山本麻紀子

セレブレーション-日本ポーランド現代美術展-

ARTLOGUE 編集部2019/04/08(月) - 21:27 に投稿

2019 年、日本ポーランド国交樹立 100 周年記念事業として、日本、ポーランド両国で多彩な事業が開催されます。京都では、2019 年 5 月から 6 月にかけてポーランドと日本の現代美術を紹介する企画展を、ポーランドの国立文化機関であるアダム・ミツキェヴィチ・インスティテュートと京都市の文化芸術の創造発信拠点である京都芸術センターが共同で開催します。展覧会は、両国のアーティストによる共同制作を含んだ内容で、多彩な関連企画、また大学や他機関とも連携した事業等も合わせて、京都芸術センターやロームシアター京都、世界遺産・二条城での特別展示等、京都市内の会場を舞台にした約 1 か月間の祭典となります。

また、ポーランドのポズナン、シチェチンの各都市では、京都での現代美術展を再編しポーランド・ヴァージョンで展覧会を開催します。

 

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装飾は流転する 「今」と向きあう7つの方法

ARTLOGUE 編集部2017/11/20(月) - 19:44 に投稿
山縣良和《writtenafterwards - flowers II》2017年AWコレクション Photo: Kenshu Shintsubo

 

装飾は人類と共に常に存在してきました。弔いの儀式や呪術的なタトゥーなどに始まり、ときに 形骸化しながらも、時代とともにまた新しい意味を伴い変化を繰り返し生き残ってきました。そ れはまさに生々流転と言えるでしょう。 この展覧会には7組のアーティストたちが登場します。彼らは年齢も国籍もジャンルもバラバ ラです。その表現もゴシック装飾を施したダンプカーや、様々な文化圏の模様をリミックスした 絨毯、窓のたたずまいからそこに住む人の生活や性格を想像した絵画などなど多彩なものです。 彼らは全く異なる時代や価値観を対峙させたり、実際には存在しない世界を思い描いたり、日常 生活の中の「装飾」を読み取ろうとしたりしています。彼らの試みを見る時、私たちは装飾とい う行為が、生々しい現実を複雑なまま認識するために必要な切り札だということに気がつくので す。Decoration never dies, anyway.