コラム

6月4日は「虫の日」。タイのアクセサリーのような小さな生き物

nanchatic2018/06/04(月) - 12:55 に投稿

6月4日は「虫の日」。漫画界の巨匠・手塚治虫(1928〜1989)らによって設立された「日本昆虫クラブ」が、虫が住める街づくりを願って提唱しました。昆虫を含む生き物たちは、時に自然界のアートといった美しい色彩や形をわたしたちに見せてくれます。タイの田舎暮らしで出会った、小さな生き物たちの写真を掲載します。

香取慎吾、ルーブル美術館で初個展「NAKAMA des ARTS」展開催。パリ・フランス「ジャポニスム2018 広報大使」就任も決定!。

ARTLOGUE 編集部2018/05/28(月) - 06:51 に投稿
<日本財団パラリンピックサポートセンターオフィスの壁画>※「NAKAMA des ARTS」展での展示は未定

香取慎吾、初の個展「NAKAMA des ARTS」が、日仏友好160 年にあたる本年7月から、パリを中心にフランスで開催する日本文化・芸術の祭典、「ジャポニスム2018:響きあう魂」の公式企画として、ルーブル美術館・シャルル5世ホールにて行われることが決定しました。

「アートを題材にしてNAKAMAとつながりたい」というコンセプトのもとに制作された絵画、オブジェだけでなく、ファッションや「“弱さ”が“強さ”」というコンセプトのもとフランス初上陸となる「ZUKIN【頭巾】」を何個もつなぎ合わせたドーム型の形をとる「新しい建築」とのコラボレーション作品も発表される予定。

アートにゴールはないと思い続け、描き続けているぼくですが、目指すゴールと言ってもおかしくないルーブル美術館でスタートできることにぼくのアート脳が爆発しています。たくさんの人に僕を感じてもらいたいです。
香取慎吾

金継師・黒田雪子さんに聞く「暮らしの美学」

nanchatic2018/05/28(月) - 17:45 に投稿

金継ぎがほとんど世の中で知られていない頃に、グラフィックデザイナーから金継師へと転身をはかった黒田雪子さん。ふだんの暮らしにも、繊細な感受性にもとづく独特の美学を感じます。黒田さんの金継ぎのお仕事と暮らし方について紹介したいとおもいます。


なおす、みなおす。


黒田雪子さんのウェブサイト「なおす、みなおす。」から、器の直しについて―。

私は昔ながらのやり方で、温度や湿度を待ちながら
時間をかけて直すことにしています。
「待つ」ことに大切なものが潜んでいると感じるからです。

ひとつひとつの器が違うことに加え
できた傷もひとつひとつ違います。
手に取り、よく見て、それぞれの個性を見つけ、
従来の伝統を踏まえつつも、
その景色に、今の時代の息をも吹き込めたらと思います。

 

《LOVE》とインディアナの「LOVE」でない話:アートをおしきせ 20180526

ARTLOGUE 編集部2018/05/26(土) - 21:10 に投稿
By Hu Totya [Public domain], from Wikimedia Commons

 

アメリカのアーティスト、ロバート・インディアナ(Robert Indiana, 1928~2018)が5月19日に亡くなりました。

この名前にピンとこなくても、赤いアルファベットで「LOVE」と描かれた彫刻をご覧になった方は多いのではないでしょうか。

日本でも新宿アイランドタワーに設置されています。

この作品のシリーズはアメリカ国内の様々な都市、美術館だけではなく、世界中で展示されています。

メディアにもしばしば登場し、そのビジュアルは様々な商品デザインにも取り入れられてきました。

かくいう私も《LOVE》の形を模したマグネットが冷蔵庫のドアに…。

作品のイメージが様々なプロダクトに広く拡散、再生産された背景には、「著作権」の問題が関係しています。

【Vol.4 】日本初公開!イラク出身フォトグラファー写真展「衣食住」開催記念連載企画 : Art x Diversity –変わりゆくアラブのカルチャー

現王園セヴィン2018/05/24(木) - 12:10 に投稿

アートを通して世界のダイバーシティを伝えるべく活動する「Resala」は、今年6月、イラク出身の若きフォトグラファー、シェブ・モハ(Cheb Moha)を東京に招き、アーバンな中東を写す写真展「衣食住」を開催します。

開催を記念して連載しているこのコラム、第4回目はフォトグラファー、 シェブ・モハの作品から見えてくる湾岸諸国の暮らしをご紹介します。

 

賛否両論「先進美術館」構想。美術館の役割とは。そして人口減少時代における生存戦略はいかに。:アートをおしきせ 20180520

ARTLOGUE 編集部2018/05/20(日) - 23:58 に投稿

読売新聞が5月19日に報じた「アート市場活性化へ「先進美術館」創設検討」の記事がアート関係者の中で賛否の議論を巻き起こしています。

先進美術館、「リーディング・ミュージアム」とは、アート市場活性化の役割を国内の美術館や博物館に担ってもらうための制度で、政府がその創設を検討しているようです。

「リーディング・ミュージアム」に指定された美術館や博物館には国から補助金が交付され学芸員を増やすなど体制を強化することが出来るという内容ですが、その中で特に議論を呼んでいるのが美術館のコレクションを売却するという点です。

もちろん美術館がコレクションを売る際には売却委員会など設けられ、厳しく精査される必要があります。とはいえアート市場での流通量が増大することにより、市場活性化の効果は期待できるのではないでしょうか。アート市場が活性化し規模が拡大すれば、アート業界全体の雇用増大にもつながります。ステークホルダーが増えることで、アートの裾野が広がることも期待出来ます。

目と心へのご褒美。手もとに置いておきたい美しい絵本たち

nanchatic2018/05/22(火) - 12:26 に投稿

心が疲れたとき、仕事に煮つまったとき、そっと逃げ込みたい絵本の世界。紅茶を飲みながら、ゆっくりとページをめくりビジュアルを追っていく。目と心に栄養をあたえてくれる、大人も楽しめる美しい絵本たちをご紹介しましょう。

美術工芸品のようなタラブックスの絵本

画像を削除しました。


かつて、マドラスの名で知られた南インドの古都チェンナイ。美しいハンドメイドの絵本で、世界的に有名となった出版社タラブックス(Tara Books)は、この歴史ある港湾都市にあります。ベストセラーの代表作『夜の木(The Night Life of Trees)』は、わたしも持っていますが、それはそれはため息が出るほどの美しさ。

価格=価値??アートをどう評価する?:アートをおしきせ 20180519

ARTLOGUE 編集部2018/05/19(土) - 22:30 に投稿

中日新聞に記事「美術品に適正な評価を 日本アート評価保存協会」が掲載されていました。

アートの評価、そして金額。

ここ数日美術品の高額落札のニュースが続けて話題を呼びました。

モディリアーニの裸婦像が約172億円(なんと史上4番目という高額!)で落札されたこと、続いて大富豪であるロックフェラー夫妻のコレクションからなる一連のオークションが終了しトータルで約907億円に達したことが報じられたことをご記憶の方も多いと思います。もはや私には実感のわかない金額で、そんなに作品が高騰するなら、経済的に苦しんだモディリアーニが生きている内に、ちょっとでもあげたかったなぁと、もやもやしてしまいました。

「ZOZOTOWN」でお馴染みのスタートトゥディ前澤友作社長が、2016年、2017年と2年連続でジャン=ミシェル・バスキアの作品を高額で落札し、2017年にいたってはアメリカ人作家としては競売史上最高額の約123億円であったことことから国内外で注目を集めました。

アフリカ・ニューウェーヴ:ファッションセンスが光るアフリカ発のアートプロジェクト

nanchatic2018/05/19(土) - 21:12 に投稿
© Hassan Hajjaj

最後の未開拓の巨大マーケットとして、欧州や中国を含む世界のビジネス界から注目されているアフリカ大陸。奴隷貿易による移民は、ブルース、ジャズ、R&B、ソウル、レゲエ、ヒップホップという音楽ジャンルを生み出し、ポピュラーミュージックの歴史を更新してきました。「アフリカン・カルチャーの今」をキャッチアップして、来るべき新しいアートの潮流を探ってみたいと思います。

今回は、ファッションを作品に採り入れたアフリカ出身のアーティストたちをご紹介。

被写体のエネルギーを引き出すハッサン・ハジャジ


ロンドン在住のハッサン・ハジャジ(Hassan Hajjaj)は、ファッションデザイナー、フォトグラファー、現代美術アーティスト、フィルムメーカーという多彩なタレントを持つモロッコ出身の人物。13歳の時にイギリスに移住し様々な職を転々とした後、1984年にロンドンでストリートウェア・ブランド「R.A.P」を起ち上げます。

今日は「国際博物館の日」:アートをおしきせ 20180518

ARTLOGUE 編集部2018/05/18(金) - 22:46 に投稿
英語の「museum」の由来として知られる「ムセイオン(museion)」は古代ギリシアで誕生した文化施設。特権階級の子弟や学者たちが学び、研究を行なう場でした。


5月18日は国際博物館の日です。この記念日は、世界中の博物館、博物館専門家から成る国際的な組織「国際博物館会議(ICOM)」によって、1977年に制定されました。年毎にテーマが設定されていますが、今年は「Hyperconnected museums : New approaches, new publics(新次元の博物館のつながり-新たなアプローチ、新たな出会い-)」だそうです(2019年にはICOMの大会が日本で初めて京都で開かれるとのこと!)。博物館に行くのが好きな人でさえ、「博物館とは何ぞや」とは普段なかなか考えないと思うので、博物館の役割、あり方について思いを巡らすのに丁度よい機会かもしれません。そもそも博物館と一口にいってもその範疇に美術館や、科学館、植物園や動物園、水族館といった幅広い文化施設が含まれことています。