モリムラ@ミュージアム

森村泰昌が”M”に扮する!「Mの肖像 第2期 作品を解く鍵はエムだ」

徳中 千恵2019/12/09(月) - 23:36 に投稿

美術家・森村泰昌氏の作品にはマリリン・モンロー、モナ・リザ、三島由紀夫など”M”で始まる人物がしばしばモチーフとして登場します。そんな”M”にまつわる作品の系譜を辿る展覧会がmorimura@museumで開催中です。

マイケル・ジャクソン、マドンナ、偉大なポップスターである二人の偉大な”M”のイメージを再構築させた《サイコボーグ》シリーズも多数展示されすが、こちらはなんと25年ぶりの公開!

展覧会会期中には、森村氏の新書『自画像のゆくえ』の読書会が開催され、森村氏とこちらの本について自由にお話する機会が設けられるとのこと。その他森村作品の制作に携わったスタッフによるギャラリーガイド等、多数のイベントが企画されており、森村ファンには見逃せないイベントが目白押しです。

森村作品の様々な”M”を是非ご堪能ください!

 

【展覧会情報】

「Mの肖像 第2期 作品を解く鍵はエムだ」

会 期:
第1期 10月4日(金)~ 12月22日(日)
第2期 2020年1月10日(金)~5月10日(日)

M@M開館記念展<br>君は『菫色のモナムール、其の他』を見たか?<br>—森村泰昌のもうひとつの1980年代—

ARTLOGUE 編集部2018/11/09(金) - 21:10 に投稿

森村泰昌が本格的に作品を発表し始めたのは、1980年代半ばのことでした。

本展では、初めてのセルフポートレイト作品による個展「菫色のモナムール、其の他」(1986年、ギャラリー白)の展示の再現にくわえ、モノクロの風景写真や、交通標識に扮した自画像、ボッティチェリの《ヴィーナスの誕生》に倣った《男の誕生》など、滅多に見ることができない作家秘蔵の80年代作品約30点をご覧いただきます。

モリムラの初期作品の面白さが概観できるとともに、1980年代の日本の現代美術の知られざる動向を知る重要な手がかりになることでしょう。

■M@Mって何ですか?
エム・アット・エムと呼んでください。
美術家・森村泰昌の作品がいつでも見られる、スペシャルな美術館です。
フロア面積は400㎡。ふたつの展示室とライブラリー、サロン、ミニシアター、ショップがあり、それぞれの部屋にはモリムラによって名前がつけられています。