VRはダンス体験をどう変える?世界的振付家、ジル・ジョバンによる話題の最新作『VR_I』、日本初公開!

ARTLOGUE 編集部2019/03/26(火) - 09:46 に投稿
©Cie Gilles Jobin

東京・青山の複合文化施設スパイラルにて、 2019年5月1日(水・祝)~3日(金・祝)の三日間、スイス人振付家、ダンサーのジル・ジョバンによる、最新作『VR_I』が日本初公開されます。

身体への深い考察や高度なコンテンポラリーダンスの技術と身体への深い考察を併せ持つジル・ジョバンは世界的に高く評価され、2008年に、スパイラルと山口情報芸術センターで日本初上演を果たしたダンス作品『Text to Speech』でも、音声読み上げソフトウェアとパフォーマーの対話を通じて、人と情報との関係性を斬新なアプローチで描き出し、好評を博しました。

今回公開される『VR_I』は、モーションキャプチャ技術を専門とする非営利団体、アルタニム(Artanim)との共同制作。観客自身ヘッドセットを装着し、コンピュータを背負った状態で、15 分間、ダンサーの現れる仮想空間を体感します。一度に鑑賞できる人数は5名。8m×5m の空間を同時に自由に動き、身体を通したコミュニケーションをリアルにとることも可能。

©Cie Gilles Jobin
©Cie Gilles Jobin

仮想空間内に360度広がり、刻一刻と変化する風景や、大きさを様々に変えるダンサーなど多様なエフェクトが施された作品に没入する内に、現実と仮想空間にへの認知は揺らぎ、従来観客とダンサーの間に横たわっていた「見る/見られる」の関係が揺さぶられていきます。

現在、世界12カ国で発表されている『VR_I』は、2017年にカナダのモントリオールで開催のヌーボー・シネマ・フェスティバルでもそのラディカルさからイノベーション賞と観客賞をダブルで受賞するなど高い評価を得ています。

コンテンポラリーダンスは難解…という方にこそオススメしたいこの作品。

ダンスという枠にとどまらず未知の身体体験をもたらす『VR_I』の作品世界を全身で遊んでみてください。

 

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開催概要
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日 時:2019 年 5 月 1 日(水・祝)12:20~17:40
5 月 2 日(木・祝)11:20~18:20
5 月 3 日(金・祝)11:20~18:20
*各回 説明10分+体験15分
会 場:スパイラルガーデン(スパイラル 1F)
料 金: 前売1,000 円(税込)
Peatixにて2019年4月1日(月)より販売開始
備 考:・年齢制限あり。体験は8歳以上
・車椅子の方でも体験可(チケット購入後、事前に03-3498-1171まで要連絡)
・妊娠中の方、心臓の弱い方、重い病気にかかっている方、乗り物に酔いやすい方、飲酒された方、 体調がすぐれない方はご遠慮ください。
・開始時刻 5 分前には会場にお越しください。
・チケット購入後の日時変更、払い戻し受付不可
・チケットご購入者は、アートフェスティバルSICF20(https://www.artlogue.org/node/7182)に無料入場
URL:https://www.spiral.co.jp/topics/spiral-garden/vr_i



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コンテンポラリーダンスを社会現象の発露として捉え、テクノロジーやコミュニケーション手法なども取り入れながら、「演者は踊る、鑑賞者は見る」といった既成の概念を飛び越え、世界の舞台に果敢に挑むスイスと日本の振付家の刺激的なクロストーク。彼らのクリエイションの源泉をたどりながらダンスの最先端に迫ります。

日 時 : 2019年5月1日(水・祝)18:00-19:00
会 場 : スパイラルガーデン(スパイラル 1F)
登壇者 : ジル・ジョバン、MIKIKO(演出振付家)
料 金:無料
*Spiral Web(https://www.spiral.co.jp/topics/spiral-garden/vr_i)より要事前申込

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