顧 剣亨

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2019

ARTLOGUE 編集部2019/03/11(月) - 16:09 に投稿

第7回目の開催となる2019年、テーマは「VIBE」

「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2019」では、国内外にて第一線で活躍するアーティストが、京都市内の趣きあふれる建造物で新作や撮りおろしを発表します。

また、国内外から写真・アート関係者が多く来京するこの時期にあわせ、サテライトイベントとして、市内各所のギャラリー、カフェ、教育施設など約 60 カ所が同時多発的に開催する写真展、「KG+(ケージープラス)」も開催。最優秀出展者に与えられる KG + AWARD は、若手写真家の登竜門となるべく海外からも注目される賞となりつつあり、次年度の KYOTOGRAPHIE への参加など、次代を担うアーティストへの継続的な支援が実施されています。

〈出品作家〉
イズマイル・バリー,ヴェロニカ・ゲンシツカ ,金氏徹平,顧 剣亨(「KG+ Award 2018」グランプリ)他
 

顧 剣亨 個展「霧霾 Wu-Mai」

ARTLOGUE 編集部2018/06/20(水) - 11:05 に投稿

顧 剣亨(GU-Kenryou)は京都で生まれ上海で育ちました、京都造形芸術大学現代美術・写真コースで学び大学在学中にフランスアルルの国立高等学校へ留学、現在東京を拠点に活動しています。

4年前から始めた今作品のシリーズ「霧霾(Wu-Mai)」は中国語で黄砂現象を表す言葉でしたが現在はスモッグやPM2.5と同様の意味を持つようになりました。真っ白く霧がかった彼の写真作品は、中国伝統の山水画の様に見えますが実際は大気汚染によって霞がかっており、霧霾の中で何気なく続けられている人々の生活が見えてきます。
時間の流れと共に人々の霧霾への関心の薄れ、当たり前のようになってしまった人々の生活の中から彼の作品は健康にまで害を及ぼす大気汚染を美しい形で切り取り現代の山水画として視覚化し忠実に写しだします。

2018年のKG+アワード(KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭サテライトイベント)ではグランプリにも選ばれ今後益々の活躍が期待される顧 剣亨の個展、是非この機会にご高覧頂ければ幸いに存じます。