金継師・黒田雪子さんに聞く「暮らしの美学」
金継ぎがほとんど世の中で知られていない頃に、グラフィックデザイナーから金継師へと転身をはかった黒田雪子さん。ふだんの暮らしにも、繊細な感受性にもとづく独特の美学を感じます。黒田さんの金継ぎのお仕事と暮らし方について紹介したいとおもいます。
なおす、みなおす。
黒田雪子さんのウェブサイト「なおす、みなおす。」から、器の直しについて―。
私は昔ながらのやり方で、温度や湿度を待ちながら
時間をかけて直すことにしています。
「待つ」ことに大切なものが潜んでいると感じるからです。ひとつひとつの器が違うことに加え
できた傷もひとつひとつ違います。
手に取り、よく見て、それぞれの個性を見つけ、
従来の伝統を踏まえつつも、
その景色に、今の時代の息をも吹き込めたらと思います。
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