青木尊大物産展  ~青木さんとわたしの関係~

ARTLOGUE 編集部2017/11/13(月) - 08:32 に投稿
「青木尊大物産展」チラシ画像

 

力強く印象的に描かれた目、ボールペンや鉛筆でゴリゴリと刻まれた線と形、そして画面にあふれるユーモア。作者の名は、青木尊。小学生の頃から絵を描きはじめ、入所した施設あさかあすなろ荘で創作活動を行い、施設を出た今でも自宅で制作を続けています。実は青木さんは、ここ「はじまりの美術館」が生まれるきっかけとなった作家のひとりでもあります。
本展は、青木尊の作品と、青木尊の関係者の「ことば」で構成された展覧会です。この展覧会であなたは、青木尊と出会い、青木尊を知らないからこそ様々なことを想像するはずです。その印象をぜひ「ことば」として残してください。あなたにも、この展覧会の「関係者」になってほしいのです。
展覧会を見終わったあと、あなたはきっと「青木さん」に会いたくなる......はず ?!

 

アリン・ルンジャーン「モンクット」

ARTLOGUE 編集部2017/11/13(月) - 06:59 に投稿
アリン・ルンジャーン《モンクット》2015(部分) 映像からのスチル

 

タイの王冠に隠された 知られざる歴史を紐解く

 

タイの歴史を出発点とする作品で知られる現代美術家、アリン・ルンジャーン(Arin Rungjang)の日本初の個展を開催します。

ルンジャーンは1975 年バンコク生まれ、同市を拠点にアジアと欧米を中心に活動。2013 年のヴェネツィア・ビエンナーレにタイ代表作家として《Golden Teardrop》(2013)を出品。2015 年春には「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」参加作家として京都市美術館で《Golden Teardrop》と一部京都で撮影した新作《骨、本、光、蛍》(2015)を展示。2017 年はドクメンタ14(ギリシャ・アテネ/ドイツ・カッセル)への招聘を筆頭に、シンガポールやスイス・ジュネーブでの個展の開催、東京の大規模グループ展への出品など、世界の第一線で活躍しています。

アンドレアス・スロミンスキー「GOOOD LUCK」

ARTLOGUE 編集部2017/11/10(金) - 03:08 に投稿
《The Horse Shoe》
2017, plastic, rivets, 215 x 138 x 26 cm
© Andreas Slominski
Courtesy of WAKO WORKS OF ART
Installation view at Museum Jorn, Silkeborg
Photo: Robert Schlossnickel

 

 

ワコウ・ワークス・オブ・アートではこの度2017年11月1日(水)から、ドイツのアーティスト、アンドレアス・スロミンスキーの個展を開催いたします。当画廊で4度目となる本個展は「GOOOD LUCK」展と題し、アジア初公開となる全11点の作品を展示いたします。スロミンスキーは1959年に西ドイツのメッペンに生まれ、ベルリンとハンブルクを拠点に1980年代から彫刻作品やパフォーマンスの制作を続けています。ドイツ、フランス、イタリアなど、ヨーロッパを中心にこれまで数多くの主要な現代美術館で個展が開催されてきました。

ディエゴ・リベラの時代 メキシコの夢とともに

ARTLOGUE 編集部2017/11/10(金) - 00:24 に投稿
ディエゴ・リベラ《裸婦とひまわり》1946 年/ベラクルス州立美術館蔵/Museo de Arte del Estado de Veracruz/© 2017 Banco de México Diego Rivera Frida Kahlo Museums Trust, Mexico,D.F./Reproduction Authorized by INSTITUTO NACIONAL DE BELLAS ARTES Y LITERATURA 2017.

 

メキシコの美術は革命後の1920‐30年代に独自の展開を遂げて隆盛を極め、世界の注目を集めました。その歴史を語る上で欠かせない画家が、ディエゴ・リベラ(1886-1957)です。画才に恵まれたリベラは10歳の頃から美術学校に通い始め、1907年にヨーロッパに留学すると、キュビスムなどの最先端の画風を試み、ピカソとも交流しました。

1921年に帰国すると、メキシコの社会の動きに眼を向け、公共空間に絵画を描く「メキシコ壁画運動」に積極的に携わります。また、メキシコ固有の題材を採り入れた風俗画や肖像画においても、優れた作品を数多く残しました。

北斎とジャポニスム HOKUSAIが西洋に与えた衝撃

ARTLOGUE 編集部2017/11/10(金) - 00:21 に投稿

日本発、世界初。

西洋と北斎の名作、夢の共演。

 

19世紀後半、日本の美術は西洋の人々を魅了し、"ジャポニスム"という現象が生まれました。なかでも注目された存在が、天才浮世絵師・葛飾北斎(1760-1849)。その影響は、印象派の画家をはじめとして欧米の全域にわたり、また絵画だけでなく彫刻や装飾工芸などあらゆる分野に及びました。北斎は、西洋美術の近代の扉を開ける原動力となったのです。

本展は、西洋近代芸術の展開を"北斎とジャポニスム"という観点から編み直す、世界初の展覧会です。国内外の美術館や個人コレクターが所蔵するモネ、ドガ、セザンヌ、ゴーガンをはじめ西洋芸術の名作約220点と、北斎の錦絵約40点、版本約70冊の計約110点(会期中展示替えあり)による"東西・夢の共演"で、北斎が西洋に与えた衝撃をご覧いただきます。