美術館

江戸のなぞなぞ─判じ絵─

ARTLOGUE 編集部2018/05/19(土) - 12:10 に投稿

〈判じ絵〉とは、「絵」を判じて(解く、推理する)答えを導き出す遊びで、江戸時代に広く庶民に流行した“ 絵で見るなぞなぞ”です。

その内容は、江戸名所や京名所、日本各地の地名、人気役者に力士、動植物に勝手道具、子どもの遊びから人々の欲望、果ては手紙まで、あらゆるものが〈判じ絵〉に取り上げられました。〈判じ絵〉の流行は、当時の人々にとって浮世絵というメディアがいかに身近で手軽な存在だったかを物語るものともいえるでしょう。

本展では、〈判じ絵〉を数多く所蔵する蛇足庵のコレクションより、選りすぐりの作品約100点をご紹介します。当時の浮世絵師たちが趣向を凝らした様々な図柄の組み合わせや、そこから生まれた難問・珍問には、人々の遊び心がたっぷり詰まっています。現代を生きる私たちには馴染みのない難しい問題(答え)もありますが、ユーモアとセンスや機転をフル稼働させて、江戸のなぞなぞをお楽しみください。

 

永遠の少年、ラルティーグ─写真は魔法だ─!

ARTLOGUE 編集部2018/05/19(土) - 12:08 に投稿
フロレット ヴァンス 1954年
Photographie Jacques Henri Lartigue © Ministère de la Culture-France/AAJHL

 

フランスの裕福な家庭に生まれ育ったジャック=アンリ・ラルティーグ(1894-1986)が、写真好きの父親から三脚付きの暗箱カメラを与えられたのは7歳のときでした。

身の回りのさまざまな瞬間を残せる「カメラ」は、ラルティーグ少年にとってはまさに“魔法の機械”だったのです。少年ラルティーグはこの機械で、多くの作品を生み出しました。

本展では彼の幼年時代から晩年までの代表的な作品や、日本初公開となるカラー作品を通して、写真をたのしみ、過ぎゆく時間や人生の歓びをとらえようとしたラルティーグの世界を紹介していきます。

アート遊覧紀行—自然と人間をめぐって—

ARTLOGUE 編集部2018/05/17(木) - 11:22 に投稿
永井一正 《KAZUMASA NAGAI DESIGN LIFE(ライオン)》1993年

 

群馬県立館林美術館は、2001年の開館以来「自然と人間の関わり」をテーマとした作品収集や展覧会活動を行ってきました。群馬県で2館目の県立美術館として、豊かな自然に囲まれた環境のなか、特徴を持った美術館となることを目指して収集した油彩、彫刻、版画などのコレクションは現在940点ほどを数え、近現代美術のユニークな作品が揃っています。
今回は、当館のコレクションを存分にご覧いただく機会として、200点を超える作品を「人」「動物」「自然」の3つの具体的なモチーフに分けて紹介します。
人間を生み育んできた大いなる自然、共に生きる存在としての動物、そして人間そのものに対して、アーティストたちがどのような眼差しを向け、どのように表現してきたのか、並べてみることにより、アートによって表現される世界の豊かさ、奥深さを感じ取ることができるのではないでしょうか。
様々なアーティストたちによる自然と人間の表現をめぐる旅を、どうぞお楽しみください。

 

ブリューゲル展-画家一族150年の系譜

ARTLOGUE 編集部2018/05/16(水) - 07:24 に投稿

16、17 世紀のヨーロッパにおいて最も影響力を持った画家一族のひとつだったブリューゲル一族。その祖であるピーテル・ブリューゲル1 世は、雄大な風景や農村の四季の営み、あるいは民衆の生活やことわざの世界など身近な主題を分かりやすく描き人気を得ました。ピーテル1世の優れた点は、現実世界を冷静に見つめ、自然や人間の日常生活をありのままに描き、その本質を活き活きと表現したことにあります。この画家としての眼差しは、彼の二人の息子、更にその子孫たちへと受け継がれ、一族の伝統を築き上げました。
本展は、ブリューゲル一族4世代150年の系譜を辿りながら、風景画、風俗画、寓意画、花の静物画など、一族や同時代の画家たちが描き出した作品を紹介し、16、17世紀フランドル絵画の魅力に光をあてます。また、展示作品は通常見ることができない個人所蔵の絵画など約100点により構成され、そのほとんどが日本初公開となります。(※フランドルとは、現在のベルギーにあたります。)

 

21世紀の美術 タグチ・アートコレクション展 アンディ・ウォーホルから奈良美智まで

ARTLOGUE 編集部2018/05/16(水) - 17:37 に投稿
マシュー・バーニー《Ms.-グッドヤー》1995年 © Matthew Barney

 

タグチ・アートコレクションは、実業家の田口弘氏が収集した国内有数の現代美術コレクションです。400 点を超えるコレクションは、出身地もさまざまで、グローバルに活躍する作家たちの作品からなり、いまの美術の動向を一望することができます。本展では、コレクションの中から、2000 年代に制作された作品を中心に、現代の美術作品を紹介します。

現代の美術の特徴のひとつに、作品の中に「美術とは何か」という自己言及性を抱えていることが挙げられます。アンディ・ウォーホルのように広告やアニメーションのイメージを取り込んだり、あるいは、過去の巨匠の作品を引用したりしながら、「私の考える美術」を提示しています。

また、ものをつくるという行為は、作家の体そのものから発する内的なものだという考え方もあります。民族やジェンダーを主題にした作品や、映像作品にみられる物語性を取り入れた作品は「私はなぜ私であるのか」を見る人に問いかけてきます。

夢幻×無限~エッシャー、ダリ、福田繁雄~

ARTLOGUE 編集部2018/05/17(木) - 12:03 に投稿

「だまし絵」視覚的トリックによって我々の目を欺く絵画の総称です。その表現方法は多岐に渡りますが、実在し得ないものがさも存在している夢幻の世界を描いただまし絵は、現実世界との境界線として機能し、限られた平面の上に無限の世界を構築することも可能です。
だまし絵の旗手として日本でも人気の【マウリッツ・コルネリス・エッシャー】、超現実主義(シュルレアリスム)の代表格【サルバドール・ダリ】、そして「日本のエッシャー」の異名を持つグラフィックデザイナー【福田繁雄】。三者の作品を通して、夢幻と無限を表現しただまし絵の世界をご紹介します。

 

夢幻×無限~エッシャー、ダリ、福田繁雄~ フォトギャラリー

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水野 暁ーリアリティの在りか

ARTLOGUE 編集部2018/05/20(日) - 21:39 に投稿
左:《Mother》 2017-2018年、油彩・キャンバス(部分) 
右:《La Mirada de La Mancha》 2015-2016年、油彩・キャンバス(部分)

 

画家、水野 暁(みずのあきら  群馬県出身  1974-)は、徹底した描写を根底におきながら、実験的な表現も試みつつ新たな写実絵画の可能性を追求してきました。現場で描くことを基本軸に置く水野は、時とともに移ろう対象を五感でとらえ、変化のままにドローイングを積み重ねていきます。

直感をより活かし、油彩をドローイング的に捉えつつ集積していくという方法によって、描かれた場所や物のたたえる空気や光、音、匂いまでをも瑞々しく伝える絵画が生まれます。
2014-15 年のスペイン滞在を契機に、絵画のみならず写真など他メディアへの横断といった実験を試みて現在にいたっています。また、難病と共に生きる母の姿をどうとらえるかという取り組みから生まれた最新の作品《Mother》・関連ドローイング等を、本展で初公開します。
初期の作品から滞欧期の制作、そして帰国後の最新作を含む約90 点を展示し、水野 暁の追求するリアリティの在りかを探ります。

 

中之島香雪美術館 開館記念展 「 珠玉の村山コレクション ~愛し、守り、伝えた~ 」 Ⅱ 美しき金に心をよせて 

ARTLOGUE 編集部2018/05/19(土) - 18:52 に投稿
重要文化財 「稚児大師像」(鎌倉時代、13世紀)(前期)  

 

中之島香雪美術館開館記念展

「珠玉の村山コレクション~愛し、守り、伝えた~」

 

Ⅱ 美しき金に心をよせて

中之島香雪美術館の開館記念展「珠玉の村山コレクション~愛し、守り、伝えた~」は、朝日新聞社の創業者・村山龍平(1850~1933)が収集した美術品の中から、約300点を選りすぐり、1年間5期にわたって紹介しています。館所蔵品は重要文化財19点、重要美術品23点を数え、時代や作家を代表する名品も多くあります。これらの所蔵品に、村山家から寄託された美術品を加えた「村山コレクション」は、これまでまとまった形で紹介されたことはなく、今回が初めて全容を公開する機会となります。

オープンニングを飾った第Ⅰ期展「美術を愛して」(3月21日~4月22日)に続き、4月28日スタートの第Ⅱ期展「美しき金に心をよせて」では、村山が心をよせた日本美術の「美しき金」の世界を、祈りや憧憬、装飾への愛着を軸にたどります。華美とは対極にあった村山の人となりを体現するように、慎ましく清らかな輝きを発する世界を楽しんでいただきます。

 

中之島香雪美術館 開館記念展 「 珠玉の村山コレクション ~愛し、守り、伝えた~ 」  I 美術を愛して

ARTLOGUE 編集部2018/05/19(土) - 18:49 に投稿

中之島香雪美術館開館記念展

「珠玉の村山コレクション~愛し、守り、伝えた~」


公益財団法人香雪美術館は2018年3月21日、大阪・中之島の超高層ビル「中之島フェスティバルタワー・ウエスト」4階に、中之島香雪美術館を開館します。

香雪美術館は、朝日新聞社の創業者である村山龍平(1850~1933)の収集した日本と東アジアの古い時代の美術品を収蔵しています。開館4 5周年を記念し、神戸・御影の本館に次ぐ2 番目の美術館を大阪に開設して、コレクションのさらなる公開と普及を進めることとなりました。

開館から1年間は、開館記念展「珠玉の村山コレクション~愛し、守り、伝えた~」を開催。村山が収集した美術品から、重要文化財をはじめとする選りすぐりの作品300点余りを5期にわけてテーマ別に展示し、コレクションの全貌を紹介します。都心のビルにありながら「市中の山居」を目指した静謐で格調ある新しい美術館の空間で、珠玉のコレクションをお楽しみください。

また、神戸・御影の本館では、中之島香雪美術館開館を記念してコレクション展「刃金の美 刀剣・甲冑名品展」を3月1日から開催します。村山の美術品収集の出発点である刀剣コレクションに焦点を当てます。あわせてご覧ください。