顧剣亨

デジタル時代だからこそ、身体性を伴うアナログなデジタル写真を撮るアーティスト・顧 剣亨(コケンリョウ):「sanwacompany Art Award / Art in The House 2019」グランプリ受賞

ARTLOGUE 編集部2019/03/13(水) - 18:48 に投稿

現代アートの分野で活躍する新進気鋭のアーティストをサポートすると共に、より良い LIFE スタイル「アートのある暮らし」を提案する作品展示プランのコンペティション「sanwacompany Art Award / Art in The House 2019」。

レベルの高い作品展示プランに審査が難航する中、94組もの応募の中から、グランプリ、「サンワカンパニー社長特別賞」、ファイナリストに5組のアーティストが選出されました。彼らの応募プランのコンセプトやこれまでの活動、そしてこれからについてお話を伺います。


第一回目は《Inbetweening》グランプリを受賞した顧 剣亨(コ ケンリョウ)さんです。

※グランプリ受賞作品《Inbetweening》の展覧会を現在開催中です。展覧会詳細は以下よりご確認いただけます。
顧 剣亨「Inbetweening」:sanwacompany Art Award / Art in The House 2019 グランプリ作品展 

顧 剣亨「Inbetweening」:sanwacompany Art Award / Art in The House 2019 グランプリ作品展

鈴木 大輔2019/02/06(水) - 15:22 に投稿

(タイトルはinbetweening、本来の意味は、動画のコマとコマの間をつなぐ役割を果たすイリュージョンのようなものを示す単語である。)私は、「眼」に限定された視覚だけではなく、実際的な行動とそれに伴う身体性を含む時間的な幅の厚みによって、空間を認識している。自分の足を使って山頂から眺める都市の風景と、高層ビルから見える都市の風景は、私にとって完全に違う存在である。
高層ビルの上に立つ時、果たして展望台から都市を俯瞰しているのか、もしくはハイパーリアルなモニターを眺めているのか、私には区別が出来ない。展望台に上る際、私たちはブラックボックスのようなハイスピードなエレベーターにほぼ受動的な身体として運ばれ、展望台へ到達する。これによって身体経験の断絶が生み出され、展望台から見える風景に対するリアリティーが失われていく。

ARTISTS’ FAIR KYOTO 2019

ARTLOGUE 編集部2018/10/24(水) - 02:30 に投稿
歴史ある京都を舞台に現代アートが出品される「ARTISTS' FAIR KYOTO 2019」が2018年に続き2019年も開催。 本イベントは、アーティストが自ら市場開拓に挑み、文化と経済を繋ぐ試みとして、既存のアートフェアの枠組みを超えたこれまでにないスタイルのアートフェアです。