新居関所史料館
館のご紹介
新居関所(今切関所)は慶長5年(1600)徳川家康により創設されました。幕府は江戸を守るため全国に53ヶ所の関所を設け、「入鉄砲と出女」に対し厳しく取り締まりをしました。特に新居関所は約100年間、幕府直轄として最高の警備体制が敷かれていました。鉄砲など武器の通行ではもちろんのこと、当関所に限っては江戸へ向かう女性(「入り女」)にも「手形」が必要で、不備が見つかれば通ることはできませんでした。
当関所は江戸時代中期に、自然災害で2度の移転を強いられました。現在に残る建物(「面番所」)は、嘉永7年(1854)の地震でそれまでの建物が倒壊したあと、安政5年(1858)までに再建されたものです。明治2年(1869)に関所は廃止されましたが、明治~昭和にかけて学校や町役場として使われ、当時の建物が日本で唯一そのまま残る関所としての歴史的価値が高く評価され、大正10年(1921)国の「史蹟」に、昭和30年(1955)には改めて国から「特別史跡」に指定されました。
開館時間
9:00~17:00(入館は16:30まで)
料金
高校生以上310円/小中学生100円/未就学児無料
※団体料金あり、20名以上で適用
休館日
月曜日休館(祝日の場合は振替なしで開館)、年末年始(12/26~1/2)
※8月は無休
アクセス
・JR東海道線 新居町駅南口から西へ徒歩8分
・東名高速道路 三ケ日IC・浜松西ICから30分