美術館

視覚芸術百態:19 のテーマによる196 の作品

ARTLOGUE 編集部2018/05/22(火) - 05:28 に投稿

あらゆる領域において情報が氾濫し、グローバル化と多様化が進む今日では、美術館における収蔵品の展示方法も、時代別・地域別という正統な方法が充分には機能しなくなってきています。実際のところ、欧米の現代美術館にはテーマ別で常設展を実施するところも出てきています。この展覧会は、当館のコレクションを19 のテーマに分けて紹介します。テーマとして選んだのは、いま改めて考えてみる意義が感じられるトピックで、それらは「作品の要素」と「描写の対象」に大別できます。展示作品は、テーマを象徴する典型的作品から意外に思えるような作品まで様々です。新収蔵品も約50 点含まれています。時代・地域・ジャンルなどの基本的な美術の枠組みを大前提に選んでいますが、多種多様な作品間のつながりが感じとれる組み合わせになっています。この特別な所蔵作品展は、各自が持つ美術についての知識を再確認するにとどまらず、新たな発見があり、美術を見つめ直すきっかけにもなるに違いありません。

 

本展のみどころ

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理由なき反抗 展 I LOVE ART 14

ARTLOGUE 編集部2018/05/30(水) - 17:58 に投稿
アンディ・ウォーホル 理由なき反抗(ジェームズ・ディーン) 1985 年 シルクスクリーン 9 色、9スクリーン 96.5 x 96.5 cm

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̶ どうしてこんな広告の作品(「ADS(1985)」の10点セット)をつくったんですか?
わからない。新しいことをやろうと思ってね。自分が好きなものをとりあげた。
̶ この日本のポスターは?
ああ、ジェイムズ・ディーンのポスターね。これ『理由なき反抗』のやつでしょう?
アンディ・ウォーホル

モネ それからの100年

ARTLOGUE 編集部2018/05/19(土) - 12:52 に投稿

モネが現在パリのオランジュリー美術館の壁面を飾っている睡蓮の大作に取りかかるのは、ちょうど100年ほど前のことです。画家が没した翌年の1927年にこの睡蓮の壁画が公開された時、人々の反応は今では考えられないほど冷淡なものでした。それから20年余、あまりに時代に先んじていたモネの斬新な絵画表現は次第に理解者を増やし、今では現代美術の出発点として位置付けられています。戦後アメリカの抽象表現主義の作家たちはいうに及ばず、21世紀の今を生きる作家たちにとっても、モネは尽きることのない創造の泉として生き続けているのです。

この展覧会では、約90点の出品作品によって、印象派を超えて現在にまでつながるモネ芸術の深みと広がりを、彼の精神を受け継ぐ後世代の作家たちと比較検討することにより明らかにしていきます。またモネから現代へと向かう流れだけでなく、現代の視点からモネを見直すことにより、その新たな価値の発見を目指します。時代を超え、あらゆる人々を魅了し、刺激し続けるモネの絵画。現代美術との出会いによって再び覚醒する、この巨匠の永遠の魅力をお楽しみください。

 

ドローイング ―内なる水脈の解放―

ARTLOGUE 編集部2018/05/19(土) - 10:19 に投稿
麻生三郎 《窓》 1963年 色鉛筆、鉛筆、紙 29.4×37.1㎝ 武蔵野美術大学 美術館・図書館蔵

 

ドローイング ―内なる水脈の解放―

Drawing: Freeing the Interior Stream


このたび、武蔵野美術大学 美術館・図書館では、展覧会「ドローイング ―内なる水脈の解放―」を開催いたします。 

当館では、2009年に開催した「ドローイング ―思考する手のちから」展を皮切りに、学生の教育・研究に資するため、ドローイングの収集に力を入れてきました。本展では、近年収蔵した作品を中心に、画家、彫刻家、建築家という、異なるジャンルの作家たちによるドローイングを紹介します。

飯沼珠実―建築の瞬間/momentary architecture

ARTLOGUE 編集部2018/05/17(木) - 11:15 に投稿
《箱根強羅、仙石原》2018 年 ©Tamami Iinuma

 

ポーラ美術館(神奈川県・箱根町)は、2017 年 10 月に、現代美術を展示するスペース「アトリウムギャラリー」をオープンし、平成 8 年よりポーラ美術振興財団が助成してきた若手芸術家たちを紹介する「HIRAKU Project」を開始しました。第 4 回目の展示として、「飯沼珠実―建築の瞬間/momentaryarchitecture」展を、2018 年 5 月 19 日(土)から 7 月 16 日(月・祝)まで開催いたします。

飯沼珠実は、建築やその周囲の空間を写真をとおしてとらえ、プリントやアーティストブックにその様相を表現してきました。飯沼は建築を、無機質な物体ではなく、建築家をはじめその建設に携わった人々や、その内部や周囲を往来した人々の記憶が降り積もった、温度のある存在として考えています。こうした着想から、建造物の構造的な美しさに加えて、「建築」に漂う空気や記憶までをも表現した、洗練された写真作品を制作してきました。

長谷川利行展 七色の東京

ARTLOGUE 編集部2018/05/17(木) - 12:10 に投稿
長谷川利行《水泳場》 1932(昭和7)年 油彩、カンヴァス 板橋区立美術館

 

京都に生まれた長谷川利行(1891~1940)は、多感な青春時代を文学に傾倒し、自ら歌集も出版します。30歳頃に上京、本格的に絵画を志して作画活動に没頭し、36歳で第14回二科展・樗牛賞、翌年には1930年協会展で奨励賞を受賞するなど、一挙に画家としての天賦の才能を開花させました。しかし、いつしか酒に溺れドヤを転々とする日銭暮らしを送るようになり、病で路上に倒れ、東京市養育院で行路病者として49歳の生涯を閉じました。

独自に体得した利行の油彩画は、自由奔放な筆致と天性の明るい色彩に溢れ、当時の画壇に衝撃を与えました。関東大震災から復興を遂げつつあった昭和初期、汽車や駅、モダンなビルディング、カフェや酒場の喧騒といった街の息遣いを、速筆で鮮やかに描き出します。知人、友人、カフェの女給や子供達を描いた人物画では、どれも描かれる人に心底寄り添い、その人の本質や生命感をカンヴァスの上に描き出します。これらの作品は、その波乱に満ちた人生からは想像出来ないほど、どれも凄まじいまでの美しさと宝石のような輝きに満ちています。

絵画の絆「フランスと日本」展

ARTLOGUE 編集部2018/05/30(水) - 18:50 に投稿
ポール・シニャック《ポルトリュー、グールヴロ》1888年 油彩・カンヴァス

 

フランスと日本の近代美術の巨匠55人の名作72点が青森に大集結!

 

東奥日報創刊130周年と青森放送創立65周年を記念し、ひろしま美術館の収蔵品(コレクション)の中から印象派を中心とするフランスの近代美術、日本の近代洋画と日本画の優れた作品を紹介する展覧会を行います。
ひろしま美術館は平和への願いを込め、「愛とやすらぎのために」をテーマに、1978(昭和53)年に開館した美術館です。そのコレクションはフランス近代美術と日本近代洋画、日本画の優れた作品で構成され、国内外で高く評価されています。本展は、そうした「世界の至宝」と呼び得るコレクションの中からモネ、ルノワール、ドガなどの印象派やエコール・ド・パリの作品群、そしてフランス近代絵画の影響のもと花開いた黒田清輝以降の日本近代洋画、横山大観、上村松園らの日本画作品を、「農村」「人体」「風景」「楽園」などをキーワードに選び紹介するものです。本展は「名画」「傑作」と呼ばれる芸術作品の魅力を余すところなく伝え、それらが時代や場所を越えて輝き続けるものであることを知る機会となることでしょう。

 

星野眞吾と高畑郁子 二人の足跡 展

ARTLOGUE 編集部2018/05/19(土) - 13:01 に投稿
高畑郁子「ダンサー」1980年

 

戦後、革新的な日本画に挑み続けた星野眞吾(1923~1997)と、創画会を舞台に叙情的な信仰世界を描き続けている高畑郁子(1929~)。二人はまったく異なる作風と画才を互いに認めあう同志であり、また、長年連れ添った夫婦でもありました。
本展は、平成29年度に高畑郁子氏より約30点の作品寄贈を受けたことを記念して、二人の初期から近年までの足跡を収蔵品によりたどるものです。

 

TOPコレクション たのしむ、まなぶ イントゥ・ザ・ピクチャーズ

ARTLOGUE 編集部2018/05/18(金) - 03:11 に投稿
木村伊兵衛《大阪・中之島公園》1955年  ゼラチン・シルバー・プリント

 

コレクションは、東京都写真美術館の収蔵作品を紹介する展覧会です。今年のテーマは「たのしむ、まなぶ」。

「美術館」という場における学びは、学校や書物による学びとは異なる体験をもたらします。美術館の空間の空気感、壁に並ぶ作品のリズム感、実際の作品の大きさによる存在感などを全身で感じたりすることからの学びは美術館特有のものです。また、ただ作品を時代の資料として見て情報を得るというだけではなく、自分の興味にそって作品の中に写っているものをじっくり見ることで、それまで気づかなかった作品の別の一面に気づいたり、あるいは「わからないこと」を発見し、その「わからなさ」をたのしんだり、ということも美術館での「まなび」です。

本展は、館の34,000点以上におよぶ膨大なコレクションの中から、古今・東西の優れた名品の数々を紹介しつつ、観客の皆様を美術館の豊かで多様な学びへと誘います。写真に詳しい方にも、そして同館を訪れるのは初めてという方にも新たな「たのしみ」と「まなび」がきっとあることでしょう。さあ、どうぞ一緒に写真の中へ!