下町芸術祭2 0 1 7 「境界の民」

ARTLOGUE 編集部2017/11/03(金) - 07:02 に投稿

C O N C E P T

 

下町芸術祭は、阪神淡路大震災から2 0 年を迎えた2 0 1 5 年に始動した芸術祭です。神戸の下町エリア( 長田区南部) の空き家や空き店舗、空き地や路地、劇場や旧小学校、古民家を再生したスペースなど様々な下町の魅力溢れる場所を舞台に、現代アート作品の展示やパフォーマンスを展開します。表現を通じて多種多様な価値観が出会い、そのことが祭りの後の日常の豊かさになることを願い開催します。

2 回目となる下町芸術祭2 0 1 7 では、「境界の民」をテーマに実施します。「境界」という言葉には、多様な民族性や習慣、価値観や思想など様々な意味を込めています。本芸術祭では、視点や価値観、時代により移ろい変わる< 境界> を表現によって顕在化するとともに、お互いの違いや類似する部分を理解し、日常の相見える関係性の中で尊重し合える、これからの社会のあり方を探っていきます。

 

本芸術祭は4 つのプログラムによって構成します。

 

異なる手法や視座から< 境界> を捉え、表現をひらき、社会へ応答します。
「D i a l o g u e o n t h e B o r d e r l i n e 」では、屋内外様々な場所にて作品発表し、今までの場所やコミュニティの認識を問うとともに、土地固有の新たな表現の可能性を開きます。
「K O B E - A s i a C o n t e m p o r a r y D a n c e F e s t i v a l # 4 」では、外国をルーツとする人々が多い地域性をふまえ、アジア・国内からアーティストを招聘し、協働制作を行いながら新たな作品を上演します。身体に記憶された文化や物語を探りながら、長田独自の多様性と可能性を見出します。
「森村泰昌 下町物語2 0 1 7 ~ 2 0 1 9 」は、「下町とは何か? 」という根本的な問いをテーマに、美術家・文筆家の森村泰昌が独自の視点で真実とフィクションを織り交ぜた物語を、3 ヵ年のプロジェクトとして立ち上げます。
「瀬戸内経済文化圏O P E N S U M M I T & E X H I B I T I O N 」は、瀬戸内圏内のアートプロジェクトやクリエイターがつながり、取り組みを共有しまちのこれからを考えるサミットを毎年開催します。記念すべき第1 回目をこの芸術祭にて実施します。芸術祭を通じて「境界」を多角的に捉え、多くの対話が生まれることを願い、長田でお待ちしています。

新長田アートコモンズ実行委員会

 

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