和歌山というと皆さん、何をイメージしますか?
海!という声が多そうですが…
和歌山出身としては、それだけではない!!といいたい。
というわけで、今回は私のファーストミュージアムである和歌山県立近代美術館をご紹介します。
・和歌山県立近代美術館に来たらここも!あわせて巡りたい観光情報
和歌山県立近代美術館とは?
和歌山県立近代美術館は、和歌山城と道を挟んでお隣。和歌山県立博物館とは地下でつながっています。つまり、和歌山県立美術館を訪れると、和歌山に縁のある美術、史跡、歴史資料を一度に楽しむことが出来るのです。
1963年に和歌山城内で和歌山県立美術館としてスタート。1970年により良い展示・収蔵環境を求めて移転、和歌山県立近代美術館と名称を改めました。1994年には和歌山大学跡地に移りリニューアル。コレクション、建物規模ともバージョンアップし現在にいたります。
現行の美術館(そして博物館)を設計したのは建築家黒川紀章氏。鉄筋コンクリートの現代的な建築ながら、重なり合う庇(ひさし)や灯籠等、日本の伝統的な建築をおもわせる要素が取り入れられています。黒川氏が長年提唱してきたコンセプトの一つ「共生」がここにも活かされ、和歌山城と隣接する空間に、違和感なく溶け込んでいます。
こちらの階段の手すりは紀の川の流れをイメージ。ここにも和歌山の歴史、自然との「共生」を意識したデザインが施されています。
和歌山県立近代美術館までのアクセス
県外から来られる場合、車で移動ないしは、電車など公共交通機関を利用して和歌山に来られると思います。
公共交通機関だけでの移動を想定するとアクセスは主にはJR和歌山駅ないしは南海和歌山市駅まで鉄道で移動し、和歌山バスに乗り換え向うパターン。レンタサイクルを利用する方法もありますが、天候に左右されるので、今回はこちらをお進めします。
なお車で来られる方についてはコラムの終わりにある「和歌山県立近代美術館基本情報まとめ」で、駐車料金等をご覧ください。
その1.県外から和歌山駅を経由する場合
■行き方アウトライン
JR阪和線利用
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JR和歌山駅に到着
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和歌山駅西口で和歌山バス(2番乗り口)に乗り換え「県庁前」停留所を目指す
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「県庁前」停留所下車
↓
和歌山県立近代美術館
その2.県外から和歌山市駅を経由する場合
■行き方アウトライン
南海線(空港線)利用
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南海和歌山市駅
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和歌山バス(9~10番乗り口)に乗り換え「県庁前」停留所を目指す
↓
「県庁前」停留所下車
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和歌山県立近代美術館
入り口近くにはミュージアムショップと、思い思いに過ごせるパブリックスペースがみえます。 ミュージアムショップを通り過ぎたあたり、地下に向うエレベーター(階段を登らずエレベーターを利用するとここに出てきます)との間の通路を左奥に入るとロッカールームがあるので、余計な荷物は預けてしまいましょう。身軽になるのも美術鑑賞では結構重要です。
ちなみに桜の時期だとJR和歌山駅経由がおススメ。途中の山中渓駅で線路沿いに続く桜並木がきれいです。南海線で和歌山市駅を目指すと途中海がみえるので、夏はこちらのルートがよいかもです。いずれの駅からも、道路の混み具合次第ですが、大体10分程で、美術館近くのバス停に到着します。所要時間は、スムーズに移動、乗り換えが出来れば余裕をみて15分程となります。
料金、開館時間など基本情報
早速和歌山県立近代美術館に行こうと思っても、曜日や時間を誤るとせっかく行っても入れなかったという残念な結果になることも。
基本的とはいえ大事なことなので、慎重に確認しておきたいところです。
美術館の開館時間は9:30~17:00まで。入場は閉館30分前の16:30となります。
基本的に休館日は月曜日ですが、月曜日が祝日であったり、祝日の振替休日である場合は、休まずオープン、その代わり翌平日が休館となります。また年末年始もお休みです。展示替えの期間も休館となるので、不安な時は行く前に美術館に確認してみましょう。
では次に観覧料です。美術館で作品をみようと思ったらいくらかかるのでしょうか。
企画展は展示毎にその都度変わるので、常設展の情報をお伝えしますね。
- 観覧料
常設展:一般340円(270円)、大学生230円(180円)
※( )は20名以上の団体料金。一般と大学生が混じっていても合計が20名を超えていればOK。
※企画展の観覧券があれな、常設展も鑑賞可
その他無料や割引などお得なサービスも。例えば高校生以下、65歳以上、障がい者の方、県内に在学中の外国人留学生(外国人就学生を含む)は常設展、企画展とも無料。また紀陽銀行が設立した紀陽文化財団制定の「紀陽文化財団の日」(毎月第4土曜日)は大学生の方は美術館、博物館とも無料となります。いずれも学生証など証明できるものをインフォメーションでご提示ください。
和歌山県立近代美術館、和歌山県立博物館、和歌山市立博物館、和歌山城天守閣、わかやま歴史館の5館のいずれかを利用すると、2館目の料金が割引に。ただしこちらのサービスは1館目利用から3日以内に限るとのこと。旅行で滞在等、観光目的で和歌山に来られた方や夏休みの課題探しに困っているお子さんや家族に役立つサービスかもしれませんね。
和歌山県立近代美術館はメールマガジン(購読料無料・要登録)を発行していますが、有効期限内の最新号をプリントアウトして受付で提示すると、団体料金割引で観覧出来ます。ご紹介した以外にもお得に鑑賞出来るサービスがあるので、是非美術館の公式サイトでチェックしてみてください。
和歌山県立近代美術館の収蔵コレクション
展示室外のパブリックスペースになんとフランク・ステラ《ラッカⅢ》。バリー・フラナガン《ねじまがった釣鐘の上を跳ぶ野兎》、バーバラ・クルーガー《無題(私を覚えていて)》。
美術館へは企画展を目指して行かれる方が殆どではないかと思います。あるテーマの下、特定の作家やグループにフォーカスした企画展も魅力的なのですが、おススメしたいのがコレクションを紹介している常設展。
各美術館が自らのスタンスを以て集めたコレクションは、クオリティーが高く、その美術館の特色をよく表しています。
ここで常設展を推したい理由はまだあります。企画展の場合、人気のものだと入場までの待ち時間が長く、せっかく会場に入っても、人混みに流されて、ろくに作品をみられなかった…となることもしばしば。まだまだ穴場の常設展では、ゆったり自分のペースで作品を楽しむことが出来ます。しかも常設展は企画展より料金がリーズナブル。
では、和歌山県立近代美術館のコレクションにはどんな作品があるのでしょうか。
こちらの美術館では、その名の通り和歌山の近代を代表する縁の作家の作品が収集されています。例えば戦前のフランスでマルク・シャガールやフェルナン・レジェ等に学んだ川口軌外(かわぐちきがい)。西洋絵画の手法を日本画に取り入れ、新たな表現を確立した野長瀬晩花(のながせばんか)。
海に面した和歌山は、海を介して新しい文化の窓口となることもありました。その逆もあり、移民として異国で活躍した人物も。例えばアメリカに渡った画家の石垣栄太郎(いしがきえいたろう)もその一人。そうした作家の作品ももちろん収蔵されています。国内の動きにとどまらず同時代という切り口でアートの動きを捉えることもコレクション選定の際の視点の一つとなっています。
上左端から野長瀬晩花《島の女》、石垣栄太郎《街》、川口軌外《少女と貝殻》、下左端から恩地孝四郎(おんちこうしろう)《サーカス(ハーゲンベック・サーカスの印象)》、田中恭吉(たなかきょうきち)《焦心》。いずれも和歌山県立近代美術館収蔵作品。
そうした和歌山とつながりのある作家の作品と共に充実しているのが版画コレクションです。実は和歌山は日本の近代版画史で活躍した作家を多く輩出しています。そうした作家である田中恭吉等の作品はもちろんのこと、近代から現代に至る国内外の版画を収集し、質量共に、国内屈指!日本の版画史についてはその流れを俯瞰出来る内容になっており、海外に関しては、ムンク、ピカソ、ルドン、カンディンスキー、マティス、マルセル・デュシャン、リキテンスタイン、アンディ・ウォーホルと、「聞いたことがある!」と思える作家の作品もコレクションに収められています。
その他お宝コレクションとしては、マーク・ロスコの《赤の上の黄褐色と黒》やフランク・ステラの《ラッカⅢ》などが挙げられます。
和歌山出身ではないですが、お隣の大阪出身の画家、佐伯祐三(さえきゆうぞう)のコレクションも必見です。短命ながら戦前のパリに渡り、異国の風景を個性豊かな筆致で切り取った彼の作品は今なお強烈に人の心を惹きつけます。
佐伯祐三《オプセルヴァトワール付近》1927年、カンヴァスに油彩、73.2×91.8 ㎝、和歌山県立近代美術館蔵
常設展で気をつけたいのは、収蔵作品が常時フルで展示されている訳ではないことです。コレクションは明治時代から現代に至るまでの、日本画、油彩画、彫刻、版画など多岐に亘り、点数は1万点を越えています。美術館に行かれる際は、常設展の展示内容を事前に美術館に尋ねておくのをおススメします。
館内のパブリックスペースに展示されているパブリックアートも複数あるので、小さいお子さん連れの方は散歩しながら楽しむのもいいかもしれません。お母さんと手をつなぎながら階段歩きを練習している小さなお子さんもいました。
作品以外も楽しみたい和歌山県立近代美術館の見どころ
美術館には美術作品をみるために行く、というのが暗黙の了解になっていると思います。テーマに沿って練られた企画展、美術館毎の個性が楽しめる常設展。せっかく美術館に行くのであればみていただきたい作品はいっぱいありますが、美術館は複合施設。買い物も出来るし、食事も出来る。ぶらぶら時間をつぶしたり、待ち合わせにだって使える場所です。
美術館にいくとミュージアムカフェがある、レストランがあるというのはもはや当たり前。こだわりのメニュー(その時期の開催イベントにあわせた限定メニュー等)がある、さすがのセンスでインテリアがお洒落等、美術館に行ったついでに寄るのではなく、むしろそこだけのために美術館に行ってしまうお店が増えています。
和歌山県立近代美術館には、「BRING BOOK STORE」というカフェが併設されています。天井が高く、お隣の和歌山城がよくみえる吹き抜け感あるデザインが心地よいお店です。店内には店名にもあるようにアート好きにはたまらない本、雑誌がたくさん。カフェで過ごす間、気になった本を読むことが出来ます。
入り口で注文、お会計を先に済ませ、好きなテーブルで届くのを待つスタイル。午後の時間だったこともあり、手作りのすもものシロップと合わせたアイスティーをいただきました。
なつかしい小学校椅子に腰掛けてしばしのんびり。誰かと過ごすも良し、一人で新しいお店に入るのが苦手な方でも安心して過ごせるお店です。
お腹も心も満ちた後は…美術館にあるミュージアムショップをのぞいてみませんか。ショップの規模や扱っている商品数は様々。但し、美術館ならでは、デザイン性、芸術性の高い商品を手に入れることが出来ます。「他の人と違うものが欲しい!」、そういうニーズに応えてくれる一品がみつかるかもしれません。
例えば絵葉書。展覧会でみつけたお気に入り作品の絵葉書があれば、いつでも家で美術鑑賞することが出来ます。実際の作品を観る、購入するということもアートの楽しみ方ではありますが、手軽な方法とはいえないですよね。絵葉書をコレクションして部屋に飾るのも素敵です。
もう少し展覧会について詳しく知りたい場合は図録もあります。ただし重い。ミュージアムショップがオンライン店舗を持っている場合、そちらで購入が可能なこともあるので検索してみるのも手かもしれません。Amazonに出品されていることもあります。人気の展覧会の場合、早々に売り切れということもままあるので、お気をつけて。
ふらっと入って目についた、自分の好みにあうグッズを買うのもおススメです。アクセサリーやスカーフ、バッグ、傘等、案外色々あります。そこまで高くない金額で知育玩具も販売しているのですが、センスの良さに大人も欲しくなってしまいます。
和歌山県立近代美術館近辺のグルメ・ランチ、レストラン情報
美術館の周辺にも新しいお店が増えているようです。美術館から出て徒歩圏内(6分程)にカップケーキのお店「CUPS -coffee & cupcakes-」が出来ていました。美術館を出た時刻は16時前。その日の店内は小さい子どもさん連れのお母さん達、女子会と女子率が高い空間でみんなわいわい。空いている席が少なかったので、イートインではなく、お持ち帰りすることに。ショーケースの中も少し品薄。もっと早く来る方が良いかもしれません。
店内で召し上がる場合のみ、通常よりミニサイズのカップケーキを5種食べくらべが出来るのだとか。今回は挑戦出来なかったので、お店のインスタグラムから画像のみご紹介です。
CUPSさん(@cups_coffee_cupcakes)がシェアした投稿 - 2016年 8月月17日午後9時47分PDT
CUPS -coffee & cupcakes-
住所:和歌山県和歌山市藪ノ丁13-8 THE PICNIC 1F
電話:073-488-7154
営業時間:12:00~18:00
定休日:不定休
スイーツもいいけど、食事系で…という方には、美術館周辺からこちらのお店をご紹介。
まず1軒目。…いきなり徒歩15分程(「近くないやん」というツッコミが入りそうですが)のところにあるお店です。スプーンならぬフォークで食べるカレーはいかがでしょうか?「カレーハウスヤンギ」のカレーはフォークで召し上がれ。じっくり煮込んでいるから、具材がしっかり溶け込んだ味わい深い欧風カレーです。ライスの島がルーの海に囲まれているのも、フォークで食べるのと合わせてこちらのお店の特徴かも。
kauchanさん(@kauchankk)がシェアした投稿 - 2018年 6月月18日午後9時17分PDT
カレーだけでなくハヤシライスやタンシチュー、ステーキもあります。カウンター席だけなので一人でふらっとという使い方もいいかもしれません。ビールやワインの種類も多いので、誰かと一緒にという時もおススメ。
カレーハウスヤンギ
住所:和歌山県和歌山市北田辺丁18
電話:073-436-5246
営業時間:11:00~14:00(L.O.)、17:00~21:00(L.O.)
定休日:水曜日
2軒目は「やき鳥 一代」。平日や週末は混雑していますが、日曜は比較的空いているので、週末美術館に足を運んでその後「一代」というルートもあり。お席が心配な方は事前予約を!
こなっちさん(@boo_kt)がシェアした投稿 - 2018年 5月月12日午前3時57分PDT
炭火でジューシーに焼き上げた鹿児島直送の若鶏がぷりっぷりです(牛や豚のメニューもあり)。お酒の種類も多いので、美術館でみた作品の感想をシェアしたり、しっかり食べてじっくり語る夜を過ごしてみては。
やき鳥 一代
住所:和歌山県和歌山市雑賀屋町東ノ丁64
電話:073-425-3936
営業時間:17:00~00:00(L.O. 23:30)
定休日:水曜日
そして3軒目。和歌山に来たからには地の食材を楽しみたいという方には居酒屋「城月」。地酒や焼酎の種類が多いので(なんと和歌山の地酒は全部揃っているそう!和歌山のクラフトビール「ナギサビール」も楽しめます)、お酒好きにはうれしいお店です。食材は毎朝和歌山市中央卸売市場で仕入れており、新鮮。メニューも豊富で海の幸を目当てに行く人、魚介が苦手な人それぞれが、食べたい物をみつけられるようになっています。お造りも種類が多く、ウツボや鯨のお料理もあり、和歌山で海の食材を堪能したいという方は一度お訪ねください。
居酒屋 城月
住所:和歌山県和歌山市雑賀屋町東ノ丁63
電話:050-3463-9353
営業時間:17:00~23:00(L.O.22:00)
定休日:日曜日
番外編として…徒歩圏内ではないのですが、もう1軒。
和歌山をしっかり楽しみたいという場合、是非検討いただきたいのがレンタカー。徒歩圏内でいけるエリアにも色々お店はあるのですが、市内のあちこちにあるこだわりのお店に移動するにはマスト。例えば「WAKAYA 津屋」もそんなお店の一つ。和歌川漁業協同組合の建物をリノベーションしたお店は、外観、内装とも味があります。実は和歌山県立近代美術館内のカフェ「BRING BOOK STORE」の姉妹店なので、テイストが好きという方は是非足を運んでみてください。
お昼はへっついさんで炊き上げたほかほかぴかぴかのご飯をベースに好きなおかずを選んで自分好みの定食がカスタマイズ出来ます。夜はそちらに加えてお酒と一品という組合せも。
和歌山特産の調味料が使われていて、店内でも購入可能です。個人的にうれしいのはテーブルにサービスとしてキタバタのりがあるところ。ローカルネタですが、ボールを投げる野球少年?のイラストでお馴染みの味付け海苔「パリっ子」にぴん!と来る方。そうあのキタバタのりです。お味噌や醤油、味付け海苔。どこにでもあるけれど、その土地土地で微妙に味わいが違うんですよね。
WAKAYA 津屋
住所:和歌山県和歌山市和歌浦東2-6-2
電話:073-444-0525
営業時間:11:00~14:30(L.O. 14:00)、17:30~22:00(L.O. 21:30)
定休日:月曜日、火曜日の夜
和歌山県立近代美術館に来たらここも!あわせて巡りたい観光情報
和歌山に来たのであれば、美術館以外にも足を伸ばしたいという方もいらっしゃるのでは?和歌山といえば海や山、自然を満喫する楽しみもありますが、美術館つながりでアートな観光もおススメです。
例えば和歌山の近代建築。数多くないものの太平洋戦争での和歌山大空襲を生き残った建物が残されています。その中でも最たるものが和歌山県庁。
美術館から徒歩圏内の立地にある県庁は、2013年に国登録有形文化財にも選ばれています。昭和13(1938)年に本館が竣工、以降増築を重ね、現在の姿に。
また美術館近くには、大正10(1921)年に建てられた皮膚科「滋野医院」があります。私有地のため治療目的以外だと外から眺めるだけですが、鉄筋コンクリート造2階建ての建物はモダンで、タイムスリップしたような風情。
また2005年に和歌山県立近代美術館主催団体の一つとなりで和歌山で開催されたサウンドアートイベント「点音」(おとだて)をなぞる街歩きも。「点音」ではサウンドアーティストの鈴木昭男さんがまちの音に耳を傾けるのによいポイントを滞在しながら探し、耳を模した足跡マークをつけていきます。1996年にベルリンで初めて行われてから、国内外で回を重ねてきましたが、国内での実施は和歌山が初だそうです。開催時、市内18箇所につけられたマークも、10年以上経ち、工事や経年で現存するのは半数程となりました。マークを辿りながら、目と耳で和歌山を体感するのも、普通の観光では得られない思い出になるかもしれません。
2005年当時の「点音ガイド」。左上の「耳+足跡」なマークが目印です。不慣れな場所で迷子になってはいけないので、移動するルートで出会えればラッキーくらいかもな感じで体験してみてください。美術館の一番近くにあるのは美術館お隣の「和歌山県立博物館」の裏手。和歌山大学付属小学校との間にある通り抜けにひっそりとマークが。
和歌山県立近代美術館基本情報まとめ
■お問合せ 073-436-8690
■交通手段 JR和歌山駅もしくは南海和歌山市駅より和歌山バス(「県庁前」方面)に乗り換え、「県庁前」下車、徒歩5分。和歌山城の南、県庁前交差点すぐ。
■開館時間 9:30~17:00(入場は16:30まで)
■休館日 毎週月曜日
※月曜日が祝日または祝日の振替休日となる場合は開館し、翌平日に休館
年末年始・展示替え等の期間も休館
■観覧料
常設展:一般340円(270円)、大学生230円(180円)
※( )は20名以上の団体料金。一般と大学生が混じっていても合計が20名を超えていればOK。
※企画展の観覧料については展示毎に異なる
※企画展の観覧券があれな、常設展も鑑賞可
■駐車場 あり
駐車料金は2時間まで無料、以降30分ごとに100円、最大料金700円
※ 美術館や博物館を利用した場合は、受付で駐車券を提示すると、2時間まで無料となる割引券がもらえるそうです。
※ 障がいのある方や、その団体は全額無料となるので、受付にお知らせください。
※美術館や博物館には入らず駐車場のみの利用の場合、1時間以内300円、以後30分ごとに100円が加算され最大料金1200円
ご利用時間
9:00〜18:00(美術館・博物館の開館時間は9:30、18:00以降は出庫できないのでご注意を)
収容台数等 90台収容
■和歌山県立近代美術館内の施設
・レストラン・カフェ BRING BOOK STORE(営業時間、定休日は美術館に準じる)
・ミュージアムショップ あり(カード不可)
・図書室・ライブラリー あり
・無料ゾーン あり
■学習
・ギャラリートーク・解説 あり
■サポート
・バリアフリー あり
・車椅子レンタル あり
・多目的トイレ あり
・ベビーカーレンタル あり
・授乳室 あり
・託児所 なし