横尾忠則現代美術館

博物館・美術館 68施設! 無料開放! 兵庫県政150周年記念事業 7月12日(木)~7月16日

ARTLOGUE 編集部2018/07/11(水) - 19:01 に投稿
7月12日(木)~7月16日(月・祝)の期間、兵庫県立美術館、横尾忠則現代美術館、香雪美術館、姫路市立美術館など、兵庫県内の68の博物館・美術館が無料開放されます。 施設により、無料観覧できる内容・期間などは異なるので、お出かけ前には必ず、チラシやサイトを確認ください。

兵庫県政150周年記念事業 横尾忠則 画家の肖像

ARTLOGUE 編集部2018/05/30(水) - 15:18 に投稿
ポスターデザイン:横尾忠則

 

1965年の自主制作ポスター《TADANORI YOKOO》以来、横尾忠則は作品にたびたび自身の姿を登場させています。1960年代後半から若者文化を牽引し、作品のみならず作家自身のイメージまでもがメディアによって拡散されてきた横尾にとって、主観と客観が混在する自身の肖像は特別なテーマであったといえます。また、グラフィックデザイナーから画家へ転身する1980年初頭には、確立したデザイン手法を封印し、絵画の中に自分らしさを求めて、多種多様な自画像を描き始めます。

本展の第一部では、移り変わる関心のままに主題や様式を変化させてきた横尾の根底にある自己探求のプロセスを、自画像というテーマから探ります。虚像としての横尾忠則像を自ら複製する1960年代後半から70年代、試行錯誤を繰り返し、様々な手法で自身の姿をモチーフとして取り入れる1980年代、少年期の記憶から自身を見つめる1990年代、日常の延長をスナップ写真のように描きとめる近作など、自画像の変遷は、描くこと、生きることに対する横尾の意識の変化でもあります。

兵庫県政150周年記念事業 開館5周年記念展 横尾忠則の冥土旅行

ARTLOGUE 編集部2018/02/25(日) - 23:51 に投稿
 ポスター(デザイン:横尾忠則)

 

展覧会について

 

「人は死んだらどこへ行くのか?」とは、いずれ死にゆく私たちが抱かずにはいられない謎に満ちた疑問です。「死」を自らの重要なテーマと位置づけ、様々な死のイメージを作品に投影してきた横尾忠則が、グラフィックデザイナー時代から現在にいたるまで一貫して関心を持ち続けたのも「死後の世界」のあり方でした。