青木美歌

大分県別府にサイトスペシフィックなホテル「GALLERIA MIDOBARU(ガレリア御堂原・みどうばる)」が、2020年12月18日(金)にオープン!

遠藤 友香2020/07/30(木) - 20:33 に投稿

国内随一の温泉観光地・別府市。古くから多くの旅人や文化を受け入れてきたこの町に、株式会社 関屋リゾートの4軒目となるホテル「GALLERIA MIDOBARU(ガレリア御堂原・みどうばる)」が、2020年12月18日(金)にオープンします! 2020年7月17日(金)よりWebサイト(https://beppu-galleria-midobaru.jp/)にて、宿泊予約の受付が開始されています。

野生展:飼いならされない感覚と思考

ARTLOGUE 編集部2017/10/27(金) - 12:49 に投稿

21_21 DESIGN SIGHTでは、2017年10月20日より企画展「野生展:飼いならされない感覚と思考」を開催します。展覧会ディレクターには、思想家で人類学者の中沢新一を迎えます。中沢は、各地のフィールドワークを通じて、時代や領域を横断し、学問の垣根を超えた研究を行ってきました。

人間の文化と生活には、心の土台となる「野生」の能力が欠かせません。私たちのもつ本能であり、知性でもある野生は、創造力に大きな刺激を与えるきっかけになります。たとえば、明治時代の日本が生んだ大博物学者、南みなかたくまぐす方熊楠は、偶然の域を超えた発見や発明、的てきちゅう中を「やりあて」と呼び、それを繰り返すことで、粘菌学の領域をはじめ神話学や民俗学にも優れた足跡を残しています。南方のような思考の跳躍は、ものづくりや表現の歴史においても、度々その例を見いだすことができます。

理性や合理性ばかりが前面にあらわれる現代においても、野生の感覚と思考は、いまだ失われていません。中沢は、「私たち人間の内に潜み、『まだ飼いならされていない心の領域』こそが、今まさに大切になってきている『野生』のすみかである」と言います。

現代における野生とはなにか。自身の内に潜む野生をどのように見いだすのか。見たことのない物事の意味をどのように理解し、表現するのか。