桟切(さんぎり)」など、薪窯による焼成で生まれた景色は他のやきものにはないみどころです。 本展では桃山時代に茶人・数寄者によって見立てられた古備前の名品から、その古備前に魅せられ作陶に取り組んできた近代の作家、さらに先達から受け継いだ技術を生かして現代の備前を確立しようとする若手の作品まで、重要無形文化財保持者の作品も交えて、幅広くご紹介。シンプルでありながら、多彩な表現を生む備前の魅力を探ります。

トム・サックス ティーセレモニー

ARTLOGUE 編集部2018/12/27(木) - 02:31 に投稿
ニューヨーク在住のトム・サックス(1966-)は、プラダのロゴで作られた便器、エルメスの包装紙によるマクドナルドのバリューセットなど、「手作り(ハンドメイド)の既製品(レディメイド)」とも評される奇抜な作品を制作し、世界各地で数多くの展覧会に参加。世界のスーパーブランドからも高く評価されています。 本展は、独自のまなざしで日本の文化に深いリスペクトを向けるトム・サックスがティーセレモニー(茶会、茶道)に本格的に取り組む展覧会です。外国人の彼の目に真新しく映る、楽しい日本の姿は、私たち日本人が見落としてきた価値観や世界観にあらためて気づかせてくれる貴重な機会となるでしょう。

夢見る力~空想大劇場

ARTLOGUE 編集部2018/12/26(水) - 02:32 に投稿
絹谷幸二 天空美術館では開館2周年を記念し、特別展示「夢見る力~空想大劇場」を開催いたします。 本展では、今回新たに制作された3D映像「平治の乱」を、これまでの「夢無辺」と併せて上映し、「静」と「動」が織りなす百花繚乱の夢舞台へ皆様を誘います。 また、東京・青山の「こどもの城」のエントランスを飾っていたアフレスコ(壁画古典技法)の傑作「アラベスク」全20面を最新展示し、空想力満載の絹谷ワールドをご体感いただきます。 「人類を元気に!」を掲げ、世界に向かって大きな躍進を目指す絹谷幸二 天空美術館が誇る映像・絵画・立体の数々。華麗なる色彩と豊饒なるイメージによる夢の大劇場を心行くまでお楽しみください。

企画展 江戸の愉しみ 安城の相撲・芝居

ARTLOGUE 編集部2018/12/26(水) - 02:31 に投稿
江戸時代、相撲と芝居は人々にとって大きな娯楽でした。江戸、京、大阪をはじめとする大都市では、毎年決められた時期に興行が行われ、大いに賑わっていた様子が浮世絵など当時の出版物でみることができます。 こうした大都市での興行は地方にも伝わり、各地で祭礼などにおいて相撲や芝居が行われるようになりました。安城市域にも、村人たちが祭礼の際に行った素人相撲や地芝居に関する資料を見ることができます。 今回の企画展では、江戸時代から明治期にかけて、市域の村々で行われた相撲・芝居に関する資料を紹介します。あわせて、当館収蔵品の中から、江戸など大都市で行われた相撲・歌舞伎の隆盛を伝える出版物も展示します。 ■関連事業■ 歴博講座 「史料にみる安城市域の相撲・芝居」 3月16日(土)14時~  展示解説 2月17日(日) 3月3日(日)  各日とも14時~ 歴博福よせ雛 企画展にちなんだ風景を雛たちが再現します

茶の湯の釜

ARTLOGUE 編集部2018/12/26(水) - 02:31 に投稿
新春を言祝ぐ今展示では、15点の茶の湯の釜を中心に、書画、炭道具、茶碗など選りすぐりの茶道具を約40点をご紹介致します。 繊細かつ大胆な表現が見られる茶の湯の釜をお楽しみ下さい。

青木野枝 ふりそそぐものたち

ARTLOGUE 編集部2018/12/19(水) - 02:32 に投稿
青木野枝は、大学在学中より一貫して鉄を素材に作品を制作してきた彫刻家です。 その作品の佇まいは「鉄彫刻」という言葉が呼び起こすイメージとは対極にあるものです。 工業用の鉄板を溶断し切り抜いた持ち運び可能なピースの一つ一つを、まるで空間に置いて行くように溶接し、つなぎ合わせることで生み出される作品。 それは、まるで空中に描かれたドローイングのように展開し、見る者と空間を共有しつつ、その空間そのものの質と意味を鮮やかに変容させるのです。 空気中に漂う水蒸気や微粒子など我々を取り巻く目に見えないものたちの存在、日常のうちに何気なく目にした物事から得た心の揺らぎ、自らの実感に根差した世界観。 それらをモチーフに、それに見合う美しい風景を呼び覚ますこと。 青木の作品は、そのための媒体として存在するもののようにも思えます。 この展覧会は、九州の公立美術館においては初となる青木の個展です。 近作および新作のインスタレーションによって構成される本展では、石鹸や石膏など近年青木が鉄とともに用いてきた素材に加え、色ガラスという新たな素材を使用した作品も公開されます。 長崎市に深い関わりを持つ家系に生まれた青木。 長崎という土地と作家としての青木とがはじめて出会う機会となるこの展覧会で新たに生まれる風景を、ぜひご覧ください。

所蔵名品展 こころ - たのしい うれしい かなしい さびしい ・・・

ARTLOGUE 編集部2018/12/19(水) - 02:31 に投稿
当館のコレクションには、「人間」をテーマにしたものが数多くあります。 今回はその中から、たのしい うれしい かなしい さびしい…といった「こころ」の作品をご紹介いたします。 これらの作品からは、舞い上がるようなわくわくする気分、こころ踊るたのしさ、胸がしめつけられるような苦しみ、孤独のさびしさや不安などが伝わってきます。 本展では、暖かく包み込んでくれるような作品を描くシャガールやルノアール、明日の見えない不安を描いたピカソ、言い知れぬさびしさを覚える池口史子、明るい未来を彷彿させる河野里枝など、幅広く国内外の作家による作品を約40点展示いたします。 作品に込められたこころのさまをお楽しみください。

ブラティスラヴァ世界絵本原画展 BIBで出会う絵本のいま

ARTLOGUE 編集部2018/12/19(水) - 02:30 に投稿
2年に一度、奇数年の秋にスロバキア共和国の首都で開催される「ブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)」。 本展では26回目の開催となるBIB2017から、グランプリをはじめとする受賞作品および日本からの出品作品を中心に紹介します。 BIBが各国内の選考を経て参加する形式であることをふまえて、参加49か国の中から今回特に興味深い傾向が見られる国々をピックアップし、特集展示とします。

ヒグチユウコ展 CIRCUS(サーカス)

ARTLOGUE 編集部2018/12/18(火) - 02:31 に投稿
緻密なタッチで描かれた可愛くて少しダークな世界観で、女性を中心に幅広い層から絶大な支持を集めている画家ヒグチユウコ。個展などを通じた作品発表の傍ら、『ふたりのねこ』(2014)で絵本作家としてもデビュー。さまざまな企業とのコラボレーションなどでも活動の幅を広げています。 本展は初期作品から最新作まで、約20年の画業の中で描かれた500点を超える作品を展示する初めての大規模な展覧会です。奇想の画家ヒグチユウコの描く猫や少女、キノコ、この世ならぬ不思議な生物たちが繰り広げる、楽しくてどこか切ないサーカス(Circus)の世界をお楽しみください。

神に捧げた刀― 神と刀の2000年 ―

ARTLOGUE 編集部2018/12/14(金) - 02:31 に投稿
元は「膝丸」とも呼ばれた源義経奉納「薄緑丸」(うすみどりまる)、徳川家廉の愛刀『ソハヤノツルキ ウツスナリ」写宮入昭平作、重要文化財「北条氏網奉納太刀」をはじめとする刀剣を関連資料とともに展示。なぜ刀が神聖なのか。古代にまで遡り、文字資料とともに実際に発掘された考古学資料を通して、その問に答えていきます。