現代美術

ミュージアムとの創造的対話02 空間/経験 そこで何が起こっているのか?

ARTLOGUE 編集部2018/11/21(水) - 10:53 に投稿

烏取県立博物館は、1972年の開館以来今日まで、調査研究に基づく資料の収集や展覧会及び教育普及プログラムを通して、文化芸術を保存し、次世代へ継承していくための活動を行ってきました。これをさらに広げ、これからのミュージアムの可能性を開く試みとして、2017年よりシリーズ展「ミュージアムとの創造的対話」を開始しました。本シリーズでは、ミュージアムを巡る問いを契機に、国内外の優れたアーティストによる実験的で多彩な表現を展示室の内外に展開させることで、思考を促し、人やモノ、場との対話を重ねながら、その現代的な意味を探っていきたいと思います。 

第2回日の今回は、ミュージアムの重要な要素/機能のひとつである「空間」とそこでの「経験」のあり方に着目し、作品と鑑賞者 との間の関係性の問い直しを図ります。あらゆるミュージアムには展示室という空間が備えられ、そこで催される展覧会では来場者それぞれが作品と対峙し、吟味し、意味や文脈を読み取り、自分の経験を動員して様々に想いを巡らす―「鑑賞」が行われます。このような行為は、日常生活においてはほとんどなされない独特の経験であり、それゆえミュー ジアム が特別な場所であることを物語っ ています。こうしたミュージアム空間における経験のあり方は、美術における表現の多様化によって著しく変化してきました。 

アラワシの詠(うた)

匿名 (未認証ユーザー)2018/11/21(水) - 10:04 に投稿

本展は、詩人吉増剛造の多様な創作スタイルと、企画展「涯テノ詩聲    詩人吉増剛造」に着想を得て構想しています。

「詩人」と聞くと、どのようなイメージを持つでしょう。

文字を推敲して詩作をしたり、できた詩を朗読する人、でしょうか。従来の詩のイメージで吉増を見ると、活動の多様さと幅の広さに驚かされます。「全身詩人」とも評されるその多様な仕事は総じて「詩」であり、他にない存在感を放っています。いつのまにか「詩人」や「詩」というものの持つイメージは崩れ、なにかを表現することに「決まったかたちはない」ということに気付かされます。

では「詩」が詠まれるとき、そこではなにが起きているのでしょう。

隠されていた大切な「なにか」が顕わにされ、もしくは未知の価値がたち現わされているような、そんな感覚を覚えます。そしてそれらは愛おしまれるようにして、ここに詠い留められ、もしくは解き放たれ、私たちに届けられているようです。

本展では、吉増をはじめ、様々な手法でなにかをアラワし、詠うように留める7組の作家を紹介します。それぞれの「なにか」を味わいつつ、表現というものの多様さと、その力を感じていただければ幸いです。


[出展作家]

副島美樹 / The Passenger’s Present

ARTLOGUE 編集部2018/11/20(火) - 17:18 に投稿

この度POSTでは、ロンドンを拠点とするアーティスト・副島美樹の2作目となる作品集「The Passenger’s Present」の刊行を記念して展覧会を開催します。また同じくPOSTにて、本書の版元であるFw: Booksの創立10周年を記念した出版社特集も開催中です。
 

〈写真集概要〉

タイトル:The Passenger’s Present 著者:副島美樹
デザイン:ハンス・グレメン定価:5,800円(税別)
判型:128ページ/ソフトカバー/ 280 x 200mm テキスト:英語
発行日:2018年ISBN:978-94-90119-67-6
出版社:Fw: Books
 

MAISON D'ART GINZA AWARD Vol.1<br> 第1期メゾンダール・ギンザアワード選抜12人展

ARTLOGUE 編集部2018/11/20(火) - 16:41 に投稿

この度、ギャラリーメゾンダール本店大阪にて、「MAISON D'ART GINZA AWARD Vol.1 第1期 メゾンダール・ギンザアワード選抜12人展」が開催されます。関西のアーティストの新しい才能を東京で紹介しているギャラリーメゾンダールが主催する、「ギンザアワード第1期」の受賞者12名の作品が、大阪本店にて、一堂に会します。記念すべき企画展に是非足をお運びください。

〈アーティスト〉
入選
愛菜/植草美里/北窓優太/Suisui/大東真也/松野和貴/ユゲアヤカ

準入選
アディス/岡本博紀/高畑愛花/FILM321/水田州一
 

桑山忠明

ARTLOGUE 編集部2018/11/20(火) - 16:17 に投稿

タカ・イシイギャラリーにて、ニューヨークを拠点に活動する桑山忠明の個展が開催されます。

観念、思想、哲学、理性、意味、作家の人間性さえも、私の作品には一切入り込まない、そこにはただ芸術  そのものがあり、それにつきるのである。

桑山忠明『Art in America』1964年8月号(vol. 52, no.4)p100


1958年に活動拠点をニューヨークへ移して以来、一貫して還元主義的な作品を制作している桑山は、61年にグリーン画廊(ニューヨーク)で個展を開催するなど、60年代のアメリカにおけるミニマル・アートの先駆者のひとりとして広く知られる作家です。しかしながら、その世界的なミニマリスト作家としての評価は、桑山の芸術を「カラーフィールド・ペインティング」や「モノクローム絵画」に分類することで、既存の評価基準と照らし合わせているに過ぎません。既成概念を捨て去り、実験的な精神のもと作品の素材に関する探求を重ねることで、桑山は未だ誰も到達していない美を追求し続けています。

写真展「hemoglobin」

ARTLOGUE 編集部2018/11/20(火) - 15:41 に投稿

「限りなくリアルに寄り添ったアンチリアリティ」を追求する写真家・小見山峻が、自身初となる写真集「hemoglobin」を刊行します。自らのルーツに深く関わる「鉄」にフォーカスした写真を112頁に渡り収録。写真家としての意志を表明するコンセプチュアルな写真集となっています。刊行に際して「COMPLEX BOOST」にて同名の写真展が開催され、写真集は限定500部、展示会場にて先行発売予定です。2018年に開催された「JW Anderson」のアワード「YOUR PICTURE / OUR FUTURE」入選作品も収録されています。

「hemoglobin」
仕様:112P/B5変形/限定500部
価格:¥4500+TAX
*展示期間中に限り、限定数を学割で販売(学生証をご提示ください)

Michaël Borremans | Mark Manders

ARTLOGUE 編集部2018/11/14(水) - 18:44 に投稿

ギャラリー小柳にて、11 月 2 日(金)から 1月24日(木)の会期で、ミヒャエル・ボレマンスとマーク・マンダースによる展覧会「Michaël Borremans | Mark Manders」が開催中です。ギャラリー小柳での展覧会は、ボレマンスが2014年の個展以来4年ぶり3回目、マンダースは2015年の個展以来3年ぶり2回目の展示となります。

ミヒャエル・ボレマンスは1963年、ベルギー中西部ヘラールツベルヘン生まれ、現在はゲントで制作活動を行っています。それまでの写真による表現から本格的に絵画に転向した1990年代半ばから国際的な評価が高まり、ベルリン・ビエンナーレ(2006年)、横浜トリエンナーレ(2011年)、シドニー・ビエンナーレ(2018年)など主要な国際美術展に招聘されています。2014年には原美術館でアジア初の美術館での個展を開催、同時期にブリュッセルで始まった大規模な回顧展がテルアビブ、ダラスへと巡回しました。

松江泰治 | Taiji Matsue 「gazetteer」

ARTLOGUE 編集部2018/11/14(水) - 18:06 に投稿

TARO NASUでは11月24日より、松江泰治の代表的シリーズである「gazetteer(ギャゼティア)」をとりあげる「gazetteer」を開催いたします。

モノクロの風景写真としてしられる「gazetteer(ギャゼティア)」ですが、松江は本シリーズを制作開始した当時からすでにカラーフィルムでの撮影も同時に行っていました。同じ被写体をモノクロ、カラーの両方の手法で撮影しながら、モノクロのみを現像し発表した理由として松江は、当時のカラー写真は自分が望むクオリティを実現できなかったから、と語っています。写真はテクノロジーであり情報であると公言し続けてきた松江にとって、カラー写真をめぐる技術的進化は表現領域の拡大と同義でした。2005年に初のカラー作品および作品集「JP-22」を発表、現在では制作の比重はカラー写真のほうがより多く占めるといいます。

SHIMURAbros「Film Without Film 映画なしの映画」展

ARTLOGUE 編集部2018/11/13(火) - 20:20 に投稿

ポーラ美術館(神奈川県・箱根町)では、2018年12月8日(土)から2019年3月17日(日)まで、現代美術展示スペース「アトリウムギャラリー」におけるHIRAKU Project第7回目の展示として、SHIMURAbros「Film Without Film 映画なしの映画」展を開催します。

SHIMURAbrosは、姉のユカと弟のケンタロウによるアーティスト・ユニットです。映画作家からアーティストへの転身を果たした彼らは、ベルリンを拠点に、映像を中心とする数々のインスタレーションを発表してきました。その作品は「光」や「時間」、そして「物語」といった「映画」を構成するテーマに基づき、鏡や光学ガラスといった様々な素材や、3DプリンターやX線CTスキャンといった技術を用いて制作されています。これらの最新のデジタル映像技術を駆使したSHIMURAbrosの作品は、いずれも「見る」ことを問い、現代の私たちの認識に揺さぶりをかけるものです。

森山大道個展「RADIATION (color)」

ARTLOGUE 編集部2018/11/13(火) - 20:02 に投稿

現在Akio Nagasawa Gallery Ginzaにて、森山大道個展「RADIATION (color)」が開催中です。

本展では、1970年代〜80年代に撮影されたカラー写真を、新たにライトボックスとして作品化し展覧します。ライトボックスは、当時のポジフィルムから森山自身が写真を選定し、本展のために制作されました。是非この機会にご覧ください。

また、本展に併せ、シルクスクリーン刷表紙の手製本第三弾となる写真集「Lips! Lips! Lips!」を、350部限定(サイン&ナンバー入り)にて刊行されます。

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開催概要
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会 期:2018年11月2日(金)~ 2019年3月3日(日)
会 場:Akio Nagasawa Gallery Ginza
時 間:11:00〜19:00
休 廊:月曜、火曜、祝日、年末年始