美術館

「江戸名所図屏風」と都市の華やぎ

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:25 に投稿
古来、交通の要所であったとはいえ地方都市のひとつにすぎなかった江戸は、徳川家康(1543-1616)の移封と開府をきっかけに、目まぐるしい発展をとげてゆきました。勢いを増す都市の景気は、絵画制作のかっこうの動機となったとみえ、その活況をとらえるいくつかの絵画が今日に伝わっています。 江戸の全容を眺めわたした絵画のうち

明治150年記念Ⅰ 明治の夢二

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:25 に投稿
竹久夢二(明治17~昭和9(1884-1934)年)というと「大正ロマン」のイメージですが、明治末にはすでに若者を中心に絶大な人気を得ていました。「夢二式美人」が誕生したのも、夢二の代表作「宵待草」の原詩が発表されたのも明治時代です。 浪漫主義が花開き、自己表現への関心が高まった明治30年代。それに呼応するように登場

文豪・泉鏡花×球体関節人形 ~迷宮、神隠し、魔界の女~

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:25 に投稿
神、魔、人…鏡花文学に登場する女人たちは、正体がはっきりしないことも多く、謎の存在です。彼女たちは人形と通じ合うものがあります。人形もまた本来は無機質なものながら、命あるものの気配を漂わせる謎めいた存在です。特に「球体関節人形」は、現代の「生き人形」と言うべきリアルな人形で、「本当に生きているのかもしれない」「心がある

Emerging 2018

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:25 に投稿
トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)は2001年の開館以来、若手アーティストへの継続的な育成支援プログラムを行っています。「Emerging(旧TWS-Emerging)」は、若手アーティストを対象とした公募展「トーキョーワンダーウォール(TWW)」(2000年~2016年実施)と連携したプログラムとして、20

改組 新 第5回日展

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:25 に投稿
今年、111年を迎え、日本最大級の公募団体である日展の今年の秋の展覧会は、例年より会期を2週間短くし、11月2日(金)~11月25日(日)まで、国立新美術館にて、21日問開催いたします。 毎年、10月に全国から5部門(日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書)の公募作品が集まり、審査後、入選作と会員・無鑑査作品など約3,00

没後30年・小貫政之助 語りえぬ言葉

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:25 に投稿
小貫が世を去って30年。本展では、油彩や混合技法による作品のほか、スケッチや文芸雑誌の挿絵原画など、これまで公開されることのなかった資料を含めた約100点によって、小貫政之助の仕事の意義を再考します。画面にのこされた、小貫の‟語りえぬ言葉”に向き合いつつ、画家として生きることの奥深さを感じていただけたら幸いです。

イサム・ノグチ ― 彫刻から身体・庭へ ―

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:24 に投稿
本展では、その幅広い活動を多方面から紹介しますが、特に、ノグチが抽象彫刻の分野にあっても常に“身体”を意識し続けたことや、 そうした意識が、子供のための遊具デザインやランドスケープといった人間をとりまく環境へ向かい、ノグチ自身がいう“空間の彫刻”=庭園への情熱へと拡大していったことに着目します。 若きノグチが北京で描

ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:24 に投稿
南米大陸、ブラジル北部のアマゾン河やシングー川流域で暮らす先住民の人びと。彼らの作る一木造りの椅子は、動物のフォルムや機能的なフォルムに独特な幾何学模様が施されており、ユニークな造形作品として捉えることができます。元々、先住民にとっての椅子は、日常生活の中で使用したり、シャーマンによる儀式や結婚式等の特別な機会に用いる

第24回 秘蔵の名品 アートコレクション展 「動物たちの息吹」

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:24 に投稿
本展は、「ホテルの持つ社会性・公共性に着目し、社会に還元する文化活動」を行うホテルオークラ東京のメセナ活動の一環として1994年より独自の視点からテーマを掲げ継続しているチャリティー絵画展です。 今回は、ホテルオークラの所在地である港区「虎ノ門」の名にちなみ、虎をはじめとする動物の絵画を一堂に展示します。 『動物た

没後160年記念 歌川広重

ARTLOGUE 編集部2018/08/02(木) - 21:24 に投稿
広重が亡くなったのは安政5年(1858)9月6日。墓所である東岳寺(東京都足立区)では毎年法要も営まれています。その命日に重なるよう、没後160年記念展を開催いたします。太田記念美術館のコレクションの中でも、最も点数が多いのが広重の作品。その中から、代表作である「東海道五拾三次之内」や「名所江戸百景」を含め、選りすぐり