葛飾北斎

親と子のギャラリー トーハク×びじゅチューン! なりきり日本美術館

ARTLOGUE 編集部2018/07/22(日) - 15:49 に投稿

井上涼氏のコメント

なりきると、びじゅつはどんどん楽しくなる

 

東京国立博物館は、2018年夏のファミリー向け企画・親と子のギャラリーとして「びじゅチューン!」とのコラボレーションによる参加・体験型展示を行います。
「びじゅチューン!」は、アーティストの井上涼が作詞・作曲・歌・アニメーションを手がけるNHK Eテレの番組。豊かで自由な想像力で美術の楽しみを広げ、多くの子どもたちから支持を得ています。

サンタフェ リー・ダークスコレクション 浮世絵最強列伝 ~江戸の名品勢ぞろい~

ARTLOGUE 編集部2018/05/09(水) - 18:47 に投稿
喜多川歌麿 『歌撰恋之部 物思恋』 大判錦絵 寛政5~6年(1793~1794)頃 
リー・ダークスコレクション ⓒ Lee E. Dirks Collection

 

リー・ダークス氏(米国、1935年生まれ)の浮世絵コレクションをまとめてご紹介する、はじめての展覧会です。米国の大手新聞社で記者として活躍し、その後は同業界で企業経営に携わってきたダークス氏。20代の頃、米空軍士官として日本に駐留したことをきっかけに日本美術に関心を持ち、後に、とりわけ感銘を受けたという浮世絵版画の収集をはじめます。
情熱と愛情を注いで育て上げられたリー・ダークスコレクションは、誰もが知る名品あり、浮世絵ファンを唸らせる珍しい名品あり、まさに“最強”のメンバー揃いです。またその中には、摺った当初の美しい色彩を残した作品も多く含まれ、優れたコレクションと評価されています。コレクションが網羅する、浮世絵版画の初期から幕末までの代表的な絵師による作品で、見ごたえたっぷりの浮世絵の世界をお楽しみください。

 

特別展「江戸の戯画 ―鳥羽絵から北斎・国芳・暁斎まで」

ARTLOGUE 編集部2018/05/09(水) - 13:41 に投稿
歌川国芳「きん魚づくし ぼんぼん」 個人蔵(通期展示)

 

太平の世が続いた江戸時代には、多くの戯画(ぎが)が描かれました。一口に戯画といっても多種多様なものがありますが、本展では「鳥羽絵」をキーワードに江戸時代の戯画をご紹介します。

鳥羽絵は、広く戯画や漫画を指す言葉として使われることもありますが、より限られた意味では、18世紀に大坂を中心に流行した軽妙な筆致の戯画を指します。そこに描かれる人物は、目が小さく、鼻が低く、口が大きく、極端に手足が細長いという特徴を持ち、その名は国宝「鳥獣人物戯画」の筆者と伝えられてきた鳥羽僧正覚猷(とばそうじょうかくゆう)に由来するものとされます。

鳥羽絵は、18世紀の大坂で鳥羽絵本として出版され、その人気は近代にまで及びました。また、上方に留まらず、江戸の浮世絵などにも影響を与えています。鳥羽絵を洗練させたとされる大坂の「耳鳥斎(にちょうさい)」はもちろん、鳥羽絵本の影響を受けたと考えられる江戸の「北斎(ほくさい)」や「国芳(くによし)」、そしてその流れをくむ「暁斎(きょうさい)」など、時代や地域により変化しながらも、笑いの感覚は脈々と受け継がれてきました。

Hokusai Beauty ~華やぐ江戸の女たち~

ARTLOGUE 編集部2018/02/02(金) - 07:52 に投稿

江戸美人のトレンド、ファッション、

北斎が追及し続けた究極の美人画とは?

 

北斎は 70 年に及ぶ画風の変遷の中で、特徴的な美人のスタイルを確立していきます。古くから日本美人の型 とされている、うりざね顔の<楚々 そ そ とした女性>から、次第にボリュームのある<艶やかな女性>を描くようになっ ていきました。「冨嶽三十六景」などの風景画で知られる北斎ですが、特に壮年期は、美人画家の北斎、戯作 者の京伝と当時の洒落本において並び称されるほどでした。本展では、当館所蔵の北斎とその弟子たち一門の 描いた美人画と、江戸の女性風俗を伝えるポーラ文化研究所所蔵の結髪 け っ ぱ つ模型などの資料等を合わせて、 130 点ほどの作品や資料から北斎の美人画の魅力を伝えるとともに華やかな江戸美人の世界をご紹介します。

 

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■本展の見どころ

・「北斎の美人画の変遷」 1 章 北斎美人七変化-美人様式のうつりかわり