宮本隆司 いまだ見えざるところ
宮本隆司は、建築空間を題材にした都市の変容、崩壊の光景を独自の視点で撮影した〈建築の黙示録〉〈九龍城砦〉作品によって広く知られる存在となりました。近年は、両親の故郷である奄美群島・徳之島でアートプロジェクトを企画、運営するなど、その活動は新たな展開を見せています。本展覧会では初期の作品から、アジアの辺境や都市を旅して撮影した写真や、徳之島で取り組んだピンホール作品を展示します。確かにそこで見たはずなのに、どこまで見えているのかわからない、そんな、いまだ見えざる人とその場所について宮本隆司が展観いたします。