宇川直宏

平安京の音風景がよみがえる!「NAQUYO-平安京の幻視宇宙-」プロジェクトキックオフイベント開催

ARTLOGUE 編集部2020/10/19(月) - 13:45 に投稿

10月22日(木)「NAQUYO-平安京の幻視宇宙-」のオンラインキックオフイベントが開催!

平安遷都の日である10月22日、京都で「NAQUYO-平安京の幻視宇宙-」プロジェクトが始動します。

「アート×サイエンス・テクノロジー」をテーマに開催するフェステイバル「KYOTO STEAM-世界文化交流祭-2022」と最先端のテクノロジーを用いた音楽とデジタルアートの祭典「MUTEK」を主催する”MUTEK.JP”が連携して展開する本プロジェクトでは、最先端音楽技術と、京都の地で培われた文化研究の融合による「平安京サウンドスケープ(音風景)」の創造に挑戦します。

その第一歩を飾るキックオフイベントは<トーク> と<ライブ>の二部構成。

<トーク>「平安京の幻視宇宙とは何か?」では、国内外多数の公演経験を持つアンビエント音楽の旗手・長屋和哉氏、サウンドスケープ研究の先駆者・音楽学者の中川真氏、SUPER DOMMUNE主宰の宇川直宏氏を迎えて、平安時代のサウンドスケープを当時の文献などを参考に掘り起こし、平安京の都市思想がもつ現代的な意味について考察し、プロジェクトが目指すものを明らかにします。

岡本太郎の《マスク》やフランソワ・バシェの《勝原フォーン》など約5000点以上の展示作品や資料を楽しめる「大阪万博50周年記念展覧会」が、天王洲エリア一帯にて開催!

遠藤 友香2020/02/18(火) - 14:15 に投稿

1970年、アジアで初めて開催された日本万国博覧会(大阪万博)は、今年50周年を迎えます。77カの国と地域が参加し、国内外から6400万人を超える来場者が訪れ、世界中の人々が交歓する広場となった会場は、その後、太陽の塔などのレガシーを残しつつ、緑に包まれた記念公園として整備され多くの人に愛されています。

大阪万博


そんな大阪万博を記念した展覧会「大阪万博50周年記念展覧会 Expo 70ʼ 50th Anniversary Exhibition」が、2月15日(土)から24日(月)まで、T-ART HALLや天王洲オーシャンスクエア、寺田倉庫といった天王洲エリア一帯と渋谷パルコにて開催中です。

「災害」と「祝祭」をテーマに、2021年以降の日本を考える「TOKYO 2021美術展『un/real engine --慰霊のエンジニアリング』」

遠藤 友香2019/09/18(水) - 16:20 に投稿

各分野で活躍するクリエイター達が、東京という都市の過去を新しい視点で検証し、未来の発見をしていくアートイベント「TOKYO 2021」。

本企画は東京・京橋にある戸田建設本社ビルの解体直前の空間を利用し、従来のオフィス街では難しかったダイナミックな展開を、TOKYO 2021実行委員会(総合ディレクター 藤元明氏/企画アドバイザー 永山祐子氏)が、戸田建設の主催の元に実現したもの。

2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックは、メディアによって演出された日本が国内外に発信される場ともいえます。その表層化された日本像と価値観に対し、「TOKYO 2021」では、「建築展」と「美術展」を通じて、「2021年以降を考える」ことに向き合います。

瀬戸内国際芸術祭 2019

ARTLOGUE 編集部2019/03/03(日) - 22:41 に投稿

テーマ:海の復権 

「島のおじいさんおばあさんの笑顔を見たい。」-そのためには、人が訪れる“観光”が島の人々の“感幸“でなければならず、この芸術祭が島の将来の展望につながって欲しい。このことが、当初から掲げてきた目的=『海の復権』です。 

有史以来、日本列島のコブクロであった瀬戸内海。この海を舞台に灘波津からの近畿中央文化ができたこと、源平、室町、戦国時代へとつながる資源の争奪の場であったこと、北前船の母港として列島全体を活性化したこと、朝鮮通信使による大切な大陸文化の継続した蓄積の通路であったことは、その豊かさを物語るものでした。しかしこの静かで豊かな交流の海は近代以降、政治的には隔離され、分断され、工業開発や海砂利採取等による海のやせ細りなど地球環境上の衰退をも余儀なくされました。そして世界のグローバル化・効率化・均質化の流れが島の固有性を少しずつなくしていく中で、島々の人口は減少し、高齢化が進み、地域の活力を低下させてきたのです。 

私たちは、美しい自然と人間が交錯し交響してきた瀬戸内の島々に活力を取り戻し、瀬戸内海が地球上のすべての地域の『希望の海』となることを目指し、瀬戸内国際芸術祭を開催しています。