美術館

サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法

ARTLOGUE 編集部2018/02/15(木) - 16:29 に投稿

陽気でユーモア溢れるポスターを制作、

レイモン・サヴィニャックの展覧会が開催

 

フランスを代表するポスター作家であるレイモン・サヴィニャック(1907-2002)。サーカスや見世物のアートに魅せられ確立したサヴィニャックのスタイルは、第二次世界大戦後、それまでのフランスにおけるポスターの伝統であった装飾的な様式を一新します。

サヴィニャックの編み出したポスター様式はユーモアとエスプリのアート、瞬時に人の心を射抜くアートでした。インパクトを与える視覚的操作と明快な造形という確固たる論理を持つ彼のデザインをベースに、このうえなく陽気にシンプルに、ポスターのメッセージを道行く人々へと届けたのです。知性豊かなクリエイターであったサヴィニャックの描くデッサンは常に、「どのようにメッセージを届けるか」という問いに対する、視覚的な解答でした。ビック、チンザノ、シトロエン、ダンロップ、ミシュラン、モンサヴォン、ティファール、トレカ、パリ市ほか、フランスの錚々たる広告主のビジュアル広告は、レイモン・サヴィニャックのポスターなしには語ることができないでしょう。

青山義雄展 きらめく航跡をたどる

ARTLOGUE 編集部2018/02/21(水) - 02:19 に投稿
《北洋落日》1938年、東京国立近代美術館

 

海軍に奉職する父の長男として生まれた青山義雄(1894-1996)は、8歳まで横須賀で育ちました。早くから画家を志し、1921年に渡仏、直後にサロン・ドートンヌに入選を果たしました。肺病の療養のため訪れた南フランスでマティスに出会い、「この男は色彩を持っている」と高く評価されます。その後もパリを中心に画家として活動を続け、現代にも通じる叙情的な作風で注目される存在となりました。1930年には春陽会に作品を送って国内でも注目を集めます。1935年に帰国、国画会に特別陳列した滞欧作27点は、称賛をもって迎えられました。しかし、戦後は再び、第二の故郷と言うべき南フランス・カーニュにわたり、そこを拠点として、優れた風景画を描き続けました。
青山は1996年に102歳の長寿を全うしました。没後20年を経ても、きらめきを放ち続けるその航跡―画家の70年以上にわたる画歴をあらためて振り返る展覧会です。

 

草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて

ARTLOGUE 編集部2018/02/13(火) - 17:46 に投稿
草間 彌生 ©YAYOI KUSAMA

 

~国内初出品作や最新作を紹介する、画家・集大成の展覧会を開催~

宇宙、平和、そして愛――。

世界のKUSAMA 芸術は、今も無限に、そして永遠に増殖をつづける。

 

松本市美術館(長野県)では、2018 年3 月3 日(土)から7 月22 日(日)まで、松本市市制施行110 周年・松本市美術館開館15 周年記念「草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて」を開催します。
幻覚体験の恐怖から逃れるために無我夢中で描き続けた草間彌生は、世界の芸術家としての地位を掴み取り、世界各地で行われる草間彌生の展覧会は、入場者数の記録を塗り替えています。日本でも2017 年に国立新美術館で開催された「草間彌生 わが永遠の魂」は52 万人を動員しました。現存作家では異例のことでしょう。

兵庫県政150周年記念事業 開館5周年記念展 横尾忠則の冥土旅行

ARTLOGUE 編集部2018/02/25(日) - 23:51 に投稿
 ポスター(デザイン:横尾忠則)

 

展覧会について

 

「人は死んだらどこへ行くのか?」とは、いずれ死にゆく私たちが抱かずにはいられない謎に満ちた疑問です。「死」を自らの重要なテーマと位置づけ、様々な死のイメージを作品に投影してきた横尾忠則が、グラフィックデザイナー時代から現在にいたるまで一貫して関心を持ち続けたのも「死後の世界」のあり方でした。

ターナー 風景の詩(うた)

ARTLOGUE 編集部2018/02/22(木) - 18:27 に投稿
J・M・W・ターナー《セント・オールバンズ・ヘッド沖》 1822年頃 水彩・紙 
ハロゲイト、メ―サー・アート・ギャラリー 
©Mercer Art Gallery, Harrogate Borough Council

 

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775-1851)は、イギリスで最も偉大な画家であるのみならず、風景画の歴史のなかで最も独創的な画家のひとりです。卓越した技法によって、嵐の海景、崇高な山、穏やかな田園風景など、自然の多様な表情を描くとともに、歴史風景画にも取り組みました。光と空気に包まれた革新的な風景表現は、今日においても多くの芸術家にとって、インスピレーションの源になっています。

本展は、スコットランド国立美術館群などイギリス各地と日本国内の美術館から選りすぐった油彩画、水彩画約70点や版画をご紹介するとともに、最新の知見をもとにターナー芸術を再考し、その核心と魅力に迫ります。

 

ボストン美術館の至宝展 東西の名品、珠玉のコレクション

ARTLOGUE 編集部2018/02/08(木) - 22:15 に投稿
英一蝶《涅槃図》正徳3年(1713)Fenollosa - Weld Collection, 11.4221
Photographs © Museum of Fine Arts, Boston

ボストン美術館の広範なコレクション7分野から

珠玉の80点とともに、

コレクションを築いてきた収集家たちの物語にも着目

 

ターナー 風景の詩(うた)

ARTLOGUE 編集部2018/02/19(月) - 15:29 に投稿
《ソマーヒル、トンブリッジ》1811年展示 油彩・カンヴァス 92×122cm エディンバラ、スコットランド国立美術館群  
©Trustees of the National Galleries of Scotland

 

100% ターナー!

日本初公開および第一級作品との贅沢な時間

 

イギリスを代表する風景画の巨匠、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775年~ 1851年)の展覧会です。穏やかな田園風景、嵐の海、聳え立つ山岳など、自然の様々な表情を優れた技法で表現したターナー。独特の光や空気感に包まれたターナーの風景画は、フランスの印象派をはじめ、多くの芸術家に影響をあたえました。本展覧会はターナーの水彩、油彩、版画作品約120点を、「地誌的風景画」「海景‐海洋国家に生きて」「イタリア‐古代への憧れ」「山岳‐あらたな景観美をさがして」という4つの章でご紹介し、その核心と魅力に迫ります。

 

開館20周年記念展Ⅰ 細見コレクションの江戸絵画 「はじまりは、伊藤若冲」

ARTLOGUE 編集部2018/02/08(木) - 01:49 に投稿

<趣旨文>

-------------------------------------------------------------------------

伊藤若冲(1716~1800)はその独創的な絵画様式で、それまでの京都画壇の常識を打ち破り、旧風革新と呼ばれる18世紀の新たな潮流を切り開きました。一方、以前は古代中世の宗教美術中心だった細見コレクションが、半世紀ほど前に、江戸時代絵画に覚醒する扉を開いたのも若冲でした。また、細見美術館での若冲との出会いが日本美術への入り口だったという方も少なくありません。

■はじまりは、伊藤若冲。

開館20周年を記念し、本展では館蔵の若冲作品全てを一堂に展示します。また俵屋宗達、尾形光琳、池大雅、浮田一惠、青木木米、冷泉為恭らの名品や風俗画など、細見コレクションを彩る江戸絵画の数々も花を添えます。若冲ワールドと江戸絵画の多彩な魅力をご満喫ください。