横山大観生誕150年記念展「横山大観とその仲間」

ARTLOGUE 編集部2018/09/19(水) - 02:30 に投稿

近代日本画の巨匠で、初の文化勲章受章者でもある横山大観(1868-1958)。生誕150年及び没後60年を記念し、当館所蔵品を中心に大観の日本画を紹介します。
 水戸藩士の家に生まれた大観は、下村観山や菱田春草とともに東京美術学校の第一期生として、岡倉天心や橋本雅邦の薫陶を受けました。明治31年(1898年)天心に従って同校を離れ、日本美術院の創設に参加、大正3年(1914年)には同院を再興します。生涯にわたり、新時代における新たな日本画の創造を目指しました。日本や東洋、西洋の文化がせめぎあう時代の中、日本の絵画の伝統的な技法を継承しつつ時に改変を試みた大観は、国民的画家としての評価を確立し、明治・大正・昭和の日本画壇をリードし続けました。
 本展では、当館所蔵の大観作品全点を一挙公開するほか、下村観山ら大観と交流のあった仲間や弟子、前田青邨、安田靫彦、冨田渓仙ら日本美術院で活躍した画家など、東京画壇の精鋭たちの作品も合わせて展示します。当館初公開となる大観の優品や、大観および弟子たちが描いた様々な富士図など、大観とその仲間たちによる魅力あふれる作品の数々をお楽しみください。

開催期間
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横山大観生誕150年記念展「横山大観とその仲間」
展覧会ジャンル
展覧会
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