山縣良和《writtenafterwards - flowers II》2017年AWコレクション Photo: Kenshu Shintsubo
装飾は人類と共に常に存在してきました。弔いの儀式や呪術的なタトゥーなどに始まり、ときに 形骸化しながらも、時代とともにまた新しい意味を伴い変化を繰り返し生き残ってきました。そ れはまさに生々流転と言えるでしょう。 この展覧会には7組のアーティストたちが登場します。彼らは年齢も国籍もジャンルもバラバ ラです。その表現もゴシック装飾を施したダンプカーや、様々な文化圏の模様をリミックスした 絨毯、窓のたたずまいからそこに住む人の生活や性格を想像した絵画などなど多彩なものです。 彼らは全く異なる時代や価値観を対峙させたり、実際には存在しない世界を思い描いたり、日常 生活の中の「装飾」を読み取ろうとしたりしています。彼らの試みを見る時、私たちは装飾とい う行為が、生々しい現実を複雑なまま認識するために必要な切り札だということに気がつくので す。Decoration never dies, anyway.
[概 要]
■会期:2017年11月18日(土)–2018年2月25日(日) 86日間
■会場:東京都庭園美術館
■休館日:第2・第4水曜日および年末年始(2017年12月27日(水)-2018年1月4日(木))
■開館時間:10:00–18:00(入館は閉館の30分前まで。)※11月23日ー25日は20:00まで開館
■観覧料:一般:1,100(880)円
大学生(専修・各種専門学校含む):880(700)円
中・高校生・65歳以上:550(440)円
装飾は流転する 「今」と向きあう7つの方法 フォトギャラリー
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